旅の二日目は
リク坊んちで目覚め、
パパ・ママよりも先に目覚めた
リク坊が、ジイジの寝室に
いち早くやってきた。
そして、お膝におっちんして
スマホの動画を見ては
二人で笑い転げていた。
日曜のブランチは
ミスドにドーナツを買いに出て、
ついでに、嵐山から来たオバーブを
駅まで迎えに行った。
家族5人が揃ったところで、
淡路島へと出発した。
…
大阪湾にあるものだから、
大阪市内から海に向かって行くものと
勘違いしていて、
実際は、高速で神戸の先の
明石から海峡大橋を渡るんだと
初めて知った。
関西に11年も在住してたのに、
淡路島へは初めてであった。
元同僚で同世代のトントンが
洲本在住で、数年前まで
年賀状のやりとりをしていた。
彼の新婚の時に
お祝いのフレンチ食事会を
催したことがあった。
阪神・淡路大震災では
幸いにして無事だったことを
喜んだものである。
…
建築家の安藤忠雄が
グランドデザインしたという
淡路夢舞台という高台にある
斬新な建築の展望施設を訪れた。
眼下に大阪湾が一望でき、
水平線が湾曲してるくらいに
視界か開けていて、
大自然とモダン・アーキテクチャとが
雄大なコラボレーションを見せていた。
リク坊は、
オバーブと一緒に
ビッグアートの一部制作に与り、
完成後は、HPに載るとの事だった。
…
180度海の眺望が拡がる
『シーガイア』でBBQをして、
のんびり魚介類の炭火焼きを楽しんだ。
それは、贅沢で、
幸福なひと時であった……。
家族の誰もが、
きちんと働き、社会にも貢献し、
後ろ指を指されるような
不正実な生き方を
してこなかったからこそ、
許され、与えられた、
時間なのだろう。
リク坊は
自分でワッフル焼き機で
焼き立てを創り上げ、
チョコソースやカラフルな
スプレッドを散らして
キレイなデザートをこしらえていた。
ジイジには、
スクーパーでコーンに
グレープアイスを盛らせて
美味しそうにペロペロしていた。
…
帰路、パワースポットとして有名な
伊弉諾(イザナギ)神宮に寄り、
家内安全と子孫繁栄のご祈念を
リク坊と共にさせて頂いた。
可愛い手でパチパチと
一拝・二拍手・一拝を
きちんと出来たので
ジジ馬鹿ながら
賢い子だ…と、感心した。
願わくば、
幼い日に、ジイジと
参拝に来たなぁ…と、
記憶の片隅にでも覚えておいて
欲しいものだが……
詮無いことながら寂しく思う。
…
夕日がちょうど沈む頃、
海峡大橋に差しかかり、
それは、絵に描いたような
完璧な日没の情景であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます