16年前に、自分が命名した
FSCA(福島県スクールカウンセラー協議会)の
第34回が福大で行われたので、
37.7度の猛暑のなか
勉強に出かけてきた。
学部と院の
4年間を過ごした学び舎を
久しぶりに歩いていたら、
懐かしい想い出がいくつか
甦ってきた。
すれ違った見知らぬ女子学生に
会釈されたので、
どうやら先生と間違われたようだ。
そういえば、
医大で研究会を終えて
帰るときも、いつも守衛さんに
「お疲れ様です」
と挨拶されていたので、
よほど先生面しているのかもしれない。
16年間、FSCA(フスカ)の会長をされて
事務局も担当されていた中野先生が
今年度で退官され、
郷里の大分に戻られると聞いて、
先生のご著書にサインを頂いてきた。
思えば、20年前の
社会人院生の頃、
サイコセラピー研究会で
初めて先生にお目にかかったとき、
そのコメントの切れのよさから
(なんて頭のいい先生なんだろう)
とずっとリスペクトしてきた。
それもそのはずで、
東大の院を出られた保健学博士で、
精神分析学が専門の先生だった。
それでも、お人柄は
いたって気さくで、
誰にでもフランクリーに
お声がけをして下さる。
昨日も、ご無沙汰して恐縮していると
「佐々木さん。久しぶりですね」
と先生の方からご挨拶くださった。
すぐにご著書を取り出して、
「セブンイレブンで
サインペンを買ってきたんです」
と言うと
「僕の本は売ってなかったでしょ」
とすぐに
洒落で切り返してこられた。
さすがだなぁ・・・と、
その聡明ぶりには
かなわないと改めて
思わされた。
福大から、また
スター教授がいなくなるのは
寂しい限りである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます