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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

追悼コンサート

2025-04-12 06:46:26 | ギター

いよいよ、今日は
リサイタル当日である。

体調は、まずまずだが、
指と体は疲弊と痛みで
限界に達している。

 



あとは、本番で
アドレナリンが出て
その疲れも痛みも忘れ
魂を燃焼させるだけである。

此度は、これ迄とは違い、
亡母の追悼コンサートでもある。

ソロ曲では
手垢の付いた十八番ばかりで、
代わり映えしないが…
その代わり、生涯一の演奏を
目指したい。

噺家も、同じネタを
生涯に何十回もやるが、
出来、不出来がある…と、
人間国宝の米朝師匠の
ドキュメントで視たことがある。

今回の不安のタネは、
『アルハンブラ』で、
右手の変形性関節炎で
強張りがあって
トレモロが均等に、流暢に
弾けなくなってきた。

ストレッチをしても
マッサージをしても
右腕から甲にかけての
強張りが緩まず、
力のコントロールが巧く出来ない。

既に、その時点で、
ギタリスト生命は
尽きているのかもしれないが…
未練がましく、しがみついている。

常に、最高の演奏を目指す
志しは変わらないが、
晩年の米朝師匠のように、
衰えには抗えず
納得のいかない不出来さを
噛みしめて降壇する
という事も覚悟せねば…である。

惨めさを味わう……
というのも、
人生の深い味わいの一つなのかもしれない。

 おしなべて
  味わい深き人の生(よ)を
   歩まんとする
    今日より君は

 




アキが、
お昼にヒョッコリ、帰ってきて、
駅からお母さんと回転寿司に行って、
それから、三人でお墓参りに行った。

光っちゃん叔母ちゃんちにも
顔を見せに寄り、
それから、城山で花見をして、
その足で、帰京した。



家には、遺影のある御霊前への
お祈りだけで、滞在時間5分だった。🤣

でも、お兄ちゃん、ナッちゃんの分も、
三人分のお線香を上げて行ってくれた。

赤ちゃんの頃から、面倒見ていた、
おばあちゃんも、きっと、
喜んだことだろう。



金光教では、
帰幽してから50日間、
『天地讃仰詞』『新霊神拝詞』
というのを唱える。



どちらも、名文で、
かつて、通勤中に復唱して暗誦したが、
今般、ご霊前にて唱えようとしたら
あちこち忘れていた。😭



カミさん共々、
亡母の看取りと家族葬疲れが
ジワジワ出ているが、
リク坊との穏やかな時間を省みると、
胸の奥から癒される感じがする。

家族の痛みは
亦、家族が癒す……。

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