京の秋

今朝、高槻にいる教え子から
南禅寺の天授庵に行って来た
と写真をメールで送ってきた。

この夏、京都に行ったときも
まだ１歳の息子を連れてきて
一緒に南禅寺の特別拝観の
塔頭に行って来た。

白砂と常緑樹と紅葉が美しい
天授庵の枯山水庭園は、
京都の数ある寺院の中でも
銘庭のひとつであろう。

かつて、京都に８年間住んでいたので、
修学院離宮と桂離宮、苔寺以外の
すべての寺院や庭園を
カミさんと子連れで見て回ったので、
京都の地理は、我が家を中心にして
よく頭に入っている。

南禅寺の天授庵も
数回は訪れている。

一枚の写真を見るだけで
叔母二人が来京して、
生まれたばかりのフミを抱いて
訪れたことを思い出した。

彼も今や大学４年になるので
もう22年前のことである。

この時は、「かしく」という
しょぼい旅館で湯豆腐の昼ごはんを
ご馳走してもらった。

教え子のツーラがアメリカ留学中で、
まだ結婚する前のオカリンが車を出してくれ、
二人で訪れたのも覚えている。

帰りには、瓢亭別館で
懐石の松華堂弁当を奢ってあげたが、
その彼女も今や、
二人の子持ちおっかさんになった。