goo blog サービス終了のお知らせ 

『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ただ今、生かして頂いている御礼

2025-04-21 08:17:36 | 箴言

きのうは、
何処にも出掛けず、
日がな一日、萬年床のベッドで、
漫画を読んだり、
YouTubeの朗読を寝ながら聴いていた。

佐藤春夫の『小説永井荷風伝』は
殊の外、面白かった。

その無頼感で艶隠者の暮らしぶりは
憧れを感じるものである。

荷風は『断腸亭日乗』の中で、
記している…。

「世の人の目を恐れず、
己が好むところを行ひ、
己が心に適ふ処にのみ生きんとするは、
古今東西を問わず、
稀なることなり。」

この一文こそ、
荷風の「無頼感」の本質を
端的に表している…。



楽隠居らしく、
買い物、料理、ゴロ寝、漫画読み、
ピアノ、書道、茶道、華道、
古楽器製作、芸術鑑賞、
魂理学研究、随想執筆、自然散策…と、
勝手気ままに過ごしている。

敬愛する狐狸庵先生の影響で
若い頃から
【人生五目ご飯】
をライフビリーフとしてきた。

二歳児の頃から
重症小児喘息だったので、
主治医からは
「この子は、ハタチまで
生きられない……」
と、母親は言われたと聞いた。

中学に入って
テニスを始めてから
喘息は完治した。

それでも、母親から
聞かされたタイムリミットが、
何処か、自分に、何でもやってから
死んでやろうという気概を
起こさせたのかもしれない。

結果、器用貧乏に
なっちまった……。😂

でも、色んな事を味わえた今生は
少しも悔いてはいない。

まだ、残り時間があるのなら、
新たなる事にも挑戦してみたい。

……

ヴァイオリンとヴィオラ、
チェロの練習もしようかなぁ…。

あ、そ、そ…。
コンバスもあったんだった。🤣

弦楽器好きだから、
自ずと、集まっちゃうんだよねぇ…。

💕🍓

なにせ、45年も働きずくめ
だったんだもんねぇ…。

ちったぁ、ここいらで、
心身を休めて、労っても
いいのかもしんないなぁ……。

もっと、仕事したい…
っていうのも、あるには有るが、
それは、壮年期の
惰性的な残滓かもしれず、
昭和のワーカホリック気質、
貧乏恐怖症が、
身に付いちまってんのかもしんない。

なかなか、敬愛・心酔する
良寛和尚や一休禅師、
山頭火、芭蕉のように、
泰然自若とした老年・晩年とは
いかないもんだわねぇ……。😣💦

でも、段々、
自分の人生の意味が
解りかけてきた。

物心ついてから、
六十年もかかっちまったが…。

ありとあらゆる占い類が
【晩年盛運型】と示していたように、
尻上がりに、有り難さを実感する
老年期になってきている。

まだまだ、積徳の心行を
恪勤せねばならぬ凡夫の身だが、
日々、天地の無窮の讃仰をも
忘れぬように努めたい。



ゆんべは、
カミさんが張り切って
冷やし中華を作ってくれた。

日中は夏日になる
暖かさなので、
冷やし中華もいいもんだ。



先日は、カミさんと
町中華で夕飯を済ませた。

チャーハンは
まずまずだったが、
餃子は皮が厚くて
今一つ食感がよくなかった。

 



そんでも、
病母を亡くしたばっかりなので、
健康であればこそ、
美味いの不味いの…と、
御託を並べられているんだなぁ…
と、思わされた。

Tちゃん先生のメールでは、
危篤状態にあっても、
ただ今、生かして頂いている御礼を
神様に申し上げました……
とあり、さすがに、宗教家は
違うなぁ…と、思わされた。


病院での面会帰りに、
面会者シールを付けたまんまだったら
カミさんが嫌がって
「剥がしなよ〜❗️🙅
と、執拗に言うも、
半分イヤガラセで、
「ワイポイントで、いいじゃん❗️
と、オダッていた。
(ふざける事)





母の葬儀は、
遺影が付かない
「直葬プラン」だったので、
自前でプリントアウトして
高級な木製額縁に収めた。

それでも、3千円内で
収まっだが、亡父の時には
数百万円規模の大々的な葬儀で、
遺影の内訳を見たら、
A4判に伸ばしたプリントに
額縁付きで五万円も請求されていた。

それも、今から、28年も前である。

坊主丸儲けならぬ、
葬儀屋丸儲けである。

ボルなぁ…と、
当時も呆れたものである。

花輪なぞは、
完全使い廻しらしい…。

自家製遺影は、
フミが赤ちゃんだった頃、
両親が京都に孫見にやって来た時の
三十五年前の幸せそうな
表情の物にした。

……

最貧コースには、
段ボール製の棺桶もあった。🤣

上は天井知らずらしく、
金箔張り総紫檀なぞは
数百万からするそうな。

金が余ってしゃーない金満家が
最後の贅沢に
景気よく燃したいのだろうか…。

うちのも貧民コースだったが、
桐の棺桶とパンフに書いてあって
(なら、いっか……) 
と、安心してたが…
炉前で蓋を閉める段に
皆んなで持ち上げたら
異様に軽く、
設備業界の兄も
古楽器製作者の自分も
(合板プリントだ…)
と、立ちどころに判った。

桐はキリでも、
桐模様のクロス貼り、
だったのだ……。😭

(んもぉ〜。
 JAROに言ったるでぇ…)😮‍💨

まさに、ピンからキリまで…
とは、よう言うたもんである。

ほいでも、
近くで見ても、触っても
木目のキレイな無垢材に見えるから、
ま、いっか…である。😆

臨終の時から、
もはや、本体の魂が宿らない
文字通りの抜け殻という
感じは抱いていた。

でも、永年、母がお世話になった
ボディスーツである。

物への感謝も大事であるので、
丁重に扱うのに越したことはない。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。