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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

爺じい旅 9 ― 嵯峨野を歩くの巻―

2025-03-25 09:44:57 | 終活

嵐山のペンションに
3泊するので、
一日は嵯峨野を歩いてみることにした。

在京中からも
何度も訪れてはいるが、
やはり、いちばん自然が多いので
開放感があるエリアである。

ただ、かつてよりも、
むちゃくちゃインバウンドの数が増えて、
日中は、あらゆる外国語が飛び交い、
人・人・人…で、ごった返している。

ところが、陽が沈むと、
嘘のように喧騒さは消え去り、
かつての嵯峨野のような
静寂感が戻って来る。

今回は、カミさんのエスコートで
福田美術館を初めて訪れた。

別館と2館あって、
錚々たる収蔵品に、
さすがに京都だなぁ…という
文化力の高さには
舌を巻かざるを得ない。

 

中でも、
「伝」の曰く付きだが、
雪舟の絵と
定家の書は
眼を惹いた。

真筆の折紙付きの応挙は
幾度も鑑賞しているので、
さほどにインパクトはないが、
定家や雪舟は真筆が稀少なだけに
(ホンマもんかぁ…)
と、半信半疑である。

 

 

カミさんが未訪の天龍寺の塔頭
『宝厳院』を拝観したが、
自分は三度目である。

 

レンギョウと早咲き桜が
黄色と桃色の花を咲かせていた。

 

ずらりと立った羅漢さんは、
なかなか味わい深いお顔をしておられた。

続いて、自分も未訪の
『弘源寺』を訪れた。

雪舟寺の石庭を小規模にしたような
こじんまりした枯山水だった。

もっぱら、室内の襖絵を鑑賞する為の
拝観料だった気がする。

嵯峨野駅前の
SL&ピアノ・ミュージアムでは、
Nゲージ(鉄道模型)で持ってた
C58『貴婦人』とD51『デコイチ』の
実物を久しぶりに見たが、
その黒々とした存在感には
圧倒されるようだった。

 

ピアノ館には
フォルテピアノがあったが
残念ながら音出しは出来なかった。

その代わり、
『旅ピアノ』という
100年前の古めかしいものを
試奏出来た。

ワンフレーズを弾いてみたら、
たまたま、通りかかった
観光客の御夫婦が、 
拍手をしてくれて恐縮した。

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