昨晩は、
今年最後の
ソータのライヴを
観戦した。
前回の深浦戦では惜敗し、
初めて涙を見せるほどに
落胆した姿を見ているので、
どれほど立ち直ったか
心配だった。
豊川七段を相手に、
いつもの強いソータに戻って
快勝であった。
これでまた
年間最多勝を
更新した。
来年こそは
早くも八大タイトル戦に
登場する予感がする。
先日のスペシャル番組では
山崎八段が
その強さの秘密を分析していたが、
5歳から10年間、毎日続けて
一万以上も解いてきた
詰め将棋の基礎に
最新AIの「読み」を
吸収したのだろう、
ということであった。
そうであれば、
空前絶後の棋士の登場
ということになる。
棋士たちが
「バケモノ」と畏れ、
棋界では
「四百年に一人の天才」
と賞賛するのも首肯できる。
今年は、
「中学生タイトル」は逃したが、
まだ、天才棋士の
プロローグだったのかもしれない。
スペシャル番組でも
「藤井総太は天才ですか?」
という直裁な質問に対して
「いえ。将棋が好きなだけです」
とサラリと答え、
ナレーションでは
「好きな将棋を続けているうちに、
プロになっていた」
と結んでいた。
レンタルで借りて
ハマッてしまったのが
『響』という、
これまた15歳の天才少女の
作家物語である。
なにせ、
中三で芥川・直木賞を
ダブル受賞して
遊びで書いたものまで
ライトノベル大賞を取るという
嘘みたいなハナシである。
そしてこの子が
生(き)なほどに
直裁的で暴力的なのである。
いい加減なクリエイターを
絶対に許さない。
待望の最新刊が
昨日発売されたので、
もはや1ケ月後のレンタルまで
待ちきれず購入した。
今回は暴力的なまでに己れを通す
豪腕TVディレクターを相手に、
TV会社社長を人質に取って
自らの小指をへし折るという
自虐技まで使って、
相手を完膚なきまでに叩きのめす。
その痛快さは
水戸黄門的な上から目線の
カタルシスとは違って、
全人的に己れを曝け出す迫力が
周囲を圧倒する。
そう。
ある意味、
天才ソータが全人的に対局し、
敗れて恥も外聞もなく
泣き崩れるような姿と通底しており、
そんな天才たちの一途さに
我われ凡人は羨望と畏怖を
禁じ得ないのかもしれない。
盲目の天才ピアニスト
辻井伸行については、
ヴァン・クライヴァーンや
アシュケナージ、佐渡裕、三枝成彰らが
口を揃えて
「彼の体を借りて
神が降りてきているような感じ…」
と言う。
その比喩の的確さに
得心させられる。
辻井も
「ピアノが好きなだけ…」
と言う。
辻井には視覚障害があり、
ソータには
母親が「生活能力が低い」と言い、
数々の軽度高機能障害を想わせる
エピソードがある。
それゆえに補償的になのか
辻井には聴覚イメージの、
ソータには視覚イメージの、
それぞれ特異的発達があるように観える。
好きなことを
好きなだけやっているうちに
プロになってしまった両者だが、
その好きになることの度合と
好きなだけやる度合が
常人にしてみれば
桁外れだったのだろう。
それこそが
彼らが
「天から授かった才能」
なのかもしれない。
詰め将棋の手順を考えていて、
何度もドブに落ちたことがある
というソータのエピソードは、
まさに天才の神話なのである。
カミさんが
月一で実家の老母の施設を
訪問しているが、
昨日はさすがに
車で行くのを断念して
初めて新幹線で行った。
赤湯から
写メを送ってきたが、
50cm近い積雪に見えた。
昨日は13号線で
9台の玉突き事故があったという。
明日、ギターレッスン予定だった
高畑在住のKさんからは、
大雪のために
キャンセルの連絡が入った。
先日、
カミさんと出かけた
土湯峠付近の山道は
いずこも
冬季通行止めになっていた。
今年最後の
ソータのライヴを
観戦した。
前回の深浦戦では惜敗し、
初めて涙を見せるほどに
落胆した姿を見ているので、
どれほど立ち直ったか
心配だった。
豊川七段を相手に、
いつもの強いソータに戻って
快勝であった。
これでまた
年間最多勝を
更新した。
来年こそは
早くも八大タイトル戦に
登場する予感がする。
先日のスペシャル番組では
山崎八段が
その強さの秘密を分析していたが、
5歳から10年間、毎日続けて
一万以上も解いてきた
詰め将棋の基礎に
最新AIの「読み」を
吸収したのだろう、
ということであった。
そうであれば、
空前絶後の棋士の登場
ということになる。
棋士たちが
「バケモノ」と畏れ、
棋界では
「四百年に一人の天才」
と賞賛するのも首肯できる。
今年は、
「中学生タイトル」は逃したが、
まだ、天才棋士の
プロローグだったのかもしれない。
スペシャル番組でも
「藤井総太は天才ですか?」
という直裁な質問に対して
「いえ。将棋が好きなだけです」
とサラリと答え、
ナレーションでは
「好きな将棋を続けているうちに、
プロになっていた」
と結んでいた。
レンタルで借りて
ハマッてしまったのが
『響』という、
これまた15歳の天才少女の
作家物語である。
なにせ、
中三で芥川・直木賞を
ダブル受賞して
遊びで書いたものまで
ライトノベル大賞を取るという
嘘みたいなハナシである。
そしてこの子が
生(き)なほどに
直裁的で暴力的なのである。
いい加減なクリエイターを
絶対に許さない。
待望の最新刊が
昨日発売されたので、
もはや1ケ月後のレンタルまで
待ちきれず購入した。
今回は暴力的なまでに己れを通す
豪腕TVディレクターを相手に、
TV会社社長を人質に取って
自らの小指をへし折るという
自虐技まで使って、
相手を完膚なきまでに叩きのめす。
その痛快さは
水戸黄門的な上から目線の
カタルシスとは違って、
全人的に己れを曝け出す迫力が
周囲を圧倒する。
そう。
ある意味、
天才ソータが全人的に対局し、
敗れて恥も外聞もなく
泣き崩れるような姿と通底しており、
そんな天才たちの一途さに
我われ凡人は羨望と畏怖を
禁じ得ないのかもしれない。
盲目の天才ピアニスト
辻井伸行については、
ヴァン・クライヴァーンや
アシュケナージ、佐渡裕、三枝成彰らが
口を揃えて
「彼の体を借りて
神が降りてきているような感じ…」
と言う。
その比喩の的確さに
得心させられる。
辻井も
「ピアノが好きなだけ…」
と言う。
辻井には視覚障害があり、
ソータには
母親が「生活能力が低い」と言い、
数々の軽度高機能障害を想わせる
エピソードがある。
それゆえに補償的になのか
辻井には聴覚イメージの、
ソータには視覚イメージの、
それぞれ特異的発達があるように観える。
好きなことを
好きなだけやっているうちに
プロになってしまった両者だが、
その好きになることの度合と
好きなだけやる度合が
常人にしてみれば
桁外れだったのだろう。
それこそが
彼らが
「天から授かった才能」
なのかもしれない。
詰め将棋の手順を考えていて、
何度もドブに落ちたことがある
というソータのエピソードは、
まさに天才の神話なのである。
カミさんが
月一で実家の老母の施設を
訪問しているが、
昨日はさすがに
車で行くのを断念して
初めて新幹線で行った。
赤湯から
写メを送ってきたが、
50cm近い積雪に見えた。
昨日は13号線で
9台の玉突き事故があったという。
明日、ギターレッスン予定だった
高畑在住のKさんからは、
大雪のために
キャンセルの連絡が入った。
先日、
カミさんと出かけた
土湯峠付近の山道は
いずこも
冬季通行止めになっていた。
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