『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

身にも心にも滋養を・・・

2024-04-20 07:34:41 | 懐石

きのうは
月一の「ご自愛日」で
三ツ星懐石店で
“ひとり茶懐石”をやってきた。

ふだんは
質素な手作りベントで
お昼をしているので、
月に一度は
名料理人のプロの技を
味わうのを楽しみにしている。

また、茶人としての
懐石料理の勉強ともしている。



**

先付けは、
ウルイに蛍烏賊。

春の山菜と土筆が
絶妙な味の酢味噌で
海の物と合わされていた。

*

八寸には
海老の揚げ物、
螺(つぶ)貝、ムール貝、
烏賊の黄身焼き。

どれも海の物だが、
二種の貝を上手に炊き分けて、
その旨味を十分に引き出している
調理技法はさすがである。

*

煮物椀は
湯葉真蒸に
牛乳の吸い地をはったもので、
はんなり味だった。

出汁と牛乳が
自然な風合いで
溶けあっていた。

 

*

お造りは
桜鯛に袖烏賊、
本鮪、金目鯛。

初めて見る
目にも鮮やかな黄交趾(こうち)の
蓋物に盛りつけられ、
蓋を置いたら
目の前で親方が
南鮪も二切れ引いて
トンと置いて下すった。

その赤味から中トロにかけての
グラデーションが美しく
しばし見とれてしまった。

**

炊き合わせは
鴨の丸(がん)に小芋六方。

熱々の肉団子は、
大和芋がつなぎに用いられ、
ふわっふわの食感だった。

そこに絶妙の葛餡が
張られていた。

*

強肴は
桜鱒の幽庵焼き。

その橙(だいだい)の焼き色に
青海苔の鮮やかな碧が
一幅の日本画を観るかのような
映えあるものだった。

味の佳い事は
この見た目からも解る。

**

〆は豆ご飯。

懐石店の本格出汁による
熱々の味噌汁は、
家庭には真似できない
ひと味もふた味も
レベチなものだった。

*

主菓子は
チーズ羹。

上には餡子を
モンブランを真似て
絞られたものだった。

***

口中が甘やかになった処に
お薄がさっと供された。

一碗に
平和と健康を感謝し、
黙礼して頂戴した。

***

一昨日はマッサージ。
昨日は懐石・・・と、
身も心も英気を養って、
さあ、今日は2時から
1年ぶりのコンサートである。

木曜日にTちゃん先生の教会に
コンサートの無事・成功の
「お願い」をしてきたら、
今朝方、メールを頂いた。

++++

今日は
チャリティーコンサートですね。
体のコンディションいかがでしょうか。

能登半島地震で亡くなられた方々の
慰霊と、被災者の心の復興を願い
準備されてきた真心が皆さんに届き
素晴らしいコンサートとなりますよう
ご祈念いたしております。


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