イエスが与える平安

 「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(ヨハネ14:27)

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 人は、物心着いたときから恐れを抱く生き物なのではないかと思う。
 なんといっても、私たちは死後、どうなるのだろう。どこへいくのだろう。
 死の向こう側は、一体どうなっているのだろう。
 この、死への恐れが平安をかき乱す全てのおおもとのような気がする。

 そこで世の中には、平安、安らぎを与える数々のものが存在する。
 音楽、空間、それからマッサージやお香、お風呂などもそうかも知れない。
 そういった装置を個人的にもよく利用するが、「わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。」とイエスは言う。

 十字架に架かって死んで3日目に復活したイエスは、そのイエスを信じる私たちがどうなるのだろうかということを、身をもって教えてくれた。イエスの通りになるのである。
 それでイエスは、私たちからこの根源的な不安を取り去ってくださった。音楽やお風呂では、これは全く期待できない。

 「わたしは、あなたがたに平安を残します」、イエスの与えるこの平安は十字架と復活に由来している。

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[一版]2011年 4月 8日
[二版]2014年 9月23日(本日)

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