神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

京都小慢 蒔茶會

2018-03-04 | お茶会
謝小曼先生が主宰する台北の茶館「小慢」は10周年を迎えます。
その記念の年に、京都に新しく「京都小慢」が開幕しました。

開幕に当たって茶道具展と蒔茶會が開催され、蒔茶會に参加してきました。

京都御所の北、相国寺の程近く、京都の風情を残す通りの町家。
一歩中に入ると壁紙から畳から天井まで小曼先生のセンスが反映された心地よい空間が広がっています。
一階はギャラリーとして小曼先生と親交の深い作家さんたちの茶道具作品が展示され、
二階の部屋で茶會が催されました。



まずは安藤雅信さんのお席へ。
愛車メルセデスに茶道具を積んでやってきたという設定のしつらえ。
(実際にテーブルとイスまで積んでいらしたそうです!)
安藤さんのお馴染みの野点用バスケットから素敵な仕服に包まれた茶道具たちが取り出され、
それぞれのポジションに配置され、茶会が始まります。

鳳凰単そうと六龜野生白茶をいただきました。
どちらも香り高いお茶でした。
お茶請けの湯圓もとても美味しかった!
笑いの絶えない楽しい茶席でした。


そして小曼先生のお席へ。
台北の小慢の地下で静かに眠っていた烏龍茶に梅の花を浮かべた梅花高山金萱茶。
ふんわりとした梅の香り、目にも優しい薄紅の花びら。
続いてダージリンに小さな山吹色の菊花を加えた菊花ダージリンをいただきます。
想像を超えた美味しさがそこにありました。
視覚的な美と香り×香りの妙。

こちらのお席では点心として森山先生手作りの割包(台湾ハンバーガー)をいただきました。
弾力のある生地にとろけるような角煮がはさんであります。美味!


どちらの茶席も淹れ手のお二人の美意識とこだわりが生きていて
京都小慢の古い落ち着きの中に新しい和のクールさが映えた会場にマッチして
とても居心地のいい空間になっていました。

4月26日まではオープニングイベントとして茶道具展覧会が開催中。
京都での楽しみがまたひとつ増えました。

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