神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

下関乙沱茶

2005-04-22 | 黒茶(中国茶)
沱茶を味わってみたくなって、プーアール茶.comから下関乙沱茶を購入しました。

下関茶廠のお茶は2003年の特級沱茶と2003年の蒼耳七子餅茶を老地方茶坊さんから買っているのですが、何せまだ若いので老後の楽しみ(苦笑)にストックしてあります。
この下関のお茶は、沱茶も餅茶も共通して、ものすごくいい香りがするんですよね。
なんと形容したらいいのかなあ、乾し草というか、木の皮というか、少し乾いた感じにほのかに甘い花のような香りが加わっているのです。
餅茶のほうのクズ葉を飲んでみたのですが、煎じた後もその独特の香りは生きていました。
そんなわけで私は下関のお茶は黒茶というよりは固めた陳年緑茶(まんまですね)だと思っています。

びっくりしたのは今回買った下関乙沱茶も同じ香りがしたこと。
1988年頃のものということなので15年以上たっているのですが、下関沱茶の特徴は年月を経ても変わらないのですね。
かなり強く固められているので(さすが鉄餅の伝統!)香りが逃げにくいのでしょうか?
これが20年、30年と過ぎた後はどのように変化していくのかも楽しみです。
でも、この香りが好きな人には、今が飲み頃かもしれません。

2個購入したので、1個は少しずつ香りを楽しみながら飲んでいき、
もう1個は置いておいてどのように変化するのかを待ってみようと思います。
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