日本中国茶インストラクター協会が主催する「Chinese Tea Festa 2015」が
国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、
茶友HさんとYさんのお誘いを受けて行ってきました。
Festaでは講座、評茶、茶宴の三種のイベントが展開されていましたが、
私が参加したのは日本庭園を臨む桜花亭で開かれた平成闘茶宴。
中国の宋の時代に流行した闘茶にちなんで、二席のお茶を飲み競い合うというもの。
午前中に参加した「東西物語」では
紅韻餅茶と台湾アッサムの飲み比べ。
東は青龍にかけて紺色のクロス。
うらりんさんが台湾の新品種、紅韻(台茶21号)の餅茶を崩して淹れてくれます。
対する西は白虎にかけた白いクロスにアッサムの故郷を思わせるインド更紗のランナー。
北原佳子さんが台湾の紅茶づくりの基礎となる台湾アッサムを淹れてくださいました。
台湾紅茶の歴史を物語る台湾アッサムのまろやかさと
これからの可能性を感じさせる紅韻の深み。
最後に紅韻は茶筅を使ってミルクティーにするという、ちょっとした宋代の淹れ方を思わせる工夫も。
午後には「養生物語」に参加。
宋の国から茶を持ち帰った僧侶栄西が記した『喫茶養生記』をテーマに
黒茶と白茶の飲み比べ。
黒茶は高丘智子さんが六堡茶を常滑焼急須で淹れてくれます。
白茶は中澤弥生さんが寿眉餅茶を蓋碗で。
お二人の息の合ったお点前にしばし時間を忘れました。
最後に寿眉にはメイクイのつぼみ、六堡茶には桂花の花びらを加えて
香り高い一杯をいただきました。
それぞれテーマに沿って趣向を凝らしていらっしゃいました。
お菓子の写真を撮り忘れましたが、茶席ごとに種類の違う美味しい点心がついていました!
スタッフの皆様、ご同席の皆様、ありがとうございました。