男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

えびの醤油煮

2008年11月15日 | 魚介類
このレシピは、北大路魯山人の著書「魯山人味道」からヒントをいただきました。
「お茶漬けの味」と題して、海苔茶漬けをはじめ10例が、紹介されていました。

天ぷらにしても、刺身にしても食べられるような、活けの車えびを、いきなり醤油と
日本酒で佃煮風にするには、もったいない気がしてちょいとやりきれないが・・・、
と書いていて、それでもこれを作ってお茶漬けにすると無類に美味い・・とありました。

これを読んで、「車えびの茶漬け」をぜひ食べたい・・・と思うようになりました。
株でも上がって儲かったらやってみたいと、ひたすら機会を狙っているうちに、
昨今の体たらくです。 精々「アミえび」の佃煮くらいが精一杯と言ったところです。

そんな矢先、先月21日、山口県の徳山に行ったとき、街角の魚屋さんの店先に、
車えびが生簀にあるのを見つけて、値段を聞いてみました。
天然物と言う「車えび」は、秤で計ってみてもらったら、1尾297円と言いました。
関西なら、800円から1000円くらいはするしろもの、買いたいのは山々ですが、
そのときは、これからまだ旅に出ようとするときでした。
仕方なく帰りに寄って買うつもりでしたが、時間の都合でそれはできませんでした。
いま、思い出しても心残りであります。

レシピは、佃煮より塩からい味に仕上げているので、あえて「醤油煮」としまた。
作ってみたら、想像した以上の美味しさでした。作り置きしてお茶漬けにすると
お昼ごはんなどには最適・・・と思います。
買うときはちょっと高いな・・・と逡巡しても、1回に食べるのは3~4尾なので、
1食あたりの単価は、決して高いものではありません。
おかずに「青菜の胡麻和え」などにすれば、これで十分ですね。

ピンピン跳ねる活けえびを醤油と日本酒で佃煮風に煮ます。関西でジャコえびと言うのを、醤油と日本酒で煮ます。
体長10センチくらいの芝えびなら、ジャコえびより美味しいし、車えびなら最高ですが、活きの良いのえびを使います。
お茶漬け用なので、普通の佃煮より、塩からい味に仕上げます。出来上がりは・・・とにかくおいしいので試してください。


材料
活けえび 400g
えびは小えびでも、大きいものでも活けえびに限ります
醤油 1/2カップ
みりん 1/4カップ
日本酒 1/2カップ
作り方
醤油、みりん、日本酒を鍋に入れて、弱火でじっくり煮こむ。
ここで、アルコール分を飛ばす。
活けえびを水洗いして、鍋に入れて中火で煮る。
落とし蓋はしないで、全体をかき混ぜて、醤油味と熱にムラが
出ないように、気長に煮込む(30分~1時間)。
途中で味見をして、好みに調整する。

小えびなら、そのまま。大きめな芝えびなら、目のつけ目の
ところから調理鋏で切り落とす。
大きめのえびは、目から先が尖っていて食べにくい。
尾のところも、切り捨てる方が食べやすいと思います。

煮あがったら、熱いうちにすのこに揚げて、煮汁を切ります。
佃煮のような煮物は、煮あがったところで、ザルかすのこに
揚げて、煮汁を切るとべたつき感がなくて、おいしくできます。

残った煮汁は、捨てないで使い回しをします。
たとえば、塩昆布の煮汁に加えたり、逆に塩昆布の煮汁を
えびの醤油煮に加えたりします。

塩昆布の煮汁を、今回の「えびの醤油煮」に、ほんの少し加えました。

食べるときは、芝えびなら3尾で十分、小えびでも6~7尾で
おいしくいただけます。


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