サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

オペラ『夕鶴』

2005-11-25 | プロコ日記裏話
ロシア人研究者S先生がプロコフィエフ日記と出会ったのは、
そもそもは親交のあった故・團伊玖磨氏の一言に導かれた
「えにし」によるものなんだそうな。
(しかしなんでロシア人が「えにし」なんて言葉を知ってるかな。)
その経緯は、プロコ日本滞在日記が世に出ることがあれば
そのときに明かされるとして……。

シンポジウムで忙しいS先生の代打で、急遽招待券を譲り受け
木下順二作、團伊玖磨作曲のオペラ『夕鶴』を見に日生劇場へ。

「貨幣経済によって素朴な農村共同体が汚染されてゆくさまを
描いたこの戯曲の狙いとするところは、カネによって堕落してゆく
人間への、ひいては近代物資文明への批判であり、
逆にいえば人間の取り戻しということになろう」
(中河原理氏:プログラムより)

奇しくもダーチャ精神に通じるものを見る。
さらには同じ“鳥もの”の切なさに加えて、
美智子さまがいらしていたこともあり、なぜか
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』を思い出した。

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