サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ロシアの電子ビザでサハリンへ

2018-08-21 | サハリン2018
なんということでしょう。ロシアも電子ビザ導入とは!

もう何年も前から、ロシアビザを緩和する、
と日本側に公言していたプーチンさん。
しっかり約束守ってくれました。
まず手始めに2017年からウラジオストク、
そして今年2018年からサハリン、カムチャッカも
電子ビザで行けるようになったのです。

とはいえサハリンの場合はコルサコフ港からの出入国だけ。
つまり稚内からフェリーで渡る場合に限られます。
やっとフェリーも就航したことだし、これはもう取るっきゃない!
と、ロシア連邦外務省E-visaサイトで電子ビザを取ってみました。

用意するのは携帯で自撮りした顔写真とパスポートだけ。
あとは指示に沿って個人情報を入力して送信。
きっかり2日後に電子ビザがメールで到着。
しかも無料! なんと簡単!

嗚呼、隔世の感あり。
不自由だったバウチャー時代を知る者にはあっけなさすぎ。
しかもフェリーはEチケット、ホテルはネット予約でOK。
フェリー代金は往復3万円のところ、青年は2万円、
青年じゃない人も稚内市の補助金がつくので2万5000円。
(注:全員に補助金がつくかどうかは未確認)
さあ行こう、サハリンへ!

が、問題は稚内までの費用なのです。
道内から行く場合は、ほとんど皆さん車ですが、
我々はバスとJR宗谷本線を乗り継いで行きました。
これが一人片道8000円弱(JRはネット予約で半額)。
加えて朝9時のフェリーに乗るためには、どうしたって前日宿泊が必要。
稚内のホテルは、ちょうど旅行シーズンのピークで最高値でした。
これが痛い。

しかし、最大の問題は別のところにありました。
高波のため、なんと帰りのフェリーが欠航にっ!
ここで足かせになってくるのが電子ビザです。
急いで帰りたい人は、飛行機を利用するのが確実ですが、
今のところサハリンで電子ビザが使えるのは、コルサコフ港だけ。
(9月からユジノサハリンスクの空港でも使えるようになるという情報も)
しかも電子ビザの有効期限は、ロシア入国から8日以内。
我々はギリギリ7日でなんとか帰りつけましたが、
天気がよくても海の波はかなり高いことがあるので
こればっかりは読めません。

なので、なんとしてもスケジュール通りに帰って来たい方には
電子ビザで行くフェリーの旅は、ちょっと危険かもしれません。
お金は少々かかっても通常ビザをとり、
行きはフェリー、帰りは飛行機、という手もあります。
いずれにしても、サハリン航路存続のためにも
ぜひフェリーに乗ってサハリンへ!!

追記:

帰りのフェリーはかなり揺れ、船酔いする人続出。
酔いやすい人は酔い止めを持参するとよいかもしれません。
   
電子ビザの有効期限8日とは、泊数ではなく日数なので要注意。
詳しくは在ウラジオストク日本国総領事館で確認を。
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2018年度サハリンフェリー就航!

2018-08-05 | サハリン2018
全国的な猛暑が続いていますが、本日の帯広は冷涼。
ゆうべなど寒いくらいで、レッグウォーマーを履いて寝たほど。
殺人的猛暑でへろへろになっている方は、ぜひ避暑にお出かけを!

さて。2年前に台風のためキャンセルになってしまった
フェリーでサハリンへ行く旅に、ただいま再チャレンジ中。

ここに至るまでは二転三転。
稚内・コルサコフ間のフェリーは今年(2018年度)は運休!
と聞いてがっかりしていたら、間もなく、やっぱり運航!の知らせ。
日露間の調整がつかずに運休を決めたあと、
ロシア側主導で運航が決まったもようです。

ところが!その後なかなか正式発表がなく、
やきもきする日々が続きました。

そしてようやく、7月末にフェリーの手配が完了するハズだったのですが、
なんと、貨物船に載ってフェリーが稚内に到着したはいいが、
それを下ろすクレーンの機材とオペレーターの手配を
誰もしていなかった!…という痛恨のミスが発覚。

日露双方とも、互いに相手がすると思っていたのだそう。
ロシアと北海道ならありがちですねー(笑)。

なんとか手配はついて、フェリーは無事着水し、
8月9日から9月22日まで運航、ようやく決定!

稚内発    火・木・土 
コルサコフ発 月・水・金

詳しくは北海道サハリン航路のHPをご覧あれ。

今年からコルサコフも電子ビザが使えます!
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