サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ブルーベリー紅葉

2005-11-30 | ダーチャごっこ
ブルーベリーの葉が赤く色づく。
すずらんみたいな春の花、夏の青い実、秋の紅葉と
3度楽しめるブルーベリーは“ういやつ”です。

問題はこのあと。
いつも相当アバウトに剪定してましたが、
調べたらいろいろと決まりごとがあることが判明。
落葉を待って、正しい剪定に挑戦してみようっと。
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カラス事前調査

2005-11-29 | 自然・動物
本日は都市鳥研究会のK先生とともに、
明治神宮~代々木公園のカラス個体数調査のための事前調査。
原宿駅を起点に各調査ポイントをまわり、視界をチェックする。

しかし5年もたつと、目印の建造物がなくなってたり、
見晴らしが悪くなってたり……。
おまけにマンションのセキュリティ体制がすっかり厳しくなって、
格好のビューポイントである屋上の使用許可をとるのも一苦労。
5年前、私とT子が担当したマンションなどは、
所有者が変わったとかで、丁重に断られてしまいました。

それにしても、森に面した某マンションの屋上から望む
夕暮れどきのカラス乱舞の光景は、何度見ても感動モノだ。
「いやあ、ここは素晴らしいな~」「すごいですね~」
と、しばしK先生と立ち尽くし、都会を生き抜くいのちの
美しさとたくましさに圧倒される。

なのに……。この絶好ポイントも、結局、使用許可が下りず。
あーん、写真撮ってくるんだったー!!
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勝手にバザール下町編

2005-11-27 | ダーチャごっこ
東京は通りを越えると人種が変わる。
初参戦のフリマ会場は、甲州街道のほど近く。
いつもの会場から1kmほどしか離れてないのに、
さすがお江戸の街道筋は、下町的様相を呈した町人の町である。

おとなしく並んで待つ山の手な人々が、10時開場とともに
なだれこみ、最初の1時間で勝負が決まるのがいつものパターン。
なのに!ここでは10時前から掟破りのばあちゃんたちが、
制止を振り切ってスタスタと入ってくる。
時間をおいて、ぱらぱらとやってくるばあちゃんたちは、
会場を一巡するとあっさり別の会場へ――。かと思ったら、
また同じばあちゃんたちが、回遊魚のように何度も何度も戻ってくる。
なんなんだ、ここはご老人の散策路か!?

「なんか私、つかめないんだけど……」
人あしらいの達人であるT子でさえも場が読めず、
ただ鎮座して「待ち」の構えをとるのみである。

ばあちゃんたちは、経験に裏打ちされた実用性重視の質実剛健派。
「重い」服やバッグは疲れるからダメ。
丈が短い上着は腰が冷えるからダメ。
裾の広いパンツは自転車に乗れないからダメ。
スカートなんてそもそもはかない。
「この年になるといろいろダメなのよ~」
「あたしたちお金がないから100円200円のものしか
買えないわ~」

ふむふむ。客のニーズはだいたいつかんだ。
「よし、やっとエンジンかかってきました~!」
とやる気を復活させたT子、
「こちらなんかいかがですかァ?軽くて着やすいですよぉ。
丈も腰が隠れたほうがいいですよねぇ」
素早い学習と巧みな話術で、次々と商品を売りさばく。

……のはいいんだけど、
「100円ですけど、ええい!50円でいいですっ!」
と、ばあちゃんたちの懐具合にあわせた大放出。
結果、本日の売上げは史上最低でありました。
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オペラ『夕鶴』

2005-11-25 | プロコ日記裏話
ロシア人研究者S先生がプロコフィエフ日記と出会ったのは、
そもそもは親交のあった故・團伊玖磨氏の一言に導かれた
「えにし」によるものなんだそうな。
(しかしなんでロシア人が「えにし」なんて言葉を知ってるかな。)
その経緯は、プロコ日本滞在日記が世に出ることがあれば
そのときに明かされるとして……。

シンポジウムで忙しいS先生の代打で、急遽招待券を譲り受け
木下順二作、團伊玖磨作曲のオペラ『夕鶴』を見に日生劇場へ。

「貨幣経済によって素朴な農村共同体が汚染されてゆくさまを
描いたこの戯曲の狙いとするところは、カネによって堕落してゆく
人間への、ひいては近代物資文明への批判であり、
逆にいえば人間の取り戻しということになろう」
(中河原理氏:プログラムより)

奇しくもダーチャ精神に通じるものを見る。
さらには同じ“鳥もの”の切なさに加えて、
美智子さまがいらしていたこともあり、なぜか
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』を思い出した。

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ビーツ近況

2005-11-23 | ダーチャごっこ
ただいまビーツはこんな感じ。
といっても、最も威勢のいいのがこのプランターで、
ほかのはもっとしょぼくれている。

何をどうすればよいのかよくわからないまま
ただ生やしてあるけれど、朝はかなり冷え込むので
簡易ビニールハウスでもこさえたほうがよさそうだ。

でも、どうやって……??
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スンガリーのマッチ

2005-11-21 | etc.
ロシア料理店「スンガリー」新宿西口店で
「ニコライ難民」仲間のTさん、Yさんと数年ぶりに会う。

ニコライ難民とは、日本最古のロシア語教育の殿堂ニコライ学院が
一方的にその歴史を閉じた際、路頭に迷った生徒たち自らが、
誰からともなく名乗るようになった呼称である。
あれからはや十年近い歳月が流れてしまったが、
当時の難民たちとは、まだ親交が続いている。

ボルシチランチとおしゃべりを楽しんだのち、
帰りがけにみんなでお店のマッチを1個ずついただく。
ラベルの絵のタッチと色づかいが、ノスタルジックでロシアっぽい。
そもそもマッチなるものがロシア的だ。

ここで、最近マッチ見なくなったね~、
いまどきは仏壇のあるうちしか使わないし、
マッチを擦ったことのない子どももいるらしい、という話になると、
「あ……うちの子、擦ったことないかも」
と大学生のご子息をもつTさん。
ええっ!擦らせたほうがいいですよ~!とYさんと言いながらも
大学生にマッチの擦り方を教えるの図を想像して失笑。
大人が子どもに伝えなければならない「些細なあたりまえ」は、
きっとほかにもたくさんあるんだろうなー。
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カラス調査迫る

2005-11-18 | 自然・動物
都市鳥研究会から、5年に1度のカラス個体数調査の案内が届く。
都内最大のカラスのねぐらの近くに住んでるよしみで
前回初めて参加したのだが、それからもう5年もたったのかー。

この5年間に地元カラス界ではさまざまなことがあった。
ファシストによる粛清と大量虐殺!!
その隙間を縫っての外来種ワカケホンセイインコの進出、
そして不動産熱再燃の煽りを受けた小さな森の消失――。
不条理なバッシングを受け続けるカラス族は、
はたしてどれだけ減ったのか!?

調査日は12月23日か25日だという。
行かねば。

そういえば昨日は上野公園で、ハトが増えすぎるので
エサを与えないでくださいとアナウンスしていた。
さんざんエサを与えて「平和の象徴」を呼び集めておいて、
それはないだろー。もっと理性的になれないものか。
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プーシキン美術館展

2005-11-17 | ロシア系イベント
東京都美術館に「プーシキン美術館展」を見に行く。
予想されたことであるが、有閑シニアの大行列。
トコロ天のように、入った数だけ出てくるおばさまたちの
姿形はまるで同じで区別がつかない。
上野に行くたびに思うが、この客層の偏り方は異常である。
ロシアでこの年代の女性は、むしろ美術館で働いているのにね。

モスクワのプーシキン美術館を知る人はいなくても、
フランス近代絵画というだけで、かくも人が集まる不思議。
ミュージアムショップには、琥珀売り場が待ち構え、
何万もする商品におばさまたちが群がっている。
この人たちにロシアをPRしてもムダだということが
よーくわかった。

さてこのあとロシア女性Sさんにお会いし、琥珀の話に。
「琥珀産地のバルト三国が独立してから、ロシアでは
琥珀が手に入りにくくなったのよ。そうそう、昔は
地質学大学の売店で、いろんな石が買えたのよねー。
あ、ちょっと待ってて」

とSさん、別室からモスクワで買ったという
琥珀のネックレスをもってきて……。
「つけてみて。あら、似合うじゃない。あげるわ」
えっ!ホントですかっ!
琥珀なんて興味なかったのに、タダだともらう浅ましさ――。
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マヨラーのボルシチ

2005-11-16 | ダーチャ便り
ボルシチの季節である。
ウラジオストクのダーチャで食べたボルシチは、
せん切り野菜がたっぷり入ったあっさり系。
あったかくておいしそう。いただきまーす!
とそのとき……。

「今はこれにマヨネーズをかけるのが流行ってるのよ」
ぶっといマヨネーズのチューブを思いきりひねり、
各人の皿にドバドバとマヨをかけていくイリーナさん。

ええっ!や、やめてぇっ!!
ボルシチにはスメタナ(サワークリーム)でしょ!!
「ニムノーガ(少し)!」を連発するが
ロシア人のニムノーガはムノーガ(たくさん)である。
スメタナだときれいなピンクになるところが
マヨ入りはどんより黄色く濁ってしまう。
おいしくないとは言わないが、なんかビミョー。

恐るべし。ロシアにもマヨラーが増殖していたとは!
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ありがたき書評

2005-11-15 | ダーチャ本関連
ダーチャの本でご協力いただいた料理研究家の荻野恭子先生から
『栄養と料理』(女子栄養大学出版部)12月号が届く。
書評ページに本をご紹介いただいたとのこと。ありがたい。

塩見直紀さんの半農半X研究所のブログでも
本のことに再度触れていただき、感謝のかぎり。
(塩見さん、ありがとうございます!)

12月5日創刊の農文協さんの新雑誌「うかたま」でも
書評でとりあげてくださるという。これまたありがたい!
いろいろなところで紹介していただけて、この本は幸せものである。

なのに……。ほとんどなんのPRもせず、書評に出たこともない
ロシア本のほうがしぶとく売れているとはこれいかに!?

以前、某出版社の編集者がこんなことを言っていた。
「今は、不特定多数に向けて最大公約数的な本をつくるより、
コアなマニア向けの本を出して確実な1万部をとったほうがいい」

しかしマニアックな本をつくるには、最低でも10年かかるのだよ~。
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都会のキノコ

2005-11-14 | ダーチャごっこ
図書館で借りた『都会のキノコ』(大舘一夫著・八坂書房)が
存外おもしろい!! わけても第2部3章「キノコを楽しむ」は秀逸だ。

著者はキノコ仲間を「菌友」と呼ぶ。
キノコの会に集う「キノコにしか興味がない」人々の生態描写は、
笑いなくしては読み進めない。
毒キノコにあたっても「せっかくのチャンス」と症状に甘んじ、
嘔吐と下痢で6時間で6kg減量の悪夢を体験してなお、
「きのこを食べるということは常にスリリングで魅力的だ」
などとのたまう著者。

いやさもう、抜粋のしようがないほど、
どの文もキノコへの愛にあふれてる!
思わず声に出して読んでは笑い、読んでは笑い、
マニアの世界の奥深さに快く酔いしれたのでした。

本当は、近所の公園のキノコの種類を調べ、
ロシア人のようにキノコ狩りをしようと思って
この本を借りたのだが、この世界にハマると
戻ってこれなくなりそうなのでやめておこう。
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ギンナンバザール

2005-11-12 | ダーチャごっこ
ギンナンの下処理は、燃えないゴミの日の朝しかできない。
悪臭漂う黄色い皮を、速攻捨てねばならぬから。
で、本日がその第3回目。

ここのところ公園には大量のギンナンが落下し、
拾いにくる近隣住民もそろそろ飽きてきたもよう。
踏み潰されたギンナンが、あちこちで異臭を放っている。
なので、ああもったいない、とついつい拾いすぎてしまい、
先週から会う人ごとにおすそ分け。
ギンナンと交換に(というわけではないが)
Mからは相方の実家でとれたというカキをもらい受ける。
物々交換、バザール経済、上等っす。
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プロコフィエフその後

2005-11-11 | プロコ日記裏話
プロコフィエフの日本滞在日記のアクセス数とコメントをプリントし、
S先生に見せたところ、いたく感激。やる気満々の先生は、
ついに懸念された脅威の一言を発した。

「短編小説、全部訳しましょう!」

……って誰が?

「こないだあなた、いいこと言ってたじゃない。
『プロコフィエフの小説は彼の音楽に似ている』って。
だったらぜひ紹介しましょうよ!」

……げっ。余計なこと言うんじゃなかった。

「私はシンポジウムで忙しいから、その間にあなた、
こないだ訳した『ひきがえる』をプリントしておいて。
Uさん、あなたはプロコのインタビューを現代語に訳して
プリントしてきてちょうだいね。宿題よっ!」

……はぁ。押し切られて二の句をつげず、
顔を見合わせるU氏と私であった。
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ウクライナの女の子

2005-11-10 | ロシアの闇
「ウクライナの女の子に紹介したい」
と旧知のスコットランド人Aに呼ばれて
昨夜、Mとともに待ち合わせの原宿駅へ。
すっかり紳士ふう容貌になったAと会うのもウン年ぶり。
居酒屋での、日英露のたどたどしい会話も弾まない。

そこでおずおずとロシア本を取り出してみると、
「ああっ!わあっ!きゃはは、そうそう、これ!」

……ウケた。
でも文章メインのダーチャ本はほぼスルー。
何が書いてあるかわからなくても、
写真と絵だけで楽しめる構成はやっぱ強いな。

オデッサ出身だというルミ(リュドミラ)さんは
とっても可愛いが、ウクライナに行ってみたいと言うと
「ロシアより面白いわよ。ロシアよりもね!」
キッと目をつりあげてきっぱり。
ソ連から独立した国々の誇りを見る。
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ルッコラしょぼっ!

2005-11-08 | ダーチャごっこ
ルッコラ雪辱ならず、断念。
春まきについで秋まきもアオムシに食べられ、
順調に育つ気配がないので引っこ抜く。
今まで一度も失敗したことないのになんでだよー。
せめて食べられるところだけサラダにしよう。

空いたプランターにはビーツの双葉を定植。
遅すぎだけど、まあいいか。
収穫目標は弱気の10個。
ボルシチ10回もつくれたら上出来でしょ。
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