サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

『ロシアの大人の部屋』中国版

2018-11-17 | ロシアなお知らせ
『ロシアの大人の部屋』(辰巳出版)の中国版が新たに発行されました。


中国版が出るのは、2011年に続いてこれが2度目。
パラパラと見てみたところ、翻訳は前回と変わっていないようですが、
デザインは一新されています。
紙も変わって、写真がよりクリアになった印象。
出版元は中信出版集団。定価45元。

初版からもう7年も経っているのに、なぜ今??と思ったのですが、
中国はいま出版ブームで、日本の本も続々と翻訳出版されているもよう。

特にインテリア本は需要があるのではないか、とは中国通のお話。
中国ではバブルが長期化し、不動産購入が盛んなうえ、
マンションをスケルトンで買って、内装は自分で考えるのが一般的だそう。
結婚前には、花嫁のために「婚房」と呼ばれる新居を用意するのが
中国男性の務めでもあり、お金が足りなければ自ら内装するそうです。

そんな中国の皆さんにとって、
本書が部屋づくりのヒントになるとよいのですが!
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ベルカホテル&サハリンサッポロ

2018-11-16 | サハリン2018
サハリンに行くなら、ぜひ泊まってみたかったのが、
ユジノサハリンスク中心部にあるベルカホテル。


2年前にサハリン旅行を計画した時も、ベルカホテルを予約。
でも、台風のため旅行そのものがキャンセルになってしまったので、
使われなかったバウチャーが虚しく残るのみでした。
今度こそ!と前回お願いしたサハリン専門旅行会社さんに
再度お願いしようかとも思ったのですが、今回は電子ビザ利用のため、
ホテルもネットでとることにしました。

旅行予約サイト、アゴダで予約し、ツイン1泊朝食付き5600ルーブル。
この時のレートで、一人約5000円。
現地でチェックアウトの際、ルーブル払い。
国内の宿泊手配と同じようにロシアのホテルが手配できるなんて
隔世の感ありまくり!

ベルカを選んだのは、まずこの可愛らしい外観。
森の中のログハウスふう。少し奥まったところにあるので静かですが、
ミール大通りまですぐ。近くには郷土博物館あり。

ベルカはロシア語で「リス」のこと。

あちこちにリスがいます。


あまり可愛くないけど…(笑)。

クマもいます。

こんにちは。テーブルの下に隠れてるというより、
クマさんがテーブルを支えてます。


客室もウッディ。木の香りがして落ち着けます。
日本の建築家が設計したのだそう。


カーテンには、なぜか漢字の文様。


広さは申し分なし。クローゼットやミニバーあり。


トイレもちゃんと流れますよー。


浴槽はなく、シャワールームのみですが、短期滞在なら充分。
このガラス張りのシャワールーム、ロシアでは個人宅でも需要があり、
ホームセンターでいろいろなタイプのものが売られてました。


廊下にもふんだんに木材が使われています。


各階にウォーターサーバーと電子レンジあり。


全館禁煙ですが、バルコニーが喫煙所になってます。
ハバロフスクのインツーリストも確かこのタイプ。


朝食は地下のレストラン「トラクチ―ル・ナ・ハバロフスコイ」で。
ビジネスランチや夜の飲食もあるもよう。


夜はイルミネーションがともり、よりファンシーに!
ホテル内にはサウナやプールもあり、時間制で有料。

フロントには、とてもよく気のまわるお姉さんと、
美人だけど愛想のかけらもないソ連的お姉さん、という
絶妙の組み合わせでスタッフが待機(笑)。
総じて、泊まって悔いなし、期待以上に良いホテルでした。

当初は3泊4日の予定だったのが、フェリーが欠航となったので
ベルカを1泊追加。そのあと駅近のホテルに移動しました。
それが日本人にはおなじみのサハリンサッポロ。

サッポロ外観。ソ連時代そのままの箱型のシンプルな建物。


レーニン大通りに面してます。駅まで徒歩5分くらい。


ツイン2泊で9800ルーブル。ベルカより安い!


ロビーにも、そこはかとなくソ連の香り。


無駄に広い空間に、帝政キッチュなインテリア。


延々と続く長い廊下もソ連っぽい。


客室もシンプル。でも広さは充分。ベッドも大きめ。
ソ連時代のホテルは、大男が寝たらはみ出すくらい狭い
木枠のベッドしかなかったものよのー、と懐かしく思う。


部屋の反対側はこんな感じ。


バスルームにはちゃんと浴槽もあります。


ミニバーの上には電子レンジや栓抜きまで完備。

ソ連的雰囲気と現代的な設備を兼ね備えたサハリンサッポロ。
朝食バイキングのバリエーションが少ないのが、やや難ですが
これはこれで快適なホテルでした。

それにしても…と、度々くどいですが(笑)、
ロシアのホテルがネットで簡単に予約できるなんて、
しばらく来ないうちにずいぶん変わったもの。
ただでさえ苦戦しているロシア専門旅行会社さんは、
ますます需要を失ってしまうのではないかと、人ごとながら心配です。
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稚内からフェリーでサハリンへ

2018-11-11 | サハリン2018
朝7時半、コンビニで昼食を買い込んで稚内港国際旅客ターミナルへ。

サハリン・コルサコフ港へ向かうフェリーの起点がここ。
車で来たフェリー利用者は近くの無料駐車場が使えるそう。

すでにちらほらと乗客の姿が。

半分以上は大荷物を抱えてサハリンに帰るロシア人。


時計は右が日本時間、左がサハリン時間。時差2時間。






ルーブルの両替もここでできます。

乗客が集まってきたところで、プロブレーマ発生。
悪天候が予想されるため、帰りのフェリーが欠航になるかも、
と聞かされ、ここで行くか行かないかの決断を迫られる。
欠航の場合、次のフェリーまで3日待たねばならず、
サハリン3泊のつもりだったのが6泊しなければならないことに。
仕事の都合で延泊できない人は、残念ながらここで脱落。
我々は、もちろん行きます!


日本側の出国審査は手早くあっというま。

これがサハリン行きフェリー「ペンギン32」。



所要約4時間半で稚内とコルサコフを結ぶ小さな船。
フェリーの手配はロシアだが、フェリー会社はシンガポール、
船籍はドミニカ、乗務員はインドネシア人だとか。

フェリーに乗り込んだところで、帰りのフェリー欠航決定の知らせが。
ここで再び、行くか行かないかを問われ、この段階で脱落する人も。
すでに乗船手続きも出国審査も済んでいるが、
出航前ならキャンセルできるそう。

定刻よりかなり遅れて、いざ出航。

稚内がどんどん遠のいていく。丘の上に見えるのが稚内公園。


船内は自由席。マットもあるので寝たい人は早い者勝ち。


こちらは2階席。眺めはこちらのほうがよいかも。


船内は禁酒禁煙。タバコを吸う人はデッキへ。


飲食も禁止!? 守ってる人は少ないが…。


気になるのがトイレです。早速偵察してみると…。




ゆったりして清潔。とりあえず一安心。


ドミニカ国旗を掲げたフェリー。この日は晴天に恵まれ、波も穏やか。
そろそろコルサコフが近づいてくる。


タンカーがあちこちに見えてきます。


そしてようやくコルサコフが見えてきた!


あわただしくなる船上。きびきびと働くスタッフたち。


そして着岸。向こうに見えるのが連絡バス。

ここでコルサコフ側の係員数名が乗り込んできて、しばらく待たされる。
ようやくOKが出て、荷物を手に下船。

ついに上陸~。振り返ってフェリーの写真を撮ると
「ダメダメ」とやんわりと注意を受ける。

コルサコフ側の入国審査は、ひとり数分かけてじっくり。
ロシア人ご一行が割り込んできたりして、なかなか列が進まない。
やっとスタンプを押してもらえると、次は荷物検査。
麻薬犬とおぼしき細くて小柄なシェパードが、
おとなしく任務にあたっておりました。

ようやく荷物検査を終えて外へ。

これがコルサコフ側のフェリー乗り場外観。
「マルスコイ・パビリオン」とあり。

さて、いつのまにか、ほかの乗客の皆さんはいなくなってしまい、
迎えのない我々だけが取り残される。
フェリー乗り場を出たら左方向へ、ダヴァイ!
バス停「ピャチウグロク」まで、ひたすら直進。

事前にグーグルでルートと周辺の景色を確認してはいたものの、
砂ぼこりの舞う道は、想像以上にワイルド。
  建築途中で放棄された建物も

やっと人の気配がする一角にたどりつく。

なんとも色づかいが可愛いお店たち。

それらしきバス乗り場はあるが、もちろんバス停に名前も時刻表もない。


でもご安心を。バスの運転手さんのほうから声をかけてきた。

あー、せっかく写真撮らせてもらったのに真っ暗~。


ガイドブックには「ユジノサハリンスク行きは115番のバス」とあったので
最初は白タクならぬ白バスか!?と疑ってしまったのだが、
親切なおばあちゃんが「町に行くならこれよ!」と指差して教えてくれる。
経由するルートが違うだけで、333番もユジノサハリンスク行き。
一人120ルーブル。乗るときに運転手さんに支払います。


バスといっても乗合バスのようなワゴン。
道中にダーチャ村があり、ダーチャ通いにも使われているもよう。


しばらくはのどかな風景が続く。

やがて沿道が華やぎ始め、いつのまにかレーニン大通りに入り
ようやくユジノサハリンスク駅前に到着。

333番のバスは駅正面に向かって右手のキオスク前、
115番のバスは左手にあるバス案内所が発着地のもよう。

とにかく着きました、ユジノサハリンスク!(つづく)
Comments (2)
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サハリン旅行の玄関口・稚内へ

2018-11-07 | サハリン2018
もう3ヵ月近く経ってしまったではないですか!
記憶が薄れてしまいそうなので、ぼちぼちいきますサハリン旅行報告。

サハリンへはもちろん飛行機でも行けますが、北海道にいるうちに
せっかくなので稚内からフェリーで行くことにこだわり続けてきました。
しかし、同じ道内といっても稚内は遠いのです…。

まずは帯広発都市間バス「ノースライナー」で旭川へ。

運よく十勝バスの一番いい車両(たぶん)に当たりました~。
帯広駅発8時10分、旭川駅着12時10分。
つまり所要4時間。これはもはや普通のことなので楽勝です。

旭川駅13時35分発の特急サロベツ1号に乗り込む。



列車は乗り心地がよく、トイレも清潔。

日本最北の鉄路、宗谷本線をゆく。

時折こんな光景が広がるものの、生い茂る樹木に覆われて
景色が見えない区間が多いので、ちょっと期待外れの道中。

宗谷本線もJRの廃線候補に含まれており、確かに利用客は少ないのですが、
広大な北海道の移動手段としてなんとか残してほしいもの。

ちなみに切符はJRの「えきねっとトクだ値」で半額の4150円で購入。
JRのサイトは総じてわかりにくく、なかなかたどりつけないので
直リンク貼っておきます。
JR北海道の特急列車(在来線)お得な切符はこちら

稚内到着は17時21分。所要4時間弱。
  
乗り換え時間を入れると、ここまで約9時間半。
ようやく最北の地にやってきましたが、もう夕刻。

サハリン行きフェリーは朝出発なので、言うまでもなく
前日のうちに稚内入りしている必要があるのですが、
かといって稚内をゆっくり観光している時間もないのが残念。

ホテルに荷物を置いたら、日が暮れないうちに稚内公園へ。

北門神社の境内を抜けて…。

高台からフェリー乗り場のあたりを望む。


柵に囲われた一角に、なぜかシカがいます。


こっちにも。数匹いましたが、観光用??


公園の頂上に出ると、九人の乙女の碑が。

1945年8月20日、終戦後に攻めてきたソ連軍から身を守るため、
青酸カリ自殺を遂げた樺太真岡の電話交換手たちの
最後の言葉が刻まれています。
晴れた日には、遠くサハリンの島影が望めるそう。

こちらは南極観測樺太犬記念碑。

奇跡の生還を遂げたタロとジロの物語が有名ですが、
この2頭も含め、選ばれた樺太犬たちはこの公園で
南極行きに向けて犬ぞりの訓練を積んでいたそう。
ちなみにタロとジロには、サブロという弟もいたのだとか!

反対側から見ると夕陽に映えて凛々しいこと。


左は樺太犬供養塔、右は氷雪の門。
  
氷雪の門は、サハリンを望んで立つ樺太島民慰霊碑。

公園から町のほうに降りて行くと、第1猫さん発見。


こんにゃ子もいます。


夜はホテルの近くで盆踊りが…。

北海道では8月中旬ともなるともう涼しいので
夏祭りといってもなんとなく物悲しい風情。

さあ、明日はいよいよサハリンへ!(つづく)

ホテルの朝食、勝手にイクラ丼。


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富士山と畑と街道と

2018-11-01 | 武蔵野だより

おお、富士山がくっきりー!


今頃ホウレンソウの双葉が出ているー!


ダイコンでしょうか、そろそろ収穫どき。

ここはどこかといえば、東京郊外、武蔵野台地のほぼ中央。
とっくに畑じまいした北海道と違って、秋冬の野菜が準備万端。
住宅街の中に農家さんや体験農園が点在する西東京市に
このたび転居してまいりました。

JAや農家さんの直売所があちこちにあるので、野菜が安い!

キャベツ150円以外はどれも100円。

一見のどかそうに見えますが、このあたりは幾つもの街道が交差し、
狭い道に車と自転車と歩行者がせめぎ合う交通難所。
人も車もたまにしか通らない、帯広のだだっ広い道に
すっかり慣れっこになっている身にはオソロシイ限り!
引っ越して1ヵ月もたつのに、まだ自転車に乗れません。

今年の夏は畑をつくれなかったので、ひたすら庭いじり。

草むしりの終わった一角だけ耕し、石灰と肥料を入れ、
タネまきからわずか4日で発芽、1週間後に最初の間引き。
ボサボサと生えているのは、正体不明の雑草ですが、
それなりに景色をなしているので花が咲くまで放置。

先行してプランターにまいたホウレンソウは、すでに5cmほどに成長。

さすが東京はあったかい!
とはいえ今日あたりから冷え込み始めたので、
そろそろ庭にシートをかぶせたほうがよいかも。

ちなみに1年前の今日の帯広、朝の気温。

なんと0.6℃でした。去年は特別寒かったのでしたっけ。
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