サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ガンバルジョでお祝い

2010-05-27 | ロシア料理とその仲間たち
グルジア料理店ガンバルジョにて『プロコフィエフ短編集』増刷お祝い会。
「初刷印税でお祝いしましょう!」と会を提案したS先生は
電話予約の際にグルジア人店長と早くも懇意になったもようで、
初来店とは思えぬ気安さで仕切るのが可笑しい。
席をゆったり多めに占領しようとするS先生に、店長困って
「グルジアならいいけど、ここは日本ですから…」(笑)。

「ワインはフヴァンチカラ!5人だからボトルにしましょ!」
というわけで、まずは群像社S氏の音頭で赤ワインで乾杯。
おめでとうございます~!2刷も頑張りましょう!

本日のオーダーは、前菜2種とハチャプリ、ヒンカリ、サツィヴィ、
豚と羊のシャシリク、ケバブ、チャホフビリ(鳥のトマトスープ)。
うちいくつかをご紹介しましょう。

こちらクルミサラダ(ナス、ほうれん草、レッドキドニービーンズ)
の盛り合わせとトマトとキュウリのサラダ。各2皿注文。

手を伸ばそうとすると…「まだハチャプリが来てません!
ハチャプリと一緒に食べるんですよ!」とS先生に止められる。
え、でもこれはザクースカ(前菜)ですし~。
「ハチャプリも前菜ですよ!グルジアでは一緒に食べるんです!」
はあ、そうなんだ。でもここは日本ですから…。

これはちょっとブキミに見えますが、サツィヴィなるヒナ鳥料理。
見た目よりずっとあっさりしたクルミのソース和えです。

ここでS先生再び、「グルジアではこれをお正月に必ず食べます。
ソースはハチャプリにつけて食べるとおいしいのよ。
ほらあなたもつけて!」と強要されかかる。
しかしハチャプリはチーズたっぷりのピザみたいなもの。
普通のグルジアパンのほうが合いそうですが…。
「そうだわ!そのとおりよ!ちょっとすいませ~ん!
ナンに似たグルジアのパンはないの?」とウェイターを呼ぶS先生。
聞くまでもなく、メニューにないんだからないんだけど…。
店長いわく、同じ粉モノでもハチャプリとグルジアパンは
生地が違うので、両方つくるのは大変なんだそうです。


デザートのゴジナキ。クルミとハチミツを固めたもの。
これ、ほどよい甘さでおいしいですー!
でも5人で3人前は頼みすぎ。道理で店長、注文の際に
「3人前!?ですね」とやけに嬉しそうにしてたと思った。

こちらマリアイス。ココナッツたっぷりのアイスの天ぷら。
これも2人前頼んでしまったので食べきれずにいたら
「これはあなたのシッポよ。食べなさい!」とS先生。
ロシア流の言い回しだそうだが、もうムリなので無言の拒否。

さて食後の歓談は、ティーバックとともに供される紅茶とともに。
S先生、ティーバックの存在に目ざとく着目し
飲み干したカップを指差し「お湯入れて!」と店長にお替りを所望。
さらに食べ切れなかった前菜を「お持ち帰りにして!」
そのパックを持ってきた店長に「ビニール袋もちょうだい!」
おーい、なんか浪速のおばちゃんみたいになってきたぞー。
そして最後に「シェフにお礼を言いたいからここに呼んでちょうだい!」
と、たった一人で厨房を切り盛りする多忙なシェフを呼びつける。
恐る恐る姿を現したシェフがまた、とてもシャイなグルジア人男性で
S先生、「可愛い!」とすっかり気に入られたご様子でした。
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ライカ犬!?

2010-05-24 | ロシアコラム
週末、用事でたまたま通りかかり、またまた『パルク』さんへ。
先日一日違いでお目もじできなかった宇宙飛行士シリーズに対面。
右のロケット(?)にすし詰めになっているのは各国の宇宙飛行士。
そしてスプートニク2号を開けるとライカ犬が…。え?この子?
ライカ犬といえば涙なくしては語れない悲劇のサバチカなのに、
このおとぼけな感じはなんでしょう? いい味出してますねー。

注:このような置き方(載せ方)をするものではないようですが、
写真撮影のため台座に座っていただきました。
この子はもう養子にもらわれていったでしょうか。

ちなみに本物のライカ犬はこちら
顔の細さは似てますかね。
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ロシア雑貨『パルク』さん

2010-05-16 | ロシアコラム
ダーチャツアーのチラシをあちこちに発送したのち、同じチラシをもって
阿佐ヶ谷のロシア雑貨パルクさんへ。
いつもブログで拝見しているので、何度もお邪魔した気になってますが
まだ2回目、開店以来なのでもう1年以上ぶり!?
ツアーのチラシを置いていただきつつ、店内をじっくり拝見。
チェブがずいぶん増えましたねー。
 
歌わなくなったチェブくん、特価にて里親募集中↑
うちにも電池切れで歌わなくなったチェブがいますが、
歌わなくてもいるだけで可愛いです。が、なぜに
どれも電池交換できる仕様にしなかったのか、ロシア!


青い目の赤ちゃんがいっぱい転がっている~。
こちら「おくるみカーチャちゃん」というそうです。
おくるみの可愛いファブリックもロシア製。

さて今回お邪魔したのは、シベリア岩塩購入も目的のひとつ。
肉に魚に大活躍のシベリア岩塩、先ごろ使いきってしまったので
以前と同じく使いやすい「ミックス」を購入。
ついでにウォーキング用にロシアソックスも買いました。
  
三色国旗の派手色ですが、スニーカーをはくとこのように
サッカーボールがほどよいアクセントに。
するっとしてはきやすいです。

全然関係ありませんが、ついでながら
こちらは数年前Kくんにもらった水泳帽。

アメ横でオリンピックもののセールをやってたとかで
わざわざ買ってきてくれたもの。いちおうアリーナ製。
もちろんかぶって泳いだことはありません。
だって「勝利・露西亜」って…(笑)。
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『プロコフィエフ短編集』増刷

2010-05-04 | プロコ日記裏話
『プロコフィエフ短編集』おかげさまで2刷が発行されました。
お買い求めいただいた皆様、書評を書いてくださった皆様、
ありがとうございました!



シュールで奇想天外、独特のリズム感とハズシわざ!
本邦初披露の短編小説11編と「日本滞在日記」を収録。
作曲家プロコフィエフが1918年の日本滞在時、
東京や京都などでしたためた作品も含まれています。
ご注文は群像社ホームページから。
アマゾンでのご購入はこちらから。

なお日本版には、作曲家の孫でパリ在住のセルゲイ・ジュニアから
献辞をいただいてますが、そのいきさつを少しご紹介すると…。
共訳者のS先生がプロコフィエフの日本滞在について記した論文を
ロシアの研究書に発表したところ、知らぬまにその英訳
ネット上に公開されており、それをセルゲイさんが発見。
モスクワの出版社を通して、S先生にコンタクトを求めてこられ、
ロンドンで発行される「プロコフィエフ日記」英訳第二巻
巻末資料に転載させてほしいと依頼があったのでした。
それが2007年5月のこと。
まだ「プロコフィエフ短編集」の日本発売も決まっていなかったので、
この一件はしばらく忘れ去られていたのですが、
昨年初夏の「短編集」入稿ギリギリになって
「そうだわ!作戦があります!」とS先生、練りに練ったメールを
セルゲイさんに送り、原稿依頼したところ、即快諾。
翌日にはもう原稿がメールで届いたというしだい。
パリ、ロンドン、モスクワ、東京の相互需要を瞬く間に結びつける
いかにもネット時代を象徴するかのようなエピソードであります。
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