サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ボルシチとピロシキ

2016-10-31 | 食とレシピ

今年初のボルシチ。ピロシキと共に。
うっかりしていて今年もまたビーツ栽培逃す。
とかちむらにも最近ビーツが入っていないので
今回はデパ地下で買った長野産を使用。
刻んだフェンネルとイタリアンパセリのみ自家製です。

レシピは大昔にソ連(!)大使館婦人から習った
肉を使わない野菜のみのあっさりバージョン。
玉ネギ、ニンジン、ジャガイモを炒めて水を加え、
中火にかける…までは普通の野菜スープ同様。
別鍋で千切りビーツを炒めてレモンで色どめ、
これを鍋に加えるとあっという間に鮮やかな色に。
最後にキャベツを加え、コンソメと塩胡椒で味を整えます。
その間、鍋にふたをしないのが色キープのコツ。

…と、ボルシチはつくり慣れているのでよいのですが、
ピロシキはウン年ぶりなので、いまひとつ。
ロシアのダーチャで何度かレシピをうかがったものの、
一度に使うバターの量がおそろしく多いので
つい控え目にしてしまうのが敗因かも。

紅葉週間

2016-10-29 | 『勝手に帯広通信』

北国の紅葉は早い。今年もまだ出遅れてしまい、
山の紅葉は10月前半で終わってしまったもよう。

10月18日、かわりに近郊の真鍋庭園へ。

日本庭園、見事に紅葉してます。

こちらは洋風のリバースボーダーガーデン。

4種類の色違いのカエデが赤や紫に。

園内にはキノコたちも。
 
 
クリスマス用の松ぼっくりやハロウィンのカボチャたち。
イベントの飾りも地元で調達できるのが十勝!

こちらは10月23日、鹿追の紅葉。


 
夏季の土日のみ営業の「かわせみ」さん再訪。
自家製野菜のせいろ定食をおいしくいただく。

山に近いのですでに冬枯れ一歩手前。



ポニーたちも元気でした。前髪(?)カットしたのかな。

10月25日、帯広市内ご近所も紅葉。

気温11度…ではありません。1.1度。
この直前まで0.8度と表示されていました。
氷点下はもうすぐ。

こちらは28日、昨日の紅葉。


本州の紅葉とは違う趣き。それもそのはず種類が違う。
 
こちら「ヤマモミジ」だそう。このように表示があると助かります。

これまで単に「モミジ」と呼んできた本州のモミジは、
正確には「イロハモミジ」という種類だそう。
本州の紅葉といえば、鮮やかな赤。
でも、こちらの紅葉は赤、黄、緑のグラデーション。
カエデ類の種類豊富で、微妙な色合いがとってもきれい。

     


これは可愛い。ツルウメモドキ??
ただいま木の実の季節でもあります。

イチョウも色づき、早くもギンナン落下。

といってもこのところの強風で無理やり落ちたもよう。
もう少し熟してから拾ったほうがよさそう。



 
壁を覆うツタも紅葉。紫や濃い緑がまじると
何やらヨーロッパな風情。

エゾリスは相変わらず元気に跳び回っています。

しっぽがフコフコしてきました。そろそろ冬支度。
月末は雪になるかも…。

中札内美術村

2016-10-14 | 『勝手に帯広通信』
ちょっと前になりますが、十勝バスのバスパックを
利用して中札内(なかさつない)美術村へ。

林のなかに5つの美術館が点在する美術村。
散策しながらめぐります。こちら相原求一朗美術館。

帯広市内にあった銭湯を移築改装した洒落た建物。


屋外の景色をとりこんだ開放感のあるギャラリーに、
北海道の風景を描き続けた画家、相原求一朗の代表作
「北の十名山」シリーズなどを展示。
2階には画家のアトリエの復元も。


地元で最もよく知られる作品「幸福駅二月一日」。
廃線直前の幸福駅を描いたもの。
幸福駅は、とかち帯広空港のすぐそばにあり、
今は観光名所になっています。
中札内からも至近距離(車で、ですが)。


こちらは坂本直行生誕110年記念館。


坂本直行さんといえば六花亭の包装紙に描かれた
十勝の花の絵で知られる山岳画家。
じつは中札内美術村は六花亭さんの運営。
この近くにある「六花の森」も同様。


ちょっとロシアっぽい色調の可愛らしい小品も。


こちらは日本画家の小泉淳作美術館。
京都建仁寺の天井画に描かれた龍の下絵や
奈良東大寺に奉納された襖絵のレプリカのほか、
風景画や静物、デッサン画などを展示。


ここも木々に囲まれた居心地のよい空間。
美術村は冬季は休館で、今年は10月16日まで。

さて、バスの時間まで周辺を散策。

刈り入れ前のビート畑をながめつつ、
食事どころを探して延々歩くこと30分。
なんと、あてにしていたレストランは2軒とも休業。


この看板があるのはどこでしょう?…というクイズ、
TV「はなたれナックス」でやってましたね。
ドイツ語なのですぐわかりましたが。
答は中札内農村休暇村フェーリエンドルフ。

再び30分歩いてバス停に戻る。やっと来ました黄色いバス。

右手に見える看板群は、先の休暇村や花畑牧場への道を示すもの。
が、あまりにも奥にひっこんでいるので、車で走っていると見落としがち。
以前、知人の車で連れてきてもらった時も、しっかり見落とし、
直進して隣村の更別に入ってしまいました。
写真手前が道の駅方向。道の駅から来て休暇村や花畑牧場を目指す人は
目をこらしてこの看板を見つけるべし。

道の駅なかさつないに到着。最寄バス停は中札内小学校。

中札内は十勝を構成する19の市町村のひとつで
「村」なのだが、道の駅の集客数は十勝最大。
十勝川温泉をも抜いて、年間76万人が訪れるとか。
名産品は卵と鶏肉。写真左に写っているのは
ヒヨコのゆるキャラ、ピータンです。
ここいらで「ピータン卵」といえば、
アヒルの卵のことではなく中札内の卵のこと!

中札内のおみやげ。

もちろんピータン卵。自動販売機でも売ってます。
鶏の田舎揚げ。本当は半身焼き希望でしたが、
10分かかるそうなのでバスの時間の関係で変更。
枝豆大福と黒豆大福、自然風味の甘納豆、ドン豆、
枝豆ラーメン&うどん。枝豆も中札内の特産品で、
てっきり昔からあったのかと思ったら、
近年栽培が始まり、海外輸出するまでになったとか。
風味を閉じ込めた冷凍枝豆は、一度食べたら
ほかの枝豆では物足りなくなるおいしさ!

そば粉のブリヌィ

2016-10-13 | 食とレシピ
久々にブリヌィづくり。

初めてそば粉でつくってみました。
北海道は国内最大のそば産地ですが、
そば粉やそばの実は意外と売っていないもの。
今回使ったのは十勝豊頃産の石臼挽きそば粉。
だいぶ前に野鳥観察ツアーの途中で立ち寄った
豊頃の直売所にて500g入りを400円で購入。

ブリヌィはロシア風クレープのこと。
好きな具をはさんでくるくる巻いていただきます。
 
いつもはヨーグルトを使うS先生直伝のレシピでつくるのですが、
気温が下がって自家製ヨーグルトの出来がよろしくないので
荻野恭子先生のレシピを参考に、牛乳を使用。
甘さ控えめで香ばしく焼き上がりました。

ただし久々なのでトップ写真のように大きさが揃わず。
後日再チャレンジしたのが右上の写真。
小麦粉のブリヌィと違って重ねてもくっつかないので
バターをいちいち塗る必要がなく、カロリーも安心。
ここには写ってませんが、個人的なヒットは
いただきものの木イチゴのジャム添え。
そば粉に負けない野性的な酸味が相性ばっちり!

冬間近のゴーヤ

2016-10-08 | ダーチャごっこ

霜がおりないうちに残り少ない作物を徐々に収穫。
シソはもう花穂が出てしまったので、そろそろおしまい。
モロッコいんげん、トウモロコシ、ゴーヤ、ルッコラもあと少々。
まだしばらく大丈夫そうなのは、レタスとイタリアンパセリ。
最後に収穫することになるのは、ただ今生育中の秋まき大根。
トマトが終わってしまったら一気に色が地味に。

なにしろ突然の冬。最低気温3度だそう。
なぜいきなり10度も下がるんだか!?
道行く人はコートにマフラー、毛糸帽にマスク姿。
つい先日まで春みたいな格好してたのに
なぜ段階を踏まずに一気に冬服!?
いえ、北海道の冬服はここから段階を踏むのでした。

この寒さでゴーヤの葉が一晩で縮んでカリカリに。
それでもまだ6個ほど実をつけている。
東京では西日が強すぎてすぐに熟れてしまい、
オレンジ色のふにゃふにゃゴーヤになってしまったものだが、
こちら北国産ゴーヤは引きしまった固めの実。
しっかりした歯ごたえと苦みがあって
ゴーヤチャンプルーにしておいしくいただく。
 
…けど、なんだか気分が出ない。
暑い暑いと言いながら暑気払いのパワーフードとして
真夏に食べるのがゴーヤではなかったか!?
こんなに寒い時期に食べるのは初めてかも。

ロシアのクマさんチョコ

2016-10-07 | ロシアコラム
ロシアに一時帰国していたS先生が東京に戻り、
ロシアチョコのお土産を送ってくださった。

「ミーシカ・カサラープィの新作よ!」とのこと。

昔からあるのは可愛いファンチキ(包み紙)でくるんだ
個別包装タイプですが、新作は大き目サイズ6個入り。

「ミーシカ・カサラープィ」はロシアチョコの定番。
トレチャコフ美術館所蔵のシーシキンの名画『松林の朝』を
モチーフにした4匹のクマさんの絵でおなじみです。
ちなみにミーシカは「クマさん」、カサラープィは
右に左に体を揺すってぎこちなく歩くようすを意味。

一見するとミルフィーユ。

チョコのコーティングもウエハースも
ばりんと音をたてるくらいしっかりしてます。
ロシアのチョコ菓子特有の素朴な甘さ。
老舗「赤い十月」工場製。

ついでながら旧作コレクション。

微妙にファンチキが違います。

秋の収穫

2016-10-03 | ダーチャごっこ
トマトもキュウリも採りつくし、そろそろ畑じまい。

フェンネル、イタリアンパセリ、シソ、ズッキーニ、
トウモロコシ改めヤングコーンを収穫。

とにかく今年はどこの家庭菜園も奮わず、
トマトはなかなか赤くならず、キュウリは育たず、
ハーブ類は芽も出さないといった状況だったもよう。
それほど雨が多く、日照時間が短い夏でした。
その分なんと、畑に一度も水をまかなかった!
水道代の大いなる節約に。

天候不順にもかかわらず、スイカもできました。

かなり小ぶりですが、こんなのが4個。

こちらはあきらめかけていたゴーヤ。

夏の間まったくツルが伸びなかったのに、
なぜか台風シーズンになってから急成長。
わしわしとツルを伸ばし、次々実をつけております。

シソも夏後半になってから急成長。

ひと株だけですが、消費しきれないほど。
片っぱしから干してドライハーブに。

ブルーベリーも知らないうちに完熟。

東京から連れてきて、なかなか実をつけなかったのに
今年は甘い実をつけ、さらに若枝が何本も生えてきた。
来年に備えてちゃんと剪定しなければ。

こちらも東京組のトラノオ。

狭いプランターから解放されて、異常繁殖。
花壇を侵食してしまうので、一時は間引きを検討。
でも花が咲いたら大量のハチがやってくるようになり、
ゴーヤやズッキーニの受粉に役だっているようなので
このままにしておくことにしたのですが…。

まるまるとして可愛らしく、お尻の白いこのハチは、
調べてみると西洋オオマルハナバチという外来種で、
もともとはトマトなどの受粉のために導入されたものの
野生化して在来種を脅かす存在になっているらしい。
さてどうしたものか…。