サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ゆずジャム

2016-11-26 | 食とレシピ
東京で再会した友人が、ゆずをたくさん送ってくれたので
一部は冷凍し、残りでジャムをつくってみた。

刻んだ外皮だけお湯でふきこぼして苦みをとる、
というレシピもあるけれど、苦みがあるほうが好きなので
あえてそのまま。水も加えず、ゆずと砂糖だけ。
紅茶に入れてもおいしそう。

ゆずと一緒に友人が送ってくれたのは大量のキウイ!

ゆずもキウイもご主人がお庭で収穫したものだそう。
ロシアのことわざで、人生ですべきことのひとつとして
「木を植えること」を挙げているのだけれど、
こんな恵みをもたらす木を植えることは確かに大切。

いただいたキウイはもぎたてで、まだコチコチに固くて酸っぱい。
しばらく寝かせておくと軟らかくなってくるのだそう。
野菜高騰の折、うれしいビタミン源。
ありがたくいただきます!

それにしても今年はジャムをいっぱいつくったもの。
 
左はリンゴジャム、右は青トマト、赤トマト、柿のジャム。
このほかイチゴ、ブルーベリーもつくりましたなー。
つくるたびにバブシュカにおすそ分けしてるのだが、
困ったことに二日かそこらで一瓶食べつくしてしまう。
おいしいおいしい、と言ってくれるのは嬉しいが、
どんだけ砂糖が入ってると思ってるのー!
ちなみにすべて道産の甜菜糖を使ってます。

クルミのとりだし方

2016-11-23 | 食とレシピ
重い腰をあげて、今度はクルミ処理に初挑戦。
そもそもクルミを拾ったのは8月19日。

こんなふうに強風でたたき落とされていたので、
踏みつぶされる前に拾い集めること二度。


クルミの実は、薄緑色の皮をかぶった状態で木になっている、
と知ったのは実は北海道に来てからのこと。
鹿追で初めて乗馬トレッキングをした時に、
インストラクターさんが頭上をかすめる青い実を指差し
クルミの実だと教えてくれたのが最初。
ええっ、そうだったんだー。
クルミ好きのクルミ知らず。

皮が黒くなってきたら中身を取り出すようにと
近所の方に教わり、ギンナンと同じように
ベランダに放置しておいたところ…。

いつの間にか2ヵ月以上たってしまい、このような状態に。
まだ皮が軟らかいうちに処理すればよかったのですが、
乾ききって殻にはりついてしまいました。とほほ。

水につけてふやかし、洗いながら皮を落とす。これがえらく大変。
乾燥しないうちに処理すべきだったー。
で、ようやく見慣れたクルミの殻が中から現れる。

北海道に自生しているのはオニグルミ。
色が赤っぽいのはフラッシュが出てしまったから。
実際の色とは異なります。

*クルミの種類については、樹の散歩道さんの記事が参考になります。

いわゆる西洋クルミと違って、和クルミは小さめで殻が硬く、
ちょっとやそっとのことでは割れません。
一晩水につけておき、カラ煎りすると割れてくるので
割れ目にマイナスドライバーを差し込んでこじ開ける…
という記述をネットで見つけたので試してみました。



確かに、カラ煎りするとうっすらと口を開けてくるものあり。
ドライバーを差し込むとパカッと開き、しかも実が割れない。
ゆっくり指で引っ張り出すと、市販されているクルミ同様
きれいな形のままにゅるっと取り出せました。
でも、口を開けてきたのはごく一部だし、
そのうちに火が入りすぎたのか実が固くなり、
取り出すときにどうしても割れてしまう。

ううむ、難しい。しかもすぐ食べてなくなってしまったぞ。
きれいにむけた証拠写真を撮っておけばよかった~。

形がきれいなのにこしたことはありませんが、
とにかく早く食べたいので、ついに文明の利器を購入。
和クルミ割り器、ほじくるみん付き!

45度の角度に傾けてクルミの割れ目に歯をあて、
ペンチではさめばバリンと割れます。


真っ二つ~。隙間にほじくるみんを差し込んで
ぽろんと取り出します。
取りきれないものは、ほじってかきだす。


形は悪いですが、売るわけではなし、
どのみち食べてしまうので初回はこれでよしとします。
崩れてしまったものは、カボチャサラダに投入。
悲しいかな、苦労したわりにはあっというまになくなったけど。

ちなみに北海道の古老のお話では、昔は石炭ストーブの
火の中にクルミを入れ、はじけるのを待って
釘でほじくりながらアツアツのうちに食べたそうです。
子どもたちの貴重なおやつだったのでしょう。

松の実の処理

2016-11-20 | 食とレシピ
落ちていると、つい拾ってしまう木の実類。
今年もまたチョウセンゴヨウの松ぼっくりから
松の実をひねり出して処理。

じつはこれ、去年拾ったものの残り。
1年ほっちらけてあったのでカビかかってましたが
中身に問題はなさそう。

松の実の取り出し方はコチラをご参照ください。
なぜかこのページ、よく見られてますねぇ。
参考になっているとよいのですが…。
(*失礼!リンクが切れてたので貼り直しました)


前回は生のまま皮をむいてから天日干ししましたが、
今回は取り出した実をフライパンでカラ煎りしてから
皮をむいてみました。このほうが皮はむきやすいですが、
ちょっと火が強かったのか、表面が焦げてしまったのが残念。
でもカリッとしてクリーミーな味は格別なり。

しかし作業はまだまだ続く。
なぜなら今年もまた新たに拾ってしまったから…。

計8個。うち1個は特大サイズで期待したのに、
なんと中身が未熟でひとつも収穫できず。
道理でエゾリスが見向きもしないはず。


最も厄介なのがこの松ヤニ。
うっかり素手で触ろうものなら、洗っても落ちない。
実を取り出すときは使い捨てビニール手袋が必須ですが、
これが安物の薄手のものだと、松かさがささって破れてしまい、
いつのまにか指がヤニだらけになってしまうので要注意。


毎晩テレビを見ながらちょっとずつ。まだまだ先は長い…。


すわカフェロシアへ

2016-11-16 | ロシア料理とその仲間たち
数日前、東京へ…。

北海道の翼エアドゥのキャラクター
「ベアドゥ」と共に帯広空港出発。

眼下に見えてきた十勝の雪景色。

普段は通路側の席をとるのだけれど、カウンターの係の方が
窓側に空きがあると教えてくれたので、久々に景色を堪能。

飛ぶこと約1時間20分、着陸態勢に入ると…。

絵のような富士山の姿が。いつどこから見ても静かに感動する。

さてその7時間後――。
2月に上京した折に、行く機を逸してしまった
吉祥寺のカフェロシアさんへ。

スタートはザクースカ(前菜)盛り合わせから。
ダーチャの本の担当編集者さんが、ロシア好きを集めて
総勢12人の食事会をセッティングしてくださったので、
ロシア料理とロシア話で盛り上がる。

ロシアビール、バルチカ3番で喉を潤したあとは、
グルジア(ジョージア)の赤ワイン、ピロスマニ。
写真左上の黒いボトルがそれ。

これが食べたかった~!グルジアのハチャプリ。
もちっとしたチーズがたまりません。


こちら肉入りのブリンチキ。
粉もの続きでもぺろりといただけるサイズ感。


そして王道のボルシチときのこの壺焼き!
こちらも少量ずつなのであっというまに完食。


グルジアのローストチキン、タバカ。
これも大好きです。ライス添え。


デザートはシャルロトカと紅茶。
いつ食べてもおいしいカフェロシア。
この日はアコーディオンのライブもあり、
久々のロシア尽くしのゆうべ。

田中正也コンサート@帯広

2016-11-15 | ロシア系イベント
いよいよ本日!
ロシアを代表するピアニスト、パーヴェル・ネルセシアンが
来年来日するのに先立ち、ネルセシアンの愛弟子である
田中正也さんの帯広公演が開催されます。

魔法のピアノ
田中正也のおしゃべりコンサート


15歳で単身モスクワに渡り、ネルセシアン教授に師事。
モスクワ音楽院ピアノ科本科を成績最優秀で卒業し、
国内外で活動する若手ピアニスト、田中正也さんが
音楽にまつわるお話をまじえて演奏してくださいます。
プロコフィエフ奏者としても知られる田中さん、
幕開けはやはりプロコ!締めはムソルグスキー。
その他、なじみのある曲ばかりなので、
クラシック初めての方にもおすすめです。

とき:2016年11月15日(火)
   開場18時30分 開演19時
ところ:とかちプラザレインボーホール
入場料:2000円(大学生以下1000円)
*当日券も販売いたします。

プログラム

*プロコフィエフ トッカータ Op.11
*チャイコフスキー 「四季」より11月「トロイカ」
*シューマン 「子供の情景」より「トロイメライ」
*リスト ラ・カンパネラ
*ショパン アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
*ムソルグスキー 「展覧会の絵」

本公演は好評のうちに終了いたしました。

 

チケット取り扱い/チケットぴあ帯広藤丸・勝毎サロン
問い合わせ/ユーラシア協会帯広支部(24―2633) 

冬突入

2016-11-03 | 『勝手に帯広通信』
ついに雪…。

初雪は少し前に観測されていたようですが、
本格的に降るのは今シーズン初めて。
表ではガラガラゴロゴロと除雪車の音。
溶けては凍る足元注意の日々がまた始まります。

天気予報のコーナーでは、毎年この時期になると
「手首、足首、首の3首を暖かくしましょう」とアドバイス。
手袋が必需品なのは言うまでもないのだが、
びっくりしたことに3年でボロボロに!
1年の半分、毎日はめてるとこうなるのか~。
足首ガードはもちろんブーツ&時々レッグウォーマー。
いずれも1シーズン履き続けると、たちまち劣化。
重宝しているのはネックウォーマー。
首にぴったりフィットして口元まで覆えるし、
かぶるだけの手軽さ。
さらに欠かせないのが毛糸帽&マスク。
かなり大げさな格好ですが、こちらでは普通。

不思議なことに、ガクンと気温が落ちた時は
猛烈な寒さを感じるのに、そこから1、2度上がっただけで
「おや?今日は寒くないと思ったら5度もある」となり、
それが何度か繰り返されていくうちに、
「今日はあったかいなー。10度(零下)もある」と
ロシア人のようなことを口走ったりするようになるのだから
体の順応力というものはスゴイ。
本日現在は、まだその域にまで達していませんが。

 
紅葉から一転。たちまち雪化粧。