サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ロシアのコロナ感染者1日17万人超え!

2022-02-06 | ロシアのコロナ情報
あちゃー!またまたリバウンドしてしまいました。
下はロシアの1日当たりの新型コロナ感染者数の推移グラフ。


Moscow Times

1月上旬には1万5000人台まで下がったのに、中旬以降一気に上昇。
2月5日には、17万7282人と過去最高に。
ロシアでは、クリスマスを旧暦と新暦、両方で祝うので
新年休暇と合わせて、1月7日までが冬休み。
なので、年末年始の移動や会合による感染爆発が、
日本より少し遅れて始まったものと推測されます。

一方、2月5日の死亡者数は、714人。
この数字が、今後どうなっていくかが最大の焦点です。
フランスやイギリスなどでは、新規感染者は1日20万30万と増えても、
ワクチンの追加接種が進んだため、死亡者数は減少しました。

しかしロシアでは、3回目どころか2回接種完了者が、
まだ約48%しかいない!

ロシア人がワクチンを打ちたがらない理由については、
以前にもこのブログに書きましたが、
NHKの解説委員の方は、厳しい自然と激動の歴史ゆえに、
死をひとつの運命として受け入れる考え方がロシアにはある
とも指摘しておられます。確かにそれはありますね。

ワクチン未接種者が過半数を占めるロシアでは、
すでに新型コロナで30万人以上が亡くなっていますが、
これからもっと死亡者が増えてしまう可能性があり心配です。
逆に、一部で指摘されているワクチン被害にあう人が
最も少ない大国になる可能性も…??
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ロシアのコロナ死者30万超なのに楽観の不思議

2022-01-06 | ロシアのコロナ情報
ロシアでは昨年秋から新型コロナウイルス感染症が再拡大。
あれよあれよというまに感染者数は1000万人を超え、
死亡者数も30万人を超えてしまいました。
それを追うようにして、欧米でも過去最高の感染爆発が起きていますが、
先行したロシアは、少しずつ収まってきているもようです。


Moscow Times

一時は1日4万人を突破した感染者数も、昨日1月5日は15,772人。
フランス30万人、アメリカ100万人(!)に比べれば少ないほうですが、
気になるのは1日当たりの死者数が、今も800人を超えており、
欧米のように「感染は拡大しても死者は激減」とはなっていないこと。
累計で見れば、なんと致死率3%です。

死者が多い理由として考えられるのは、ワクチン拒否派が多いこと。
最新データで、2回接種完了した人は、約46%しかいないそうです。

ですが、そうであるならば、余計に新たな疑問が生じてきます。
感染力の高いオミクロン株が世界的流行を迎えている今、
なぜロシアだけ感染者が減ってきているのかしらん?

もしかしたらロシアのデータは、感染者数に対して死者が多いのではなく、
死者数に対して、感染者数が少なすぎるのではないでしょか。
つまり、感染者にカウントされていない人が相当数いるのでは?
ちょっとくらい体調が悪くても、寝て治しておしまい、とか。

実際、モスクワ在住の知人男性は、コロナで2日間熱が出たけど
4日目にはジムに行ったというからオドロキです。
人にうつさないようにするより、まず体鍛えるんだー。

感染再拡大が始まった昨年秋でさえ、すでにロシア国民に緊迫感はなく、
プーチンの「非労働日」令に大喜びして、仕事を休んで
自粛するどころか旅行しまくっていたとの報もあり。
現在も、オミクロンに一喜一憂するどころか、
「ロシアの科学者はオミクロンでコロナは弱まると言ってます」
と、余裕をかますロシアの皆さんなのでありました。
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コロナ死者数が増え続けるロシア

2021-09-11 | ロシアのコロナ情報
ロシアに里帰りしている知人のロシア女性Sさんからメールがあり、
その文面に少々驚きました。

「いまロストフ・ナ・ダヌに来ています。ここではコロナのことは、ほとんど忘れてます。もちろん感染者はいますが、みんなウンザリして誰もコロナのニュースなんか気にもとめません」

ええ~、大丈夫なのー??

以下のグラフは、ロシアの新型コロナ新規感染者数の推移。
第3波がじわりじわりと収まりつつあることがわかります。
9月10日の新規感染者数は、18,341人。


Moscow Times

一方、こちらは24時間以内の死亡者数の推移を示したグラフ。
なんと、新規感染者は減っているのに死者数は過去最多級!
9月10日の死者数は、789人です。


Moscow Times

ロシアと同様にデルタ株によってリ感染状況がバウンドした
イギリスやフランスでは、ワクチン接種の甲斐あって
感染者数は増えても死者数は減っています。
なのにロシアは、致死率2.7%。
ワクチン接種が進んでいないことが、一因と思われます。

ロイターによれば、ロシアのワクチン接種率は9月11日現在
1回接種 31.2%(英国72.3%、日本62.1%)
接種完了 27.2%(英国65.4%、日本50.0%)

いち早く国産ワクチン「スプートニクⅤ」の使用に踏み切り、
昨年12月から一般の接種を開始したにもかかわらず、この数字。
これは、打ちたくても順番が回ってこないわけではなく、
打ちたくない、というワクチン拒否派が多いせいでしょう。

●これについては、こちらの記事もご参照ください。
「ロシア人の6割以上がコロナワクチン接種拒否」

イギリスやフランスでは、死者数減少を踏まえて
規制緩和が進んでいますが、ロシアはまだその域に達していません。
なのに、Sさんからの現地報告から察するに、
「もう自粛はウンザリ!」という空気感が蔓延しているもよう。

ロシアはこれから「黄金の秋」の季節。
長い長い冬の前のひととき、
ロシア人に外に出るなと言うほうがムリだろうなぁ。
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ロシアのコロナ感染再びリバウンド

2021-07-06 | ロシアのコロナ情報

The Moscow Timesより

新型コロナ感染の第二波を順調に乗り切るかに見えたロシアですが、
やっぱりリバウンドしてしまいましたか。

一時は新規感染者が1日8000人を切っていたのに、7月4日は25000人強。
累計感染者数は561万人超。死者は13万8000人に迫っています。
ちなみにロシアの人口は、約1億4600万人。
あんなに広いのに、日本の人口より約2000万人多いだけ。
それでこの感染者数は多すぎます。

特に感染が収まらないモスクワでは、飲食店の利用客に
ワクチン接種済み、過去3日以内の検査で陰性、もしくは
過去6カ月以内にコロナ感染から回復したことを証明する
QRコードの提示が義務づけられるようになったそうです。

ワクチン接種が進まないのが感染拡大の要因であることは明らかで、
政府はあの手この手で早期のワクチン接種を促していますが、
「秋までに国民の6割接種」という目標はもはや達成不可能、
とクレムリンもお手上げ状態。

もっとも、日本より感染規模が大きい国はロシアだけはありません。
そのような国々から大挙して人が集まるオリンピックが、
本当に開催されてしまうのでしょうか??
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ロシア人の6割以上がコロナワクチン接種拒否

2021-05-21 | ロシアのコロナ情報
世界に先駆けてコロナワクチン「スプートニクV」を開発したロシアなのに、ワクチン接種が進んでいない、という「ロシア・ビヨンド」の記事を先日紹介しましたが、その出典を詳しく見てみました。

ロシアの非政府研究機関レバダセンターが、2021年5月12日に発表した新型コロナウイルスとワクチンに関する調査結果がこちらです。

●新型コロナウイルスに感染することに
 危機感をもっていますか?


この問いに対し、なんと56%のロシア人が「ニェット(ノー)」と回答。「ダー、怖いです!」と答えたのは、42%。知人のロシア女性が「コロナにかかるのは怖くない」と言っていましたが、それを裏付ける数字です。


赤が「ニェット(怖くない)」、青が「ダー(怖い)」、下の濃紺は「どちらともいえない」。推移を見てみると、感染拡大前の2020年2月の時点では「怖い」と答えた人は30%。日本でも最初は他人事だったので、これは妥当な数字でしょう。その後、感染拡大とともに危機感を覚える人が増え、2020年10月には64%に達します。

2020年12月、ロシアは「スプートニクV」のワクチン接種を開始。「コロナは怖い」という人の割合は40%台まで下がっていきます。これは、「ワクチン接種が始まったから、もう怖くない」ということなのでしょうか? 
ニェット、違います!

●あなたは「スプートニクⅤ」ワクチンを
 接種するつもりですか?


この問いに対し、なんと62%ものロシア人が「ニェット」と回答。接種を希望する人は、26%。すでに接種を終えた人は、10%。合わせて36%しかワクチン肯定派がいないということになります。


赤が「ニェット(接種拒否)」、青が「ダー(接種希望)」、右下のオレンジが「接種済」、左下の濃紺は「いかなるワクチンも拒否」。接種拒否の割合は、調査開始の2020年8月時点で、すでに過半数を占めており、接種が始まっても接種希望に鞍替えするどころか、強い意志をもって拒否し続けているさまが、うかがい知れます。

これを年代別に見ると、次のような結果となりました。



     接種する 接種しない 接種済 どちらともいえない
18~24歳  12%   75%   9%   4%
25~39歳  19%   72%   7%   2%
40~54歳  21%   69%   7%   3%
55歳以上  37%   47%   13%   3%

年齢が高くなるほど、接種希望者が増えていますが、55歳以上の高齢者でさえ、接種拒否派が47%を占めています。そして、接種開始から何カ月も経つのに、接種済の高齢者は、たったの13%です。諸外国に比べて、接種率が異常に低いのは、先日の記事でもご紹介した通りです。

さらに興味深いのは、2つの質問のクロス集計です。最初の質問で「コロナは怖くない」と答えた人のうち、「接種しない」と答えた人は、70%。「まあ打っておくか」という人が18%。これはわからなくもないのですが、「コロナは怖い」と答えた人も、過半数の53%が「接種しない」と答えているのです! これはいったいなぜでしょう?

●「スプートニクV」ワクチンを
 接種したくない理由は?

 
こちらは少し前(2021年2月)の調査ですが、「スプートニクV」ワクチンを接種したくない人に理由を尋ねたところ、このような結果になりました。

1.十分な治験が終わるまで待つべき 30%
2.副作用が怖い 29%
3.アレルギーなどがあって接種できない 12%
4.接種しても意味がない 12%
5.あらゆるワクチンに反対 10%
6.その他 6%

「スプートニクV」の安全性は、英国の医学専門誌にも認められ、現在60ヵ国以上に輸出されています。それでもロシア国民は、ワクチン開発があまりに性急だったことに強い不信感をもっているようです。

西側メディアは、ワクチンへの不信感は、プーチン率いるロシア政府への不信感の表れ、とも解説しています。政府が配給するワクチンなど打ってたまるか!というわけです。確かにそれもあるかもしれません。前述の知人のロシア女性は、「コロナより、プーチンの行き過ぎた自粛要請のほうが怖い。あれはファシズムです!」と声を荒げておられましたし…。

しかし、こと健康に関わることを政府批判だけを理由に拒絶するとは考えにくく、ワクチン拒否の根本にあるのは、やはりロシア人がもつある種の健全性ではないかと思えてなりません。もともと体内に入れるものに対して敏感な人たちですし、基礎的な理系の知識を一般常識としてもっている人が多いことにも驚かされます。

ロシア人が危惧する「ワクチンの副作用」とは、接種直後の反応ではなく、何年も先に現れるかもしれない体内の変化。「今コロナに感染するリスク」と「誰も経験したことのない将来のリスク」を比較したとき、後者を重く見る人は、日本にも少なくないと思いますが、ロシアに目立って多いのは明らかです。現在、第三波の感染拡大が始まりつつあるとも指摘されているロシアですが、はたして今後どうなるのか…。
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ロシアのコロナワクチン接種が進まない

2021-04-30 | ロシアのコロナ情報
ロシアの新型コロナウイルス感染者数が、あまりに多くなりすぎて、
しばらくフォローしていませんでしたが、ここでおさらい。


Moscow News

昨秋から第2波に入り、一時はアメリカに次いで第2位となったものの、
その後、ブラジル、インド、フランスの感染がひどくなり
現在ロシアは累計感染者数の多い国5位まで順位を下げてきました。


Стопкоронавирус.рф

上は2021年4月28日の感染状況。
累計478万7273人 新規7848人 死者10万9367人

1日の感染者数がようやく8000人を切り、順調に下降してますが、
気になるのは致死率が高くなってきていること。
このブログで何度もロシアは致死率が低いと書いてきましたが、
第2波ではその限りではありません。
これまで死者数詐称疑惑のあったロシアですので、
ようやく正しく死者数をカウントするようになったということかも。

もうひとつ気になるのは、ワクチン接種者が増えないこと。
世界に先駆けてコロナワクチン「スプートニクⅤ」を開発し、
昨年12月から接種開始したものの、いまだ接種率8%以下。
これは1回でも受けた人の割合なので、2回接種が完了した人となると
全人口のうち、わずか約4.8%。世界と比較してみると一目瞭然。


Our World in Data

上のグラフは主要国のみ抜粋。トップはもちろんイスラエル58.6%、
ロシアとほぼ同時期に接種が始まったアメリカは、すでに28.9%。
見えにくいですが、下から3番目がロシアの数字。
参考に日本も一番下に加えておきました。0.8%とあります。

「ロシア・ビヨンド」が報じるところによれば、
モスクワでは赤の広場前のグム百貨店に接種会場が設けられ、
予約なしでワクチンが受けられるのに、ガラガラなのだそう。
通常のワクチン開発には何年もかかるのに、十分な治験もなく
見切り発車的に接種が始まったワクチンに懐疑的なのがその理由。

副作用に不安をもつのは、どの国の人でもそうですが、
接種が始まったばかりの日本の接種率0.8%に比べて、
5カ月たっても4.8%のロシアは、いかにも低すぎます。
国土が広大すぎて、地方にワクチンが行きわたっていない、
という事情もあるようですが、少なくとも都市部では
ワクチンが十分あるのに拒否する人が多いそう。

以下は私見ですが、ワクチン拒否の背景には、
もともとロシア人は、本能的危機意識が高いこともあるのかと。
添加物や農薬などの人工物が体内に入るのを嫌うのもその一例で、
それがダーチャでの無農薬菜園にもつながっています。
安全性に不安のあるワクチンが将来にわたって及ぼすかもしれない影響と
コロナに感染する危険性を天秤にかけたときに、前者のほうが重い、
と判断するロシア人が多いのかもしれません。
実際、知人のロシア女性は「コロナにかかるのは全然怖くない」
と豪語しておられます!
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ロシア、400万人がコロナワクチン接種

2021-02-27 | ロシアのコロナ情報


久々にロシアの新型コロナウイルス感染状況レポート。
上のグラフは、本日付けのモスクワタイムスより。

秋に第二波が始まり、一時は1日の感染者数3万人に迫ったものの、
今年に入ってからしだいに減って、昨日2月26日は1万1086人に。
すでに400万人近くがワクチンを接種したそうですが、
まだまだ油断はできない状況です。
なにしろ累計感染者数423万4720人、死亡数8万5743人。

なのにジョージア(グルジア)は、陰性証明の提示を条件に
ロシアからの旅行者受け入れを3月1日から開始するそうです。
ちょっと時期尚早なのでは??
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ロシアの新規感染者2万人突破

2020-11-10 | ロシアのコロナ情報


ロシアの新型コロナ感染者数が、11月6日から連続して1日2万人突破。
累計では、180万人に迫り、死者数も3万人を超えました。
致死率も上がってます。第二波、深刻です。

モスクワでは学校のオンライン授業が延長され、
マクドナルド全店でQRコード利用が導入されるとか。
サハリンなどの地方都市でも感染拡大しているようです。
これから寒くなってウイルスが活発化すると
ますます増えてしまいそう。

ただ、世界的に見ると、フランスの感染拡大が尋常ではなく、
ついに感染者数がロシアと逆転して4位に浮上。
最高(最悪?)2位まで上がったロシアが5位まで下がりました。
フランスの人口約6700万人に対し、ロシアは約1億4500万人。
人口比で見ると、フランスよりロシアの感染者数が断然少ないのは、
広大な国土に人がまばらに住んでいるせいでしょうか??

とにかく、これではロシアからアーティストが来日するのは当分無理。
12月のコンサートはもちろん、来年だって危ういかも。
しばらくはオンラインで楽しむしかなさそうです。
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ロシアのコロナ第2波1日1万人突破

2020-10-05 | ロシアのコロナ情報


ううむ、やっぱりー。
じりじりと減少していたロシアの新型コロナ感染者数が
9月後半から盛り返し、ついに10月5日には1日1万人を突破。
数字は左から検査件数4800万件、累計感染者数1 225 889人、
新規感染者数10 888人、回復者数982 324人、死者数21 475人。

完全に第2波ですね。
9月から学校が再開されたことも一因となっているようですが、
ほかの国同様、長引くコロナ対策に疲れてきたせいもあるでしょう。
モスクワ市は、従業員の3割を在宅勤務に移行させるよう雇用者に要請。
持病のある65歳以上の就労者には、在宅勤務を推奨しています。

これでますますダーチャに避難する人が増えそうです。
今どきのダーチャでは、ネットもできるようですし、
暖房器具を持ちこめば、冬越しも可能。
ダーチャは夏だけのものと思われがちですが、
新年のパーティーを毎年ダーチャで開いている人や
ダーチャを拠点にスキーを楽しむ人もいますので、
今年は冬のダーチャが見直されるかも…。
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ロシアのコロナ感染ついに第二波?

2020-09-26 | ロシアのコロナ情報
9月頭までリバウンド知らずで減少を続けていた
ロシアの新型コロナウイルス感染者数ですが、
ヨーロッパに同調するようにして再び増加。
一時は1日の新規感染者数が5000人を切ったのに
9月25日には7000人台まで戻ってしまいました。
累計死者数は、ついに2万人を突破。



第二波は第一波より感染判明者が増える傾向があるので、
じきに1日1万人を軽く越えてしまうかも。
モスクワ市はテレワークの推進と高齢者の外出自粛を呼びかけ、
感染拡大を食い止めようとしていますが、長期戦は必至。
ロシアのワクチン「スプートニク」が効果を発揮するとよいのですが…。
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ロシアのコロナ感染にリバウンドがないのは何故

2020-09-06 | ロシアのコロナ情報
ロシアの新型コロナ感染者数、9月1日についに100万人突破!
依然として、毎日約5000人の新規感染者が出ており、
アメリカ、インド、ブラジルに次いで世界第4位は変わらず。

4日付で感染者数1,015,105人、死亡者数17,649人。
ほかの国に比べると、相変わらず死亡者数は少なめだが、
致死率は約1.7%と若干上がってきている。

意外なのは、あれだけ厳しい自粛措置をとったのに
解除後のリバウンド、つまり第二波がまったく見られないこと。

例えば、日本の新規感染者数の推移はこちら。



非常事態宣言が解除されたら、一気に気が緩んで第二波へ。
右へならえの日本人らしい、わかりやすすぎるリバウンド。
ここまで極端ではないが、一時的な自粛規制をしいた
アメリカやヨーロッパ諸国も、似たようなもの。


Our World in Data(データで見る私たちの世界)より。

どの国もドタバタとした曲線を描いているのに、
ロシア(上から2番目)だけ、ちょっと違う。
もっと詳しく見てみよう。以下はモスコータイムスより。



左端は、非労働日開始あたりからスタート。
3月30日にはモスクワのロックダウン開始。
その効果は1ヵ月たっても現れず、感染者は増えるばかり。
そして6月9日、まだ増えてる最中なのに突如首都のロックダウン解除。
するとあら不思議。じつにスローペースではあるが下降線を描き始め、
そのままリバウンドすることなく、だらだらと下り続けているではないか。

なぜでしょう? なぜかしら??

自粛しても、たいして意味なかったということ??
それとも国土が広大なので、地方によって感染拡大に時間差があり、
全体でならしてみると第二波がないように見えるのか?

ただし、昨日から新規感染者が少し増え始めているので、
これからリバウンドがないとは言い切れない。
世界初との触れ込みのロシア製コロナワクチンにしても、
その効果と安全性を疑問視する声は国内にもあり、
まだまだ予断を許さぬ状況である。
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ロシアのコロナ感染70万人越え

2020-07-09 | ロシアのコロナ情報

        (2020年7月9日モスコータイムスより)

ロシアの新型コロナウイルス感染者数が、昨日70万人突破。
いまも毎日6000人以上が、新規感染しているようです。

国際線のフライト運休は、8月1日まで延長。
国内のビーチはすべて閉鎖。
ロシア保健省によると、ロシア人がコロナ以前の生活に戻れるのは
2021年2月以降になるだろう、とのこと。

それにしても、上のグラフのダラダラさ加減が気になります。
日本より早く、日本より厳しい措置をとったわりには
新規感染者数が目に見えて減ることもない。
そうかといって、モスクワのロックダウン解除後
1ヵ月たって第二波が訪れているようでもない。
このままダラダラとした減少が続くのでしょうか??
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ロシア感染続くも自粛緩和へ

2020-06-26 | ロシアのコロナ情報


上は、6月23日付のロシアの新型コロナウイルス自粛緩和状況。
ステップ0からステップ3まで、4段階に色分けされていますが
茶色のステップ0が最も自粛措置が厳しい地域。
ついで黄、黄緑、緑の順で緩和が進んでいることを示しています。

現状では、少々緩和のステップ1がほとんどですが、
先行して感染拡大したモスクワは、ステップ2にレベルアップ。
ロックダウンは6月9日に解除され、6月24日には公言どおり
延期されていた戦勝記念日の75周年パレードが開催されています。
ロックダウンの成果があった、ということなのでしょう。

にしても、感染者は60万人を超え、米国、ブラジルに次いで世界第3位。
いまだ1日に7000人以上が新規に感染しているロシアで、
自粛を解くのはまだ早いように思えますが、
相変わらず死者数は少なく、6月25日の発表では8605人。
致死率は1.4%にとどまっています。
ちなみに英国・イタリアは15%近く、米国・日本は約5%。
この差はいったい何なのか!?
依然として謎です。
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ウラジオストクのコロナ制限措置延長

2020-06-15 | ロシアのコロナ情報


ロシア沿海地方のウラジオストク市およびナホトカ市は、新型コロナウイルス感染拡大のため、6月15日までを予定していた制限措置を6月30日まで延長することになったそう。上の地図は、沿海地方ホームページより。斜めに見えて、実はまっすぐ。目の錯覚を引き起こすデザインですね。

6月15日の沿海地方の感染者は累計2977人。
うちウラジオは1536人、ナホトカは609人。
この2市で感染者の4分の3を占めてます。
赤は感染者あり、グレーは感染者なしの地域。

6月に予定していたウラジオ旅行は潰えましたが、
いつの日かリベンジしたいもの。
その前にウラジオに行ったつもりのロシア料理のゆうべを画策中!
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ロシア沿海地方のコロナ状況

2020-06-09 | ロシアのコロナ情報
コロナ野放しのブラジルが感染者数世界第二位に浮上したことで、プーチンさんも、ほんのちょっと肩の荷がおりたのではないでしょうか。

ロシアの新型コロナウイルス感染者数は、相変わらず1日8000人以上増えていますが、地域によっては自粛解除が始まっています。本当なら6月に行くはずだったウラジオストクのある沿海地方の状況はといえば…。

6月8日
沿海地方:感染者数 2,442名(うち1,464名が回復,23名死亡)

1 沿海地方政府の措置
 沿海地方政府は,5月27日より現行の各種予防措置の解除第一段階の導入を発表しました。制限の部分解除はナホトカ市を除く,すべての自治体で開始されるとしています。
内容としては,
(1) 非食料品を扱う売り場面積が400平方メートルまでで道路に面した出口があり,客の最大数が4平方メートルあたりに1人であれば販売が許可され,
(2) 2名以内で,互いに5メートル以上の距離を保ちながらであれば屋外でスポーツを行うことが可能となるというものです。
なお,この際全ての衛生的予防措置,マスク着用義務は遵守する必要があるということです。

…以上が外務省メールの概要。

「4平方メートルあたりに1人」とは、やけに数字に細かく聞こえますが、4平方メートル=2m×2mの空間内に人間1人。要するに2メートル間隔をあけましょう、というのと同じこと。日本とは、空間のとらえ方が違うところが面白いですね。

モスクワでは、週3回、自宅から半径2キロ以内の散歩が許されるようになったそうですが、これも日本ではあまり聞かない表現。日本なら単に「2キロ以内」ではないでしょうか。直線距離ではなく、平面積で語るロシア。さすが広大な国に住む人の感覚は違いますね。
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