サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

『勝手に帯広通信』第12号 冬のイベント

2014-02-19 | 『勝手に帯広通信』
1日中氷点下が続く真冬日なるものを初体験。

早朝の帯広駅前、氷点下20度。
「寒い」というより「冷たっ!」「痛っ!」。
無帽は危険。頭がアイスノン化しそう。

寒い寒い冬だからこそのイベントの数々が、
1月から2月にかけて、道内各地で開催されている。
その最たるものが、2月5日~11日開催のさっぽろ雪まつり。
バスで往復7時間かけて行ってまいりました。

大迫力、ソチ五輪出場選手の雪像。
暗いのは逆光だから。札幌にしては珍しく天気良好。

マレーシアのスルタン・アブドゥル・サマド・ビル大雪像。
傾いていますが安全です、とどこかに書いてあった。

巨大雪像の完成形をいきなり目にすると、いまいち
これをつくるのがどれだけ大変だったのかがよくわからない。
あまりにも破たんのない見事な仕上がりだから。

子供と比較すると雪像の巨大さがよくわかります。

なぜか初音ミク飲食コーナー。オタク系男子に人気?

あ!各国の飲食ブースと並んでロシア雑貨のお店発見。
店内にはマトリョーシカがズラリ。

ロシア料理のブースでは、ボルシチ、ピロシキ、
ビーフストロガノフ丼(!)などを販売。
けっこう盛況で、なんとなく嬉しい。

残念ながら雪像のライトアップは見られないうちに
日帰りバスの集合時刻に。車窓にのぞむはテレビ塔。
恥ずかしながら「テレビ父さん」が札幌テレビ塔の
ゆるキャラだということさえ初めて知った。

それにしても、さすが大都市札幌の雪まつり。
外国人観光客も多く、かなりの集客力である。
一方こちらは、おびひろ氷まつり(1月31日・2月1日)

今年のテーマは『銀の匙』。メイン会場には
主人公の八軒くんと子ブタのぶたどんの氷像が。
氷像コンテストや氷の滑り台、露店コーナー、
そしてシメは冬の花火大会。
東京でいえば、町内の夏祭りのような感覚?
 
氷点下だというのに会場につめかける家族連れや若い子たち。
地元っ子に長年愛されているイベントなんだろうなぁ。

そしてこちらは冬限定のイベント、
帯広ばんえい競馬の朝調教ツアー。

白い息と湯気をたて、もくもくとソリを牽くばん馬。

帯広競馬場は単にばんえい競馬が開催されるだけの場所ではなく、
騎手や厩務員など関係者とその家族200人以上が住み、
600頭以上のばん馬と暮らしを共にする場でもあるのだそう。
朝日を背にした早朝の調教風景が見られる真冬のツアーには、
長玉つき一眼レフを手にしたばん馬ファン、写真マニアが集結。
なかには「今回で3回目」という年季の入った方も。
  
それにひきかえ、こちら、おもちゃみたいなデジカメ一丁、
寒くて暗いし、当然馬は動くので写真はボケボケ(笑)。

馬の落とし物に群がるハシボソガラス。どけどけっ!

こちらは障害を越える練習。
ソリの金具のカチャカチャという音が響く。

ばん馬は「道産子」ではなく、開拓時代にフランスや
アメリカから導入された農耕馬がルーツだそう。
道理で、この立派な体躯!

調教を終えて厩舎に戻っていくオイドン(馬の名前です)の後ろ姿。
オイドンはこちらではけっこう知られたトップホース。
でも、レース以外の場で見ても、どれがどの馬かわからず(笑)。

ツアー参加のおみやげにいただいた
ばん馬の写真集とばん馬グッズ、そして招待券。

この招待券で、競馬場3階のVIPルーム
プレミアム・ラウンジが利用できるというので、
一度帰宅して時間をつぶし、レース時刻にまた来訪。

VIP席ベランダからくわえ煙草でレースを見る常連さん。

レースの全貌がのぞめるプレミアム・ラウンジは
1回500円で利用可。飲食の持ち込みOK、
居ながらにして馬券の購入・払い戻しができるので
ついつい長居して負け越してしまった~。
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ロシア料理&台所トーク

2014-02-12 | ロシア系イベント

2月8日(土)NHK札幌放送局1階スタジオにて
料理研究家・荻野恭子先生による料理トークショー
「北海道の食材で作るロシアの家庭料理&台所トーク」開催。

ダーチャの本や『魔法の発酵食』などなどでお世話になった
荻野先生が来道(北海道来訪)なさると聞き、
札幌在住のロシア語仲間をお誘いして会場へ。
午後の部に参加するつもりが、早く到着してしまったので
11時からの部にすべりこみセーフ。

さっぽろ雪まつり会場前に位置するNHK札幌。
雪まつりについては後日…。

スタジオでお料理をつくりながらの台所トークは、
放映しないのがもったいないような1時間でした。
いつもながら、荻野先生のお話は楽しく軽快で、
お料理も「これならできそう!」と思えるものばかり。
本日のレシピは「サーモンときのことのサワークリーム煮」(大好き!)、
「ドラーニキ(じゃがいものお焼き)」、そして「ボルシチ」。
おやつの「プリャーニキ」は、先生がご自宅で焼かれたものを
試食用にいただく。

今回のトークショーは、さっぽろ雪まつりと
ソチ五輪開催にあわせてのタイムリーな企画。
気候風土も食材も、ロシアと北海道は共通するものが多いのに、
ロシア料理はこちらではあまり知られていないもよう。
札幌でさえロシア料理店は数少ないし、帯広に至っては皆無である。

そもそも「赤いビーツなんて知らない」という道産子も。
荻野先生もおっしゃっていたが、北海道は砂糖用ビートの
一大産地でありながら、赤いビーツは意外とつくられていないのだ。
今回はボルシチ用ビーツを江別のビーツ農園から手配されたそうだが、
こちらではほんとにビーツがなかなか手に入らない。
東京ではスーパーでも買えたのに!

恐縮にも荻野先生からおみやげをいただいてしまう。

前々からずっと気になっていて一度も行く機会のなかった
東京・田園調布「ローザ洋菓子店」のロシアチョコ。
素朴な甘さのチョコとレトロモダンなファンチキ(包み紙)。
懐かしの味をありがとうございました!
Comments (4)
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