サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

帯廣神社ドサンコやぶさめ

2015-09-27 | 『勝手に帯広通信』
9月25日、帯廣神社の秋季例大祭最終日、ドサンコやぶさめを見る。

流鏑馬は、東京の井草八幡宮や明治神宮で何度か見たことがあるが、
ドサンコの流鏑馬は初めて。ドサンコそのものを見るのも初めてかも。


ほんものの鹿皮。
鎌倉時代の上級武士の装束だそう。


いきなりトップスピードで駆け出す。
馬が走るこの走路のことを「埒(らち)」といい、
らちが空かないと馬が進めないことから、
「らちがあかない」という言葉が生まれたそう。


見事に的を射る。人も馬も真剣でかっこいいなー。

主催は十勝ドサンコやぶさめ振興会。
流鏑馬は、天下泰平や五穀豊穣を願う神事としてだけでなく、
馬文化の継承を目的として行われており、
10月には芽室のドサンコ牧場で競技大会も開かれるそう。


お仕事を終えたドサンコたち。
小柄で顔が大きめなところが
なんとも可愛い!
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浦幌・豊頃JR旅

2015-09-22 | 『勝手に帯広通信』
連休中盤、十勝晴れの浦幌駅前。空が高い!


JR根室本線各駅停車で浦幌駅へ。
帯広駅から約1時間。1070円。
 

お目当ては前から来たかった「ちいさな街のパン屋さん」


駅から徒歩15分くらい。暑いくらいの陽気。


 
以前食べたライ麦パンやチャパタがおいしかったので、
一度おとな買いしてみたかった!
もっちりした柔らかいパンが多い十勝には
ドイツふうのしっかりしたパンがあまりないのだ。

列車の本数が限られているので、浦幌駅にとんぼ返りし、
再び根室本線で隣町の豊頃へ移動。
  
豊頃駅はまさかの無人駅。車用の案内図しかないので、
もってきた地図を頼りに国道38号線をひたすら歩き、豊頃大橋を渡る。
写真にはたまたま車が写っていないが、大型輸送トラックが行き交い、
歩道を歩いている人はもちろんいない。自転車乗りが3人通過。
うち一人は日本一周中の男の子。がんばれ!

歩くこと約50分、ようやく豊頃物産直売所に到着。逆光~。

夏季の金・土・日曜のみの営業。
人気の物産所だけあって、次々車がやってくる。
午前中に売り出した大津のサケはとっくに完売。

はるにれソフトクリームのお店も盛況。
 

  
昨年、野鳥観察ツアーで訪れた時と同じ行動パターン(笑)。
食堂でざるそばを食べたあと、バニラソフトを注文。
しっかり牛乳の味、それでいてしつこくない好みの味。

帰りは市街地を抜ける別ルートを選択。
休日のせいかお店はほとんど閉まっており、
お菓子の朝日堂さんをのぞいたあと、
行きとは別の橋、茂岩橋を渡って帰る。

こちらの青い橋をゆくルートのほうがおすすめ。
景色もよく、交通量も少ない。
町の中心地と対岸の学校とを結ぶ生活の橋だそう。

雄大なり十勝川。十勝開拓の第一歩はこの川の下流から。


十勝川上空を飛ぶこの鳥影は、オジロワシ?なのか?

ほかにも水辺にはアオサギやカモ類が。
38号線沿いの湿地ではタンチョウ3羽発見。

駅にほど近いコンビニ脇の不思議な光景。

一昨日までの雨がまだひかないのか、水たまりが多い。
もともとこのあたりは湿地なのかも。

帰りの列車は一両編成。オレンジ色の車輌。

不思議なことに、浦幌・豊頃間は260円、
豊頃・帯広間は740円、計きっかり1000円と
行きより70円安かった。途中下車すると高くつく
と思っていたので、ささやかに得した気分。

●十勝みやげ


ちいさな街のパン屋さんのパン。ライ麦パン、長いもパン、
ベーコンと水菜のチャパタがお気に入り。

  
左・豊頃物産直売所では、草だんごと大豆を購入。
中・朝日堂の焼き菓子と人気のアメリカンドーナツ(写真はカスタード120円)。
お客さんがひっきりなしに訪れるだけあって、ドーナツはふんわりしっとり
やさしい味。焼き菓子も昔懐かしい素朴な味。
右・はるにれソフトのお店でリピート購入。絶品カラフルチップス200円。
ちなみに豊頃にはハルニレの巨木があり、町のシンボルになっている。
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日々是収穫

2015-09-16 | ダーチャごっこ

今年は天候不順でトマトやモロッコいんげん出遅れる。
ハーブ系はわしわしはえてます。

  
フェンネルはとっくに花になってしまい、
セージとバジルは野草化。


セージは乾燥させてドライハーブに。
しばらくは保存食づくりに邁進!

  
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ロシア料理教室

2015-09-15 | ロシア料理とその仲間たち
  
日本ユーラシア協会帯広支部のロシア料理教室に参加。
先日終了したロシア語講座の講師を務めていらした
ナージャさんがサラダとグレーチカ(右上、ソバの実料理)、  
あいさんが揚げピロシキをつくり、各自そのお手伝い。
完成したお料理が上の写真です。

●グレーチカのつくり方

①玉ネギのみじん切りをしんなりするまで炒める
②小さく切った豚肉(ひき肉がわり)を加え、さらに炒めて塩胡椒
③お湯で15分ゆでたソバの実を加える(これが上の写真)

ぱらっとした食感とほどよい塩加減と甘みがあとをひき、
サラダ感覚でいただけます。

こちらは皆で包んだピロシキ。

ピロシキは生地がもっちりしていておいしかった!
荻野恭子先生のレシピだそう。

こちらはツェーザリのサラダ。

ツェーザリ(皇帝)という名のドレッシングがあるのだそう。
ロシアで市販されている粉末のドレッシングの素を
プレーンヨーグルトとあえて野菜の上にかけ、
市販のスハリキ(ラスク)をまぶして出来上がり。
ツェーザリにはいろんなハーブや香辛料が入っていて
見た目こってりしてますが、さっぱり系で不思議な味。
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鳥のミルク

2015-09-10 | ロシアコラム

上士幌のナージャさんから、一時帰国のおみやげに
いただいたウラジオストクの「鳥のミルク」。
少し前にいただいたものですが、
パッケージが可愛いのでご紹介。

「鳥のミルク」(プチッツィ・マラコー)は、
ありえないほどおいしい、ということから
その名がついたとされ、製造法も秘密だとか。

表面はパリンとしたチョコのコーティング、
中身はマシュマロのような食感。
懐かしい甘さはロシア菓子ならでは。
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ヴェルトグラード・トリオ帯広公演

2015-09-08 | ロシア系イベント
ロシアの弦楽器アンサンブル、ヴェルトグラード・トリオが来日。
全国公演の一環で、帯広にもやってきます!


≪ヴェルトグラード・トリオ≫
バラライカ:ユーリー・ストゥパク
ギター  :アレクセイ・ステパーノフ
ヴォーカル:アレクセイ・パルフョーノフ

クラシックの名曲や日本でもおなじみのロシア民謡
「カチューシャ」「黒い瞳」「モスクワ郊外の夕べ」
など、多彩な曲目を2部構成で披露する予定。
ロシア伝統の弦楽器バラライカを生で聴いたことのない方は
ぜひこの機会をお見逃しなく!

日時:2015年10月29日(木)
開演:19:00(開場18:30)
場所:とかちプラザレインボーホール
料金:3,000円(大学生以下1,500円)

(本公演は好評のうちに終了いたしました)

*チケット取り扱い/チケットぴあ帯広藤丸・勝毎サロン
主催:日本ユーラシア協会北海道連合帯広支部
後援:在札幌ロシア総領事館/帯広市教育委員会
   北海道新聞帯広支社/十勝毎日新聞社

≪全国公演日程≫

10月21日 東京・世田谷烏山区民会館
  23日 宮城・名取市文化会館中ホール
  24日 所沢・所沢市民文化センターミューズ
  27日 苫小牧・苫小牧文化会館
  28日 札幌・共済ホール
  29日 帯広・とかちプラザレインボーホール
  31日 大阪・大阪倶楽部
11月1日 愛知・名古屋宗次ホール
  2日 東京・すみだトリフォニー小ホール

*帯広公演以外は各地区の日本ユーラシア協会にお問い合わせください。
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白雲山

2015-09-07 | 『勝手に帯広通信』
8月31日、朝6時出発で白雲山へ。

熊が出るんだ!?

山の達人の先導で、のぼりまっす。

白雲山は、大雪山系のなかでも初心者向けで
子どもでも登れる山、と聞いていたので、
高尾山レベルを想像していたのが東京育ちの浅はかさ。
え、山頂にトイレがない!?売店もない!?
そうか、これが山か!(恥ずかしながらこの程度の認識)

道理で達人が、服装やら装備やらについて
事前にこまごまとレクチャーしてくださったはず。
ああよかった、初心者だけで来なくて。

あらかじめ調べておいたので、笹やぶを抜けたら
岩山が待ちかまえているのは知ってはいたが、
写真で見るのと実際に見るとでは大違い。
これをよじ登る!?

登り場所が悪かったのか、山頂まであと一息
というところで足の踏み場が見当たらなくなって
岩にへばりついたまま、しばし立ち往生。
態勢をたてなおし、なんとか山頂へ。

山頂から然別湖(しかりべつこ)を望む。

湖畔に立つ白い建物は温泉ホテル。
トイレはあそこかー。

山頂でお弁当を食べ、同じコースを下る。
この日は平日だったので、誰とも会わず。
それにしても、植生の豊かなこと。
コケ類やキノコ類の知識があったら
さぞかし楽しいことだろう。


  
   
 天然のオブジェ!?

山らしい山に登ったのは、なんと!
1992年に北朝鮮の金剛山(クンガンサン)に登って以来。
さぞや筋肉痛に悩まされるのではと覚悟していたが、
意外にも平気だったのは、マンションの階段上りと乗馬の成果?

それよりも気になったのは、然別湖近くの展望台あたりに
人がたまっていたので何かと思えばキタキツネがあちこちに。
車を止めると寄ってきてしまうので、あわてて立ち去る。
どうやら観光客が頻繁にエサをやっているらしく、
人を見るとねだりにくるもよう。
エサをあげたくなる気持ちはよくわかるが、
キツネの狩猟本能を妨げる行為なので、
ぐっとこらえて遠くから見守るのみにしたいもの。
北海道にはアジアからの観光客も多いので、
多言語での注意喚起の徹底が望まれる。
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アレウト号慰霊碑を訪ねつつ道南へ

2015-09-05 | 『勝手に帯広通信』
北海道南西、日本海に面した瀬棚(せたな)に
アレウト号慰霊碑を訪ねる。

1877年(明治10年)11月19日、ロシア軍艦アレウト号は、ニコライエフスクからウラジオストクに向かう途中、暴風雪に流されて瀬棚沖に座礁。約60名の乗組員は、地元住民たちに全員救助されて、からくも無事だったのだが…。


その後、艦内に残された物資の陸揚げのため、士官2名、水兵13名が瀬棚に残り、翌1878年4月29日、迎えにきた軍艦エルマック号にて帰国の途につくはずだった。ところが、軍艦に乗り移るために移動中、短艇が転覆。12名が犠牲となったのだ。彼らの冥福を祈るとともに、国際親善と海難事故防止の願いをこめて、1972年に建てられたのが、この慰霊碑なのだそう。


遭難者名簿には、氏名不明の3名を除く9名の名前が記されている。これを見ると、アレウト号乗組員だけでなく、迎えにいったエルマック号の船員3名も犠牲となったことがわかる。最初の座礁事故では全員が助かったのに、迎えのボートで事故にあうとは、さぞかし無念だったろう。

幕末、戸田村(現・沼津市)沖でディアナ号が遭難した折に、
地元の漁民たちがロシア船員たちを救助した話は
比較的よく知られており、碑を訪ねたこともあるが、
アレウト号については今回初めて知った。
道内にはほかにも日露交流の痕跡がいろいろありそうだ。


慰霊碑の近くには、三本杉海水浴場が。
夏季の日本海は意外にもとても穏やか。

この海を見下ろす展望台からの光景がこちら。

ちょっとわかりづらいですが、風力発電の風車が並び、
奥尻島に向かうフェリーの船着き場が見えます。

展望台にはナホトカの方角を示すプレートが。
 なぜ??

アレウト号慰霊碑訪問は、8月29~30日に催された
日本ユーラシア協会帯広支部の道南旅行の一環。
「道南」といっても、全国的にはあまりピンとこないのですが、
エンゼルフィッシュ型の北海道の「しっぽ」のあたり。
帯広からは、高速道路を経て、太平洋沿いをひたすら西へ。

途中、有珠山サービスエリアでお昼休憩。


遠方に見えるのが有珠山と昭和新山(右)。

昭和新山は第二次世界大戦中の昭和18~19年、
有珠山の大噴火によってできた山。
話には聞いていましたが、ちゃんとした山ではないか!
国の特別天然記念物にして、個人の私有地だそう。

お昼のかき揚げそば。
 干しエビがいっぱい!

このあと瀬棚を経て宿泊先の熊石ひらたない荘へ。

旅館の裏手、せせらぎのはるか向こうに
うっすらと日本海も見えました。

熊石のある「二海郡八雲町」は、その名のとおり
日本で唯一、太平洋と日本海の2つの海に面した町。
北海道のしっぽのつけ根、くびれたあたりにあります。
名物はアワビなどの海産物。

温泉につかったあとはアワビ料理を満喫!

アワビの踊り焼き、刺身、鍋、釜めしなどなど。

八雲町に転勤された帯広支部会員のSさんとも合流し、
グルジアワインやウォッカで大いに盛り上がった一夜でした。

熊石のおみやげいろいろ。

熊石海洋深層水を使った粗塩と「塩もっち」。
右は「熊石羊羹」。


包み紙がなかなか渋い。

八雲といえば、木彫りの熊の発祥地。
熊つながりで…。

こちらは帰りの清水サービスエリアにて。

これはかわいい、子熊のともちゃん!

42万円。「私は高いわよ」と書いてある(笑)。

清水SAから見下ろす十勝平野。

パッチワークの広大な畑が連なる光景を見ると
あー、十勝に帰ってきたなー、という気分に。
往復の走行距離800km以上。
ドライバーの皆さん、お疲れさまでした!
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