サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

グルジア旅行⑤ワイナリーめぐり2

2020-11-29 | グルジア2019
2019年11月6日 ワイナリーめぐりの続き

(一度書いたテキストが消えてました。ショック!
またいちから調べなおしである)

ギオルギさんのマラニをあとにしたのは、ちょうどお昼どき。
ガイドのニノさんの案内で向かったのは、とある農家さん。
ここで家庭料理と自家製ワインをいただきます。


かなり大きな農家さん。庭先にテーブルを出して迎えてくれました。


大好きなチーズパン、ハチャプリの農家さんバージョン’右)。
左はグルジア伝統のパン。食べたいが入らないー。

 
手作りワインもいただきました。
本日何杯目??


庭ではミツバチを集め、ハチミツも自家製。
ひとビンお土産に購入しました。20ラリ。


ゲームを楽しむお年寄りの輪にすんなり入っていく
われらがドライバーさん(右端)。


長居したくなる心地よい空間。
ですが、先を急がねば。

次に訪ねたのは、クヴァレリ町のワイナリー「ハレバ」。

観光バスが何台も停まり、観光客がいっぱい集まっています。

伝統製法にこだわったギオルギさんの家族経営のマラニとは対照的に
現代的製法も取り入れている大規模ワイナリー。


トンネルのようになってます。いえ、ほんとにトンネルです。

ここには15個のトンネルが掘られ、全長7.7㎞。
そのうちのメイントンネル800mがワイナリーになっています。
温度14℃、湿度70%、自然に空気が動くワインに最適な環境。


入口にはワイン醸造用の素焼きの壺クヴェヴリ。


壁の向こうは山だそう。ここに2万6000本のワインを収蔵。

ニノさんによれば、このトンネルがつくられたのは
グルジアがソ連の一部だったソ連時代、1959~1965年のこと。
1962年に国際ワインコンクールが開かれることになり、
その会場として、ソ連政府がつくりあげたのだそう。

グルジア独立後、ワイナリーが個人ビジネスとして
始められるようになったのは、2000年以降。
ここハレバ・ワイナリーは、2006年に創業し、
グルジア各地に1500ヘクタールのワイン畑をもつ。
ワインの25%は輸出用。25カ国で販売されている。


広々とした試飲コーナーがいくつも並びます。

ワイナリーツアー参加者のグループが同時に何組も見学していて
そのほとんどは、グルジアのおばちゃまたち。
グループごとに試飲コーナーが割り振られている。


試飲は4種。左2本はヨーロッパ式、右2本はグルジア式。

左から、白辛口ムツヴァネ2016年、フランスでゴールドメダル受賞
赤ドライ、サペラヴィ2015年、梨の樽を使ったプレミアムレベル
赤ドライ、ウツハヌリサペレ2014年、クヴェヴリ使用
白ルカツィテリ、クヴェヴリ使用


パンとチーズとオリーブオイルつき。

ここで別グループのおばちゃまが、後ろからひょいと手を出してきて
我々グループのチーズを持っていきそうになったり、
ボトルをつかもうとしたりと大はしゃぎ。
酔っぱらって「クレオパトラになりそう」ですって。


お帰りは入口の売店でワインお買い上げ~。
流れ作業のようで、いかにもの観光ワイナリーでした。
併設のレストランで食事をとるツアーコースもあるのだそう。


外に出るとウエディングカップルが。


表から見るとよくわかります。確かに裏手は山。

この日はワイナリー2軒の試飲と農家さんの昼食時、さらに
ゲストハウスに戻ってから夕食の席で、飲んだワインは軽く10種以上。
なのにまったく後に残らないのは、ナチュラルワインだからこそ。
じつにおいしく楽しい1日でした。

モイセーエフバレエ公演チケット販売情報

2020-11-27 | ロシア系イベント
モイセーエフバレエ2021年の公演チケット販売情報が
正式に発表されました!

2020 年 12 月 15 日(火)11:00 優先販売 受付開始
対象:2020 年公演のチケットご購⼊者
   およびロシア⽂化フェスティバル友の会会員

2021 年 1 月 12 日(火)一般販売開始
         (e プラス、チケットぴあ含む)

だそうです。詳しくは以下でご確認ください。
ロシア文化フェスティバル公式サイト

★ちなみに公演スケジュールはこちら

2021 年 10 ⽉
18 ⽇(⽉)18:00 開演 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館⼤ホール
19 ⽇(⽕)18:30 開演 東京・めぐろパーシモンホール⼤ホール
20 ⽇(⽔)18:30 開演 横浜・関内ホール⼤ホール
22 ⽇(⾦)18:30 開演 東京・新宿⽂化センター⼤ホール

モイセーエフに限らず、ロシアの文化芸術にご興味ある方は
ロシア文化フェスティバル友の会に入会されるとよいですよ。
会費無料で割引チケットのお知らせもあってお得です!

カフェロシアでグルジア料理

2020-11-26 | ロシア料理とその仲間たち
先週、約1年ぶりに吉祥寺のカフェロシアさんへ。
今回はとことんグルジア(ジョージア)で攻めてみた。


まずは定番の前菜盛り合わせ。これで1人前。
このなかでグルジアものは、右手前のクルミペーストと焼きナスの料理。
スパイスを使ったクルミペーストは、グルジア料理特有の不思議味。


とりあえずロシアビール、バルチカ3番で乾杯!
ロング缶、飲みごたえありますねー。


カフェロシアに来たら必ずオーダーするハチャプリ。
左は、卵をのせたアジャルリ風ハチャプリ。
ネットに出ていた裏メニューのひとつで、
とろりとした卵とスルグニチーズがよく合います。
ただし、切り分け方が難しく、卵が流出~。


スパイシーなケバブは、コーカサス料理の定番。
赤ワインに合わないわけがない!


というわけで、グルジアワイン、赤のムクザニ。
白のツィナンダリも飲んだのに、撮影を失念。
赤白とも、以前来たときとワイナリーが変わったもよう。
ピロスマニ・ラベルのTAMADA、どこ行っちゃったんでしょう。
以前はあちこちで見かけたのに、いまや入手困難??

今回の会食は、今年ウラジオストクに一緒に行くはずだったメンバーと。
コロナのため断念した旅行の替わりに、せめて料理で旅行気分を!…と
意気込んでやってきたので、TAMADAがなかったのはちょっと残念。
もうひとつ残念だったのは…。


平日夜の月~木限定、裏メニューのシュクメルリ。
これを食べる気満々で来たのですが、
トビリシで食べたのとちょっと印象が違いました。
にんにくソースはおいしかったのですが…。

シュクメルリは、松屋やファミリーマートにも登場し、
今や日本で最も知られるジョージア料理、なのだとか。
意外なものが人気になりますね。
ハチャプリのほうが日本人好みかと思ったのに…。

そのハチャプリ、写真右奥にいつまでも残ってますが、
最後にしっかり完食しました。これは安定の味!

『猫のユーユー クプリーン短編選』ようやく発刊

2020-11-22 | ロシアなお知らせ
アレクサンドル・クプリーンの短編を集めた翻訳本
『猫のユーユー クプリーン短編選』の見本が届く。



(内容紹介)
大の動物好きで知られた作家が動物たちの心の声に耳を傾けて生みだした猫や犬を主人公にした作品、貧しい子にも恵まれた子にも優しい目を向けて暮らしのひとこまをとらえた短編、メルヘンや生きるものへの愛にあふれた小品を集めました。
20世紀はじめのロシアで社会の片すみに生きるものたちを数多く描いてトルストイやゴーリキイから高く評価され、革命後しばらくパリに亡命したもののロシアへの愛を抱き続けた作家クプリーンのいまもロシアで読み継がれ子どもたちに愛されている文学です。

群像社ライブラリー44
2020年11月28日初版 群像社刊

本にするつもりもなく、サブリナ先生との読書会で読み始めたのは
確か10年くらい前のこと。途中、何度も中断し、2度引っ越し、
ようやくゲラが出たと思ったら、緊急事態宣言のため、また中断。
そんなこんなで、やっと!やっと近日発刊!

表題の『猫のユーユー』は、ロシアの猫好きなら
みんな知ってる、愛らしく微笑ましいお話。
作家がパリ亡命時代に実際に飼っていた愛猫がモデルです。
ユーユーちゃんについては、また改めて…。

モイセーエフバレエ公演2021年10月に延期

2020-11-19 | ロシア系イベント
新型コロナウイルス感染拡大のため延期となった
モイセーエフバレエ公演の新しい日程が公表されました!

2021 年 10 ⽉
18 ⽇(⽉)18:00 開演 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館⼤ホール
19 ⽇(⽕)18:30 開演 東京・めぐろパーシモンホール⼤ホール
20 ⽇(⽔)18:30 開演 横浜・関内ホール⼤ホール
22 ⽇(⾦)18:30 開演 東京・新宿⽂化センター⼤ホール

チケット発売日は近く発表されるそうです。

関係者の皆様のご苦労を思うと言葉もありませんが、
この公演を企画してくださっただけでも感謝です。
今度こそ、万全の態勢で実現することを祈ります!


幻に終わったモイセーエフバレエ2020年日本公演のチラシ。

コロナ下のダーチャ取材

2020-11-15 | ダーチャ本関連
2カ月ほど前、久しぶりにダーチャについて取材を受けました。
時節柄オンラインで。そしてタイムリーなことに
ダーチャは今、コロナからの避難先として注目を集めてもいます。
そんなことも含めて、お話した記事がようやく公開されました。


都市と自然を往来する二拠点生活
ロシアの郊外ハウス、ダーチャの創ることを楽しむライフスタイル
https://perfectday.jp/2020/11/dacha

掲載はアーバンナチュラリストのためのウエブメディア「Perfect Day」。
都市生活のなかで自然を感じとる、というコンセプトで、
農ある暮らしから、食、ファッション、アートまで
都会的な目線で切り取った素敵なサイトです。
刺激になる興味深い記事が多いので、ぜひご覧あれ。

ロシアの新規感染者2万人突破

2020-11-10 | ロシアのコロナ情報


ロシアの新型コロナ感染者数が、11月6日から連続して1日2万人突破。
累計では、180万人に迫り、死者数も3万人を超えました。
致死率も上がってます。第二波、深刻です。

モスクワでは学校のオンライン授業が延長され、
マクドナルド全店でQRコード利用が導入されるとか。
サハリンなどの地方都市でも感染拡大しているようです。
これから寒くなってウイルスが活発化すると
ますます増えてしまいそう。

ただ、世界的に見ると、フランスの感染拡大が尋常ではなく、
ついに感染者数がロシアと逆転して4位に浮上。
最高(最悪?)2位まで上がったロシアが5位まで下がりました。
フランスの人口約6700万人に対し、ロシアは約1億4500万人。
人口比で見ると、フランスよりロシアの感染者数が断然少ないのは、
広大な国土に人がまばらに住んでいるせいでしょうか??

とにかく、これではロシアからアーティストが来日するのは当分無理。
12月のコンサートはもちろん、来年だって危ういかも。
しばらくはオンラインで楽しむしかなさそうです。

秋作の収穫開始

2020-11-08 | 体験農園日記
早くも11月。
今年もまた富士山がくっきり見える季節がめぐってきました。
富士山スポットは近所に2カ所。そのうちのひとつがこちらです。

富士山を見るとテンションあがりますねー。と毎年書いてるかも。

畑があるのはこの近く。ただいまはこんな状況。


いよいよ秋の収穫シーズン開始です。

手始めにニンジン、大根。もちろん葉っぱも全部食べます。
ニンジンはまだ小さめですが、甘くておいしい!


長ネギは初挑戦ですが、きれいにできました。
こちらも甘味があって美味。


そして大物の白菜、キャベツ、カリフラワーを収穫。
水菜と春菊、お試しにラディッシュも抜いてみました。
まだ少し早いですが、放っておくと巨大化するので今のうちに。

春作では、食べごろになるまで待って一気に収穫し、
大量の作物を持て余すことになってしまったので、
今回は早め早めに少しずつ収穫する作戦です。


春作で懲りたので、小松菜は2度に分けて種をまきました。
そろそろ左の第1陣が収穫どきを迎えますが、
冷凍庫にはまだ春作の小松菜が残っているので
追いつかれないように毎日必死に食べてます。
今朝はスープに入れて緑のボルシチ風に。


長ネギの使い残しは天日干しして干し野菜に。


保存食づくりに重宝する塩こうじも準備万端。
発酵を促すために、みりんを少々。

このところ花より団子にひた走ってますが…。

気づけば庭のバラが満開に。