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サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

新大久保イスラム横丁めぐり@2025

2025-05-17 | 東京散歩

ゴールデンウィーク中、客人をもてなすために、1年ぶりに新大久保のイスラム横丁へ買い出しに行ってまいりました。

11時の時点で、新大久保駅はすでに大混雑。ほとんどの人はコリアン街に向かいますが、我々は勝手知ったる足取りで人波を逆行し、駅改札斜め向かいのマツモトキヨシの角を右折。その細い道がイスラム横丁です。

イスラム横丁に入って最初に出合うハラールショップが「バラヒ・フーズ」。どことなく雰囲気が変わったと思ったら、看板が新しくなってました。ここでは紅茶(500円)、ディル(200円)、冷凍モモ(1200円)を購入。

横丁をさらに進むと、火事にあって仮店舗で営業していた「グリーン・ナスコ」が、もとの場所に新装オープンしてました。「日本No.1」と謳うだけあって、ハラール食品の品ぞろえ豊富。

1階は冷凍食品やデーツ、菓子類など。仮店舗時代しか知らないので、見違えるほどきれいになってびっくり。

デーツ売り場には、きれいなパッケージ入りのデーツ各種。

おいしそうなウズベクパン発見。残り1個だったので、迷わず買物かごへ。と、まさにその時、店内に入ってきた異国男性、空っぽのかごを見て「パンがない!」と後ずさるほどショックを受けられ、店員さんにパンはもうないのかと詰問。「ない」と言われて意気消沈する彼を見て、一瞬譲ってさしあげようかと思いましたが、無類のパン好きとしては買わずにはいられず。なんという心の狭さでしょう。

ナッツを固めたお菓子類。1番左のミックス(290円)を購入したところ、これがおいしいのなんの!ピーナッツを固めた日本のお菓子、豆板に似てますが、そこまで硬くなく、食べやすくて香ばしい。もっと買えばよかった!

こちらは2階。調味料やジュース、スナック菓子など。

ハルヴァ発見。ばら売り(100円)を買ってみましたが、箱の絵よりも薄い板状で、生キャラメルのような食感でした。ハルヴァは中東を中心に各地に伝わる伝統菓子で、地域によって素材も味もさまざま。ロシアには、ひまわりの種をつぶして固めたハルヴァも。

グリーン・ナスコの角を曲がって右手にある「ゴールド・ラベンダー」へ。イスラム横丁のお店は、ほぼ似たような品ぞろえなのですが、ここが一番お得感あり。店頭ではデーツ1パック250円で絶賛セール中。このお店のごちゃごちゃ感も、気に入っています。

こちらは「ジャンナット・ハラルフード」。ここでバクラヴァを買うのが、今回の目的のひとつだったのですが、今は置いていないとのこと。がっくりです。バクラヴァはいまや人気の高級菓子。お手頃価格で求めようと思ったら、狭山の工場まで行くしかない!?

店頭には野菜や果物も。ほかの店も同様ですが、ビーツは葉の付け根まで切り落とされています(下から4段目の左から2つ目)。葉つきビーツに見慣れているので、一見するとジャガイモかと見まがいました。

最後は「ナチュラルマート」内にあるパキスタン料理の店「シディーク」へ。

シディークでテイクアウト。ローストチキンのハーフサイズ(800円)に加え、サモサ(250円)とクリスピーフライドチキン(280円)を各5個注文。

待っている間にお菓子選び。パキスタンスイーツを8種1個ずつ購入。ピンクのお菓子は、店員さんおすすめのココナッツのお菓子。おすすめだけあって、ココナッツの風味がよく、大好評でした。

今回買った食品の一部。デーツ2種、レトルトカレー2種、ウズベクパン、ブラウンレーズン、ピーナッツ、ソーン・パプディほかお菓子類。

冷凍のチャパティ、パラタ、モモ、そしてお買い得のディル。パラタはほかに2種類購入しましたが、客人に好評であっという間に完食。しかも次々パラタを焼いていたので、食卓風景を撮るのをすっかり失念。いえ、それどころか料理の全貌を見る暇もなかったことが、悔やまれてなりませぬ。

たっぷり入って200円のディルは、根つきなので10日以上もちました。半分は生のまま刻んで、スープやサラダに。半分は天日干ししてドライハーブに。

さて今回は、おもてなし用の品選びでしたが、次回は自宅用に冷凍ラム肉やハーブ類、ナッツ類、粉もの類などを調達予定です。

ちなみにイスラム横丁の各店では、レジ袋無料、クレジットカード可。発送サービスや通販のある店もあり。

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東京ジャーミイのイフタール体験@2024

2024-03-28 | 東京散歩


東京・代々木上原の東京ジャーミイで、ラマダンのイフタールを体験してきました。広いホールの入口には、トレーの上にドライデーツがてんこ盛り!

イフタールとは、断食明けの食事のこと。 イスラム教では毎年イスラム暦のラマダン月に1カ月の断食をする定め。厳しい修行のように思えますが、飲食できないのは日の出から日の入りまで。日が沈むと待ってましたとばかりにイフタールをいただく! それが1ヵ月間続いたあと、さらに断食明けの大祭が待っていて、ごちそうを食べまくる! 意外や意外、ラマダンとは食を断つことで逆に食を楽しむ一大イベントなのです。

   
東京ジャーミイは1938年に建てられた日本最大のモスク。
この日は正門が工事中のため、裏手に回ります。


裏の入口から入ると、美しいアラベスク模様がお出迎え。


廊下にはラマダンの飾りつけ。イスラム暦は太陽暦とは毎年11日ずつズレていくので、断食月間も毎年変わるのだそう。

2024年の日本のラマダンは、3月12日から4月10日頃まで。日が短い季節はいいけれど、緯度の高い地域で夏至に当たったらキツそうです。でもイスラム暦だと、世界中の信徒さんたちが、順繰りにいろんな季節にラマダンを迎えることになるので、公平が保たれるとのこと。


まだ日没まで時間があるので、併設のハラールショップ へ。


国内最大級の品ぞろえというだけあって、目移りします。


デーツだけでも棚ふたつ埋まるくらい種類豊富。


甘くて美味しい危険なお菓子たち!もちろん各種購入。


そろそろ日没なので、イフタール体験者はホールに集合。

イフタールは本来、モスクに通う信徒さん用に用意されるものですが、一般の人も事前申し込みで1人1回だけ体験可。ムスリム1年生の友人に「イフタールに行くなら断食していってくださいね!」と言われて、その気満々だったのですが、よりによってこの日ランチミーティングの予定が入ってしまい、 あえなく挫折。



始まる前にラマダンについて説明を受けます。断食には、食べ物の大切さや貧しい人の気持ちを知り、自分の欲を抑えるなど、さまざまな意義があるとのこと。日没後の礼拝が終わると、いよいよイフタールです。


トレーを持って行列に並び、順番に食事をよそってもらいます。日本人、トルコ系、アラブ系、アジア系など人種もさまざまな信徒さんたちが、トレーを持って続々とホールに入場。行列もテーブル席も男女別々が基本ですが、中央のテーブル席のみ男女同席可でした。


この夜のイフタールのメニューは、牛肉のパテとマッシュポテト、トマトソース和えのパスタ、ヨーグルト系のスープ2種。写真右下のスープは、キュウリとヨーグルトのスープ「ジャジック」、荻野恭子先生のレシピ本にも登場するトルコの飲むサラダ。どれもおいしく、スパイシーながらも辛すぎず、奥深い香り。

断食明けには、まずデーツと水で胃を慣らしてからイフタールをいただくのだそう。イフタールにかかる費用は、すべてザカート(喜捨)によるもの。ホール入口には、寄付者として国際NGOカタール・チャリティの名が記されていました。断食もしていないのにイフタールをいただくのはさすが気がひけるので、入口にあった募金箱にザカートしてきました。


井の頭通り沿いに建つ東京ジャーミイの夜景。オスマン様式の壮麗な建物が、大山町の閑静な住宅街によく映える。

しょうもない余談ですが、代々木上原はかつて住んだことのある勝手知ったる町。なので、帰りに赤提灯で1杯、いや2杯生ビールをひっかけてしまいました~。こんなことでは禁酒を守るムスリムの友人に叱られそう。とまれ、貴重な異文化体験ができました。

興味のある方は、東京ジャーミイ公式サイトのトップページから「イフタール予約」を。(了)
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新大久保イスラム横丁散策@2024

2024-03-12 | 東京散歩
書きそびれているうちに3月になってしまいましたが、年明け早々、コリアンタウンとして知られる新大久保へ。その昔、グローブ座観劇のためよく通った街なれど、十数年ぶりの訪問。当時はなかった「イスラム横丁」が存外面白く、その後も再訪を重ねております。


JR新大久保駅改札の左斜め前、マツキヨの角を右に曲がると、そこがイスラム横丁。この細い通りに、イスラムの戒律に則ったハラール食品を扱うお店が点在。左手に見えるのは、ネパールの食材店バラヒ・フード。


バラヒ・フードの店構え。店内にはネパールの食材や香辛料。店頭には野菜とiPhone。この界隈にはスマホの販売・買取・修理も行う店多し。


八百屋さんの角を左に曲がると、路地沿いにハラールショップが点在。最初の1軒は店頭に「新宿ハラールフード」と看板が出ているが、買い物したレシートには「ゴールデンラベンダー」とあり。ここもスマホを取り扱う。


「レイジ(笑)は右です」とわざわざあるのは、売り場が左右に分かれていてレジの場所がわかりにくいため。このお店では、インドの生ピーナッツとビスケット、スリランカのジンジャークッキーを購入。基本、どの店も品ぞろえは似通っているのだが、ナッツとお菓子はここが割安。


ナッツ類や豆類が並ぶ棚。ピーナッツ1㎏480円はこの界隈で最安値。生なのでフライパンで乾煎りして塩少々をまぶして賞味。


十勝のよつ葉乳業の粉ミルクがこんなところに。ほかの店でも見かけたところから察するに、これはハラールということですね。


その並びには有名店グリーンナスコの仮店舗。


もとのお店は昨年5月に火事にあって改修中。


グリーンナスコ4階のマスジド(モスク)は無事だったもよう。


グリーンナスコはインド系ムスリムのお店で品ぞろえ充実。


冷凍のチャパティやパラタ。粉ものに目がないので迷うことしきり。


シナモン、コリアンダー、フェンネルシード、クミン、フェヌグリークなど、インド産のハーブやスパイスが豊富にそろう。


デーツも種類豊富。一番左のMOONブランドの枝つきデーツを購入。500円


ハラールのシャンプーや歯磨き粉も。中央にあるHAJMOLA(ハジモラ)とは、アーユルヴェーダに基づくインド伝統のサプリメントなのだとか。


路地からイスラム横丁に戻って、少し進むと左手にジャンナット・ハラル・フード。店主はバングラデシュ出身、扱う商品はインド、ネパール、パキスタン、トルコなどさまざま。ここでは初回はニーム石鹸、2度目はフェタチーズ、3度目訪問時にはバクラヴァを購入。


こちらがピスタチオ入りバクラヴァ。1700円は高いと思って最初はパスしていたが、松屋銀座のバクラヴァに比べたらお買い得だと知り、3度目にして購入。これがおいしいのなんの!その後、アーモンド入り1400円(賞味期限切れ間近につき1200円にお値下げ)も買って食べたが、やはりピスタチオが美味。製造は埼玉県狭山市のHASEL FOODS(ハセル・フーズ)。


イスラム横丁をさらに進むと、パキスタン系のナショナルマート。


店内の一角にはパキスタン・レストラン「シディーク」あり。スナックやお菓子をテイクアウトして、その場で飲食も可。


同行者はサモサ1個200円を立ち食い。ほかにローストチキンも。


ここの目玉はなんといっても激甘のパキスタン・スイーツ!イスラム教はお酒を禁じているため、かわりに飲むコーヒー・紅茶のお供として甘いお菓子が好まれるようになったそう。


見ているだけで楽しいカラフルなお菓子たち。緑色の渦巻きはカジュ・パティサ。和菓子ふうに見えるが、シャリシャリして口の中で溶けていく不思議な食感。


下段はミルク菓子バルフィ。お砂糖たっぷり。じわじわ甘~い。


各国のお米や小麦粉なども大袋でドーンと販売。


店頭には「アッラーのほかに神はなし」で始まるイスラムの信仰告白が。


こちらは大久保通りを挟んでイスラム横丁とは反対側の路地にあるJBハラル・フード。ここではバングラデシュの蜂蜜とザクロジュースを購入。


JBではアジアやアフリカの食材を販売。もちろん豚肉はありません。


2度目の訪問時は、横丁沿いのベトナムフォーでフォーとバインセオのランチ。カラオケのある店内は、まんまベトナム仕様。お客さんもほとんどがベトナム人。昼過ぎは空いているので、まったりくつろげます。

新大久保の食事どころといえば、百人町屋台村の記憶しかなかったのだが、とっくに閉店していたのですね。イスラム横丁初回訪問時は、帯広からの客人と一緒だったので、似たような屋台村を探して食べたのだが、これが大ハズレ。なのでここでは紹介しませんのであしからず。


初回の買い物。生ピーナッツ、ブラウンレーズン、ニーム石鹸、ネパール紅茶、ザクロジュース、蜂蜜。思ったほど買ってないなー。


2回目は、初回で買い控えた冷凍食品を集中的に購入。マトン、チャパティ、パラタなど。バングラデシュのパラタがめちゃくちゃおいしかった!


冷凍以外では、生ピーナッツ、お菓子各種、ハラールのココナツシャンプーと石鹸、ザクロソースなどなど。

行くたびに発見があるイスラム横丁。月1くらいで通ってしまいそう。ついでにコリアンタウンもひとしきり流してみたが、あまりの店の多さと人の多さにびっくり。いつのまにかイケメン通りなんていうのもできていたとは。


見るとつい買ってしまうお買い得マスクシートなどなど。
休日に韓国コスメを買うなら、空いているお昼前がおすすめ!
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フリーメイソンでモーツァルト

2020-02-25 | 東京散歩
あつ!…というまに時間がたってしまう今日この頃。
かなりの後追いですが、去る1月26日、久々に神谷町訪問。
目指すはフリーメイソン日本グランドロッジ
ここでモーツァルトのバースデーコンサートがあるのです。

お誘いくださったのは、音楽ファンのS先生。
「一度行ってみるといいわよ。ミスチーチェスキーだから!」


東京タワーの足元にある東京メソニックビル。
なるほどミスチーチェスキー(神秘的)!

神谷町にはロシア大使館があるので来慣れた道なれど、
東京タワー方向にはあまり行かないので
こんなところにこんな建物があったとは。


建物内はもっとミスチーチェスキー!
入口にはステンドグラスが。


地下はさらにミスチーチェスキー!


コンサートの会場も地下にあり。


プログラムは東京シンフォニアによるオールモーツァルト。
フリーメイソンだったモーツァルトの誕生日にちなんで
毎年開かれているもよう。

それにしても神谷町の変わりようといったら。
昔ながらのお店がなくなってしまい、
すさまじい勢いで再開発が進んでます。



帰りはロシア大使館脇の道を抜けて、麻布十番まで散策。
歩くごとに街並みが変わるのは東京の醍醐味。
東京では1時間や2時間歩くのは当たり前、と
帯広の若い衆に言ったら、「狂ってますよ」と
冷ややかに返されたのを懐かしく思い出します。
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上野でデジャヴ~国際子ども図書館

2019-07-27 | 東京散歩

去る7月21日、イランの子どもの本展を見に上野公園へ。
日曜日だったので、クラクラするような人出の多さ。
会場は国際子ども図書館。おお、古くて立派な建物だー!

あれ…。てっきり初訪問だと思っていたのだけど…。



この階段、見覚えが…。めくるめく記憶がよみがえる。
そうだ、ロシア絵本展を見にきたことがあったじゃないか。
友人Mとロシアの達人N氏とともに!!
それをこのブログで書いたこともあったのに、
なぜすっかり忘れていたんだろう。

で、探してみたら確かにあった。

それがこちらの記事→「上野でロシアごっこ」

2005年6月といえば、まだこのブログを始めて間もない頃。
当時はリキを入れて毎回真面目に書いていたもの。
てことは来年ブログ15周年。記憶も失せるはずである。
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