サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ロシア大使館詣で

2008-04-26 | ロシア系イベント
過日、N氏のお誘いで久々のロシア大使館へ。
トルストイのひ孫にして画家であるナターリア・トルスタヤさんの
絵画展&レセプションに参加す。上の写真はホールへの階段。
ぴかぴかの床に映るステンドグラス。よく磨きました。
 
にしても、いつもの昭和なロシアの集いとは打って変わって
さすが治外法権下の宴の席は華やかである。

立食パーティーでもやっぱり出たかピロシキ。
具はひき肉&タマネギ、炒めたキャベツ×ゆで卵らしきものの2種。
あれよあれよというまになくなっていく。
そして2時間ジャストで終了と同時に撤収~。

早業。あっというまに片づけられたテーブル。
ロシアも段取りがよくなったものである。

サラダの日々

2008-04-25 | ダーチャごっこ
結実しないで小松菜状態になったチコリ(左)&
花が咲きそうなストリドーロ(右)&ほうれん草「マタドール」。
このところサラダといえばこれがお決まりの素材。
早く食べてしまわないと、あとがつかえてるのだ!

しぶや区民菜園

2008-04-16 | 都市農業。
しぶや区ニュースに「区民菜園」利用者募集の案内が。
うわっ、応募せねば! が、驚異の倍率まちがいなしだなー。
農地ゼロの当区に菜園ができるのは喜ばしい話だ。
なのに「地価75億のセレブ菜園」などと揶揄されてもいる。
なぜ人はすぐ地価に換算したがるんだろう?
菜園用地を確保するために75億かけたというなら批判もされようが、
もとからあった土地が空き地になって、それを今売ったとしたら
おそらくウン十億になるであろうというだけの話だ。

ロシアには「空いている土地は菜園として提供すべし」という
法律さえある。(あるいは「あった」。)
土地は使わなければ価値はないし、
上物を建てるだけが土地の使いみちではないはずだ。
ほとんどの区民が存在さえ知らず、利用する気にもならないような
ムダな建物に巨額を投じてむりやり予算を消化するくらいなら、
土地のまま提供してくれたほうがよっぽどいい。
土地には「上」だけでなく「下」があるのだということを
都心でも実感できる場があってしかるべきだ。
農業がしたければ田舎へ行けという議論は今どき不毛である。

たとえ抽選に当たらなくても(たぶん当たるまい)、
近所に目障りなビルが建つより畑があったほうがいい、
と思う区民は少なくないと思う。
運良く抽選に当たった人は、はずれた人の分まで
丹精こめて野菜をつくってほしいし、周囲の人には
「セレブ菜園」とやっかむことなく見守ってほしい。
そしてこの場所に菜園をもつことの意味を深く考えたい。

千葉ダーチャ視察

2008-04-13 | ダーチャごっこ
   千葉県鴨川市の大山千枚田
先週末、造園設計を営むT氏のご案内で千葉の“ダーチャ”を視察。
まず訪れたのは南房総市のこちらのお宅。
  
ロシアのダーチャによく似た木の香り漂うログハウス。
船橋市在住のご夫妻が、週末の家として一昨年10月に購入し、
隔週で通いながら少しずつ庭を整備しているのだとか。
隣接する竹林で竹を刈って竹炭に。
畑ではただ今、イネ藁用の麦やジャガイモを育成中。
290坪の土地に少しずつ手を入れていくのが
楽しくてしかたがない、といったようすが
ご主人のこぼれる笑顔から伝わってくる。

こちらは鴨川市、田畑を見下ろす絶景の地に建設中のI邸。
   
傍らにベース小屋を建て、八王子から通いながらの家づくり。
材料は地元のものを使い、周辺の農地を借りて農的暮らしも営む。
すぐ近くには、今や観光名所となった大山千枚田。
約700人のオーナーたちによって甦った棚田は
それはそれは見事で美しい。

こちらは定住型、袖ヶ浦市のS邸。
アクアライン経由で東京・横浜は通勤圏内、という立地を活かし、
周辺の所有地にダーチャをつくろう、と目下計画中なのだとか。
  
お留守番のわんちゃんは、とってもいい子。
周辺には土質のいい畑が広がり、のどかな風景が広がる。
ネギ畑でおトイレ物色中の猫発見。なにやら神妙。

そして泊めていただいたT氏の会社敷地に建つ囲炉裏つきダーチャ。
囲炉裏を囲んで地場の食材をたんといただく。
  
囲炉裏の換気のために少し開けた戸の隙間から、
ご近所の猫ちゃんやレトリバーが時おり顔をのぞかせる。
以前はニワトリも遊びにきたんだとか。ほのぼの。

T氏はご自宅周辺の農地を使ったダーチャ構想を検討中。
その試作品ともいうべきが、この囲炉裏のある家だ。
地元の材料を使い、伝統工法でつくった6坪のゲストハウス。
昨年ロシアのダーチャを視察し、大いに啓発されて、さっそく
日本式ダーチャを形にしてしまわれたT氏の行動力が素晴らしい。
都市住民のための週末の家を安い費用で提供する試み。
今後の展開が楽しみである。

最後は成田近くの「房総の村」で日本古来の建築美とお花見に酔う。
 
お世話になった千葉のみなさん、ありがとうございました!

プーチン批判

2008-04-11 | ロシアの闇
プーチン評に関しては、モスクワと地方都市とでは温度差がある。
去年ヴォロネジのナタリアさんに次期大統領選の行方を尋ねたら、
「プーチンは誰からも尊敬されている。
たとえ次に誰が大統領になろうとも
プーチンにかわる大統領は誰もいない」とキッパリと言っていた。

が、過日モスクワから戻ってきたS先生はプーチン政権にお冠。
「ヒッドイですよ!このあいだの大統領選だって、
メドヴェージェフの得票率7割なんてインチキですっ!
これまでの選挙には『候補者全員に反対』という票があったのに
今回は初めてなかったんですよ!」
え、今までそんな票があったなんて羨ましい(笑)。
「ほかに入れる人がいないから、共産党のジュガーノフに入れる。
こんなの選挙じゃないですよ!」
日本ではだいたいいつもそうなんですけど…。
「プーチンはこの8年間なんっにもしてないですよ!」
…あんなに落ちぶれてた国がこんなにバブリーになったのに??

プーチンが大統領になった当初、S先生は確か
「プーチンがKGBのスパイ!? ちがいますよ!
スパイと諜報活動はまったくちがうでしょっ!
彼は祖国の安全のために働いていたのです。
素晴らしい人じゃないの!」と力説し、
「プーチンは女性に人気があるの。
歩く姿がすてき~!とか言われたりして」
と、笑顔で語っていたのだけれど。
民衆とはそんなもんか。