サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ゲバラと在日2本立て

2005-07-30 | 映画
「モーターサイクル・ダイアリーズ」と「パッチギ!」の
2本立てを、最終日の昨日、池袋新文芸座で見る。
意表をつくカップリングだが、見て納得。

南米大陸バイクの旅に出た23歳のゲバラとその友人も、
60年代京都の在日vs日本人高校生も、
作中、前半はひたすら「若いってバカ~!」の連続。
でもしだいに差別と対立、民族問題の根っこが明かされて、
どちらの映画にも「川」が分断の象徴として描かれる。
そしてどちらの主人公達も、現実から目をそらさない道を選ぶのだ。

ううむ、これを組ませた新文芸座はさすが。
ここは客層も中高年が多くてリアクションが素直で微笑ましい。
「パッチギ!」ラストではすすり泣きの声が漏れていたが、
私は爽やかな気持ちで見終えました。
泣きそうになったのはむしろ「モーターサイクル」のラストで
ゲバラと相方アルベルトのその後を告げるテロップが流れた時。

やっぱりキューバに行ってみたいかも。
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トマト収穫中

2005-07-26 | ダーチャごっこ
トマト収穫のさなか、台風7号接近!

上陸に備え、移動させようと思ったら
実が重すぎて枝がボキリと折れてしまった。
これじゃとても移動はムリ。
つきっきりで見守るしかない。

いい按配に、JAから頼まれた原稿も手が離れたし、
今季のロシア語教室もきのうで終了~。
ところがだ、またぞろS先生から頼まれごと。

「マンションの下の階のベランダが草ぼーぼーで
文句を言ったら除草剤を4キロもまいたのよ!
畑じゃあるまいし、こんな狭いところに4キロ!
匂いはするし気分は悪いしアレルギーは出るし、
これは健康被害でしょっ!
大使館を通して書面で抗議したいの。
強い口調で、遠慮なく書いてちょうだい。
ヘンなガイジンになりきって。で、水曜までにお願いね」

は……?
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トマトの尻腐病

2005-07-24 | ダーチャごっこ
いよいよこれからトマトの収穫期!
でも、すでに10個あまりがボツになった。
実のお尻の部分が黒くなる、という異変がだいぶ前からあって、
放っておいたらその子たちだけいち早く赤くなり、腐ってしまった。
調べたら「尻腐(しりぐされ)病」。そのまんまじゃないか。

これは病気ではなく、カルシウム不足による生理現象なんだそう。
カルシウム不足といったら牛乳?なわけないよね。
そこで石灰とか貝殻の類を求めようとハンズに行くと、
ズバリのものがありました!

「カルシウムくだ菜(さい)!」(←これが商品名)

おお、これならスプレー式でノホーズ農法にはうってつけ。
早速シュッシュと散布してみたのが火曜のこと。
今のところ、被害の拡大はないもよう。
野菜もカルシウム不足だと機嫌が悪くなるんだね。
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プロコ日記、炸裂!?

2005-07-23 | プロコ日記裏話
なぜか先週あたりから「プロコ日記」のアクセス数がじわじわ伸び、
とたんに2倍、3倍、ときて最高時4倍超に!
その割りには皆さんおとなしく、コメントは皆無である。
ま、プロコからお返事がくるわけじゃないからね。

S先生が日記の出版化目指して動き出したので、
企画書を書いてみる。たいへんだ、こりゃ。


余談。

大人計画『キレイ』、昨日のカーテンコールにて宮藤官九郎氏が
「えー…」と口を開くので皆拍手をやめてご拝聴モードに入ると、
「7月22日はゴルバチョフさんの誕生日です。
 ……ウソです」(笑)*ホントは3月2日

小ネタにロシア、多いなー。
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「ソ連映画回顧展」

2005-07-20 | 映画
またやらないかなー、なんて書きましたが、
今年もやるんですね、三百人劇場の「ソ連映画回顧展」。
期間は2005年8月20日~9月11日。

ラインアップを見ると、戦争映画、レーニン映画、文芸モノ、SFなどなど43作品。このうち昔見たけどまた見たいのは、「アエリータ」(アヴァンギャルドな美術がカッコいい!)、「チェス狂」(可愛くてお洒落)、「火を噴く惑星」(キッチュで笑えるカルト)あたりでしょうか。「炎628」はナチスもので重いけど、主役の少年の顔つきがどんどん変わっていくのがスゴイ。戦争が人を変えていく怖さを、言葉ではなく表情だけで伝えきるのだから。

未見作では、チェチェン問題を扱った「金色の雲は宿った」は
今見ておくべき映画のような気がする。
でも、この間のコンサート「MADE IN USSR」で紹介されたような
ソ連国民にバカウケの単純明快コメディがないのは残念!
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トマトの行方

2005-07-19 | ダーチャごっこ
もうだいぶ前からトマトに実がつき始めてる。
これが全部熟したら、100個くらいは収穫できそうな勢いだけど
現実はそう甘くはなくて……。

これは西洋トマトの特徴なんだろか。
それとも調理用トマトのたぐいなんだか。
丈が高くならなくて、枝が横に広がって暴れまくり!
その先に実がなるものだから、枝がしなって倒れそうになる。
棒で支えようにも、支えきれないほどの強靭な幹。

ベランダはボサボサのトマトの葉っぱだらけになってしまい、
ただ今、ノホーズ園の様相を呈しております。
Comments (2)
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きゅうり摘芯

2005-07-18 | ダーチャごっこ
キュウリのツルがベランダの軒下まで達したところで、先端を摘芯。
すると、チビキュウリたちがめきめき大きくなり出した。
打てば響く!この快感。

カットした先端部分が可愛かったので、ガラス瓶にさしてみる。
いっときテーブルの上を飾ってくれればいいかな、くらいにしか
思ってなかったのに、なんと茎からひげ根が生えてきた。
まさか、これを植えればまた育ったりして??
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きゅうり大豊作

2005-07-17 | ダーチャごっこ
キュウリ、面白いようにどんどこ実をつける!
すでに大7本、小2本を収穫。
苗を分けた友人宅でも、ちびキュウリ2本を収穫したそうだ。

スティックにしてそのままポリポリ食べるもよし、
ロシアふう簡単野菜サラダにして食べてもよし。
でも今朝は、あえて「ソ連」式にしてみました。
即ち、薄く輪切りにしたペラペラのキュウリを3枚、
トマト3切れを白いお皿に並べただけ。

輪切りといってもこのキュウリは直径4cm以上あるので
量が少ないわりには皿の上の場所はとる。
この侘しさ感、たまらなく懐かしい~!
気分はインツーリスト・ホテルである。

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プロコフィエフの短編小説

2005-07-14 | プロコ日記裏話
プロコ日記の手が離れたと思ったら、今度は短編の翻訳だ。
これがまた、シュールというか、わけわからんというか……。

プロコフィエフは短編小説を何作か書いており、
本国ロシアでは1冊の本にまとめられて発刊されている。
そのうちの数編は、日本滞在中に書いたものである。
なにしろロシア出国後はピアノが弾けない状況が続いたので、
創作意欲を執筆活動に振り向けていたのだろう。

で、ロシア婦人S先生のツルの一声で、とりあえず短めの小説
「ひきがえる」を訳すことになったはいいが……。

1918年7月4日、横浜のグランドホテルで
アメリカ独立記念日のパーティーに遭遇したプロコは、
その翌日、この小説の着想を得たという。
で、舞台は「グランドホテル」。
パーティーをのぞきにきた群衆のなかにいた
「くねくね男」と「ひげ男」の会話文で物語は進む。
意味ありげで意味はない、ハルムスみたいなノリである。

「どう?面白いでしょ!」とS先生は言うが、
えーそーかなー、なんだかなー。苦しまぎれに
「たぶん音楽ファンは興味をもつのではないでしょうか。
彼の音楽にも似て単純ではありませんから~」というと、
これが先生のストライクにはまってしまった。
「ダー、ダー!! そのとおり!
日記と一緒にぜひ発表しましょう!」

ええっ!その清書、誰がやるんですか~。
私っきゃいないじゃないですかっ!
余計なこと言わなければよかった。。。。



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フリマでバザールごっこ

2005-07-13 | ダーチャごっこ
週末、不要品を処分すべく、ご近所の屋内フリマに出店。
天気予報は雨だったのに、晴天に恵まれ出足は好調。
10時スタートとともに、ご近所さんたちがなだれうってくる。

抽選で引き当てた我々のスペースは出口近くの角で、
よそを見終わった人たちが最後の掘り出し物を探してたまる好位置。
ここに客あしらいにかけては天下一品のT子が待ち構え、
着こなしアドバイスをまじえながら次々売り飛ばしていく。
私はもっぱら100円均一、200円均一の品を担当。
車で搬入を手伝ってくれるだけだったはずの友人Mも、
詰め掛ける客に帰るに帰れず、いつしか売り子と化している。

要注意はインド系とおぼしき外国人客たちだ。
売値500円だろうが1000円だろうが「ワンハンドレッド」
と言ったきり手にした品を離さない。
ありったけの小銭をぶちまけて去っていくやつ、
100円均一アクセサリーを20数点すくいとり、
平然と「300円」などと言ってくるやつ……。
ああ、彼らにはかなわない。もってけ泥棒!

かくして売上は3万2000円弱。上等である。
心地よい汗のあとのビールは最高だった。

*一番ウケたこと

途中、様子を見にやってきたR子とほかの店を冷やかしていたら、
入口付近で最後の大安売りをしていたオバサマたちに、
「これいかがですか」と声をかけられた。
見せてくれたのは、黒いレザーふうテカり素材の上下。
ハイネックのぴちぴちのシャツは、胸の部分がぱっくりあき、
ボトムはベルト通しつきのホットパンツ。

こ、こ、これって、どう見ても……ハードゲイやがな!
誰が着てたんですかぁ~!!まさかオバサン?
その場はひいてしまったが、100円なら買ってくればよかった。
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プロコ仕込み完了

2005-07-11 | プロコ日記裏話
プロコフィエフ日記最後の翻訳部分のチェックをしていただき、
今しがたブログの仕込みをすべて終了。
あとはプロコ離日の8月2日まで、ひたすらコピー&ペーストを
繰り返すだけである。やれやれ。

しかしである。最近になってカレンダー機能の限界が発覚。
GOOのカレンダーはてっきり20世紀対応だと思ってたら
始まりはどうも1970年らしい。
ってことは、1918年には対応しないのだ。
道理で曜日が違っててヘンだと思った!
これじゃあ目論んだような過去日記にならんじゃないか!

と一度はヘコみかけたが、ここまできたらやり通すしかない。
連日ブログの更新で沖縄に行けないよー。
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MADE IN USSR

2005-07-10 | ロシア系イベント
千駄ヶ谷の津田ホールに「MADE IN USSR 」というコンサートを聞きに行く。ソ連時代の映画音楽をピアノ(宮崎朋菜)とソプラノ(ヴェーラ・ベローワ)で聞かせるという大変珍しい内容で、とても楽しみにしていたのだが、なんとそれに加えて映像つき! 映画のハイライトシーンが背後のスクリーンに映し出され、音を聞くとともにソ連映画ダイジェストが楽しめるという心憎い趣向であった。これで2500円は安すぎる!

なかでも目を引いたのは「サーカス」という映画。マスゲーム的な集団美とアクロバティックな動き、コケ脅し的ゴージャスと宇宙的キッチュがないまぜになった舞台美術、チャチっぽい(に違いない)ストーリー展開!どれもこれもツボにはまり、見てみたくなる。

そして、バナナの皮で滑って転ぶ式の古典的ギャグ連発のソ連コメディ!同じバカでも体を張ったバカバカしさは大好きである。またやらないかなー、三百人劇場のロシア映画祭。
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勝手に寄せ植え?

2005-07-07 | ダーチャごっこ
プランターや植木鉢の隙間という隙間に、
ピンクのネジバナと黄色のタイトゴメが開花中。
数年前からベランダに自生するようになったもので、
本当は処分してスペースを空けたいところなのだが
花が小さく可愛いので放ってある。

ネジバナはランの仲間で、最近都心でもよく見られるんだとか。
不思議なのはタイトゴメ。本来は海岸の岩場に生えるそうだが、
花が咲く前の葉の状態がブキミで、初めて見た時はギョッとした。
「大唐米」と書いて「小粒の下等米」を意味するように、
肉厚のツブツブ状の小さな葉が重なりあってびっしり生える。
それがなんだか、無数の「目」がこっちを見てるみたいで
ゾワゾワするような不快感があるのだ。
ツブツブって、なんでコワイんだろう??

でも星型の花が咲くときれいなので許す。
が、枯れると茶色くなって汚いので容赦なく引っこ抜く。
それでもまた季節が巡ると生えてくる強い子なのである。
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アオムシの悲劇

2005-07-06 | ダーチャごっこ
ルッコラを全滅に追い込んだアオムシ20数匹に情けをかけ、
エサをやって育てて(?)いたのに、
プランターをのぞいてみたら誰もいない!

炎暑と大雨の繰り返しだったので、引越したのかなー。
そう思った時、目に飛び込んできたのは
アリたちにえっさほっさと背負われながら、
もがいているアオムシ……。

ああ、諸行無常。
結局生き残ったのは一匹だけ。
ルッコラが食べられなかったことよりも
アオムシがいなくなってしまったことのほうが
悲しいのはなぜ……??

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天才バイオリン少年

2005-07-05 | ロシア系イベント
週末、ロシアの天才バイオリン少年の演奏を聞きにいく。
会場は個人宅に設けられた私設ホール。さすが田園調布である。

14歳になったばかりというアルチョーム・ナウーモフ君は
神木隆之介を金髪にしたかのごとき愛くるしい系で、
弾き終わるとペコンと頭を下げ、右手で髪をかき上げて去る姿が
遊び疲れて放心した子どもみたいでオバサマ心を誘うことしきり。
しかし超技巧曲に一瞬で入りこんでしまうし、
歌いこみ系の曲がまた優美である。

思うにロシア人ていうのは、才能以前の問題として、
DNAのなかに音心・歌心が刻まれているのではなかろうか。
ロシアのポップス・アイドル二人組の男の子が、
かつてこんなことを言っていた。

「アメリカの音楽? 浅いね。
ボクたちにはクラシックの基礎があるし、
ロシアの音楽には伝統と歴史があるからね」

10代でこれが言えるとは!
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