ダーチャが縁で10年ほど前からお世話になっていた
日本ユーラシア協会の神奈川県支部から、転居を機に帯広支部に転籍。
昨年から始まったというロシア語教室を見学したり、
鹿追在住のピアニストの方のホームコンサートにうかがったりと、
支部の活動に時おり参加させていただいている。
先日は、支部会員で農園を経営するSさんのパン焼きを見学するため
帯広市内から約1時間、更別村の公共施設「ふるさと館」へ。
北海道の定番??クマの親子がお出迎え。
ここの調理室をお借りすると聞いていたのだけれど、来てみてビックリ!
正しくは「食品加工研修室」という名のとおり、
パンどころか味噌や豆腐、チーズ、ソーセージ、アイスクリームなどなど
本格的な食品づくりができる機器がそろったプロ仕様。
それが1人1日300円で使用できるとは、さすがフードバレー十勝!
パウチマシンもあります。
カットしたチーズをパウチするプロの方。
八千代牧場でつくったチーズも
こうやって小分けにしておけばよかった!
長靴にはきかえ、キャップをかぶり、入室したらまず手洗い。
帯広畜産大学の先生と生徒さんも加わって、
ロシア風ライ麦パンづくり、いざスタート!
仕込み済みのライ麦粉の元種(左)と道産小麦粉キタノカオリ(中)。
ドライイースト、塩、砂糖、ヨーグルトを混ぜあわせる(右)。
ぷつぷつと発酵中。
粉を加えたら、家庭では手でこねるところだが…
出ました、プロ仕様!
なにせ今回はライ麦粉1kg、小麦粉3kgを3回に分けて使うので
業務用ミキサーでぐいんぐいんとこねる。
こね終わったら布巾をかぶせて寝かせ(左)
生地を切って(中)、のばして(右)、丸めて成型。
霧吹きで水をかけ、ホイロつきオーブンに投入。
こんがりと焼き色がついたら完成。焼きたてのおいしいこと!
丸パンの次は食パンづくり。えもいわれぬ酸味のある香り。
これはうまそう!!
そのパンがふるまわれたのは2日後…。
とかちプラザ調理室で催された
日本ユーラシア協会帯広支部のロシア料理教室にて。
サラダ、ピクルス、カナッペなどできあがったお料理を囲んで
グルジアのスパークリングワイン、オールドトビリシで乾杯!
料理教室といっても、それぞれが材料を持ち寄って
担当料理をつくり、手のあいた人がお手伝いしあうスタイル。
こちらはロシア語講師ナージャさんのボルシチ。
野菜たっぷり、具だくさん!
私が担当したのは、ロシア風水餃子ぺリメニ。
その昔、ソ連大使館職員の奥さまに教わったレシピをアレンジ。
合びき肉に、すりおろした玉ネギとニンニクを加え、
塩、胡椒、水をまぜたら具は完成。
今回は時間がないので生地は餃子の皮で代用。
皮に具をのせたら半分に折り、皮の端と端を
くるりとくっつけて帽子型にするのがぺリメニの包み方。
皆さんに手伝っていただき、あっというまに100個できあがり。
粒胡椒とローリエを入れ、沸騰させたお湯に投入。
生地からつくる本場のぺリメニは、もう少し小ぶりなので
表面に浮かんできたらOKなのだが、
日本の餃子の皮は大きめなので、浮かんできたあと
少し時間をおいてから引き上げたほうがよいみたい。
左上が完成したぺリメニ。ゆで汁をかけて、
ウクロップ(フェンネル)とサワークリームを添えて召し上がれ!