サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

馬文化新聞17号発行

2018-12-30 | 『勝手に帯広通信』
とかち馬文化を支える会さんの「馬文化新聞」17号が発行されました。
表面裏面とも、馬に欠かせない装蹄師という職業に焦点をあてた内容で、
ベテラン装蹄師さんへのインタビュー記事は興味深いお話ばかり。

*クリックすると拡大されます

とかち馬文化を支える会さんは、その名のとおり
北海道・十勝に受け継がれる馬文化を後世に残す活動をしておられ、
2年前にばんえい十勝10周年記念誌を制作した際には、
取材や写真提供はもちろん、度々相談にのっていただくなど
多大なるご協力をいただきました。

そのご縁で、昨年は会の10周年記念リーフレットを、
そして今回は「馬文化新聞」の編集をお手伝いさせていただいたしだい。
帯広でのご縁が、こうした形で続いていくのは嬉しい限りです。
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ロシア絵画の至宝展

2018-12-24 | ロシア系イベント
ずいぶん前に招待券をいただいていたのに、気づけば会期ギリギリ。
八王子の東京富士美術館に「ロシア絵画の至宝展」を見に行く。

サンクトペテルブルクの国立ロシア美術館所蔵作品のなかから
19世紀レアリスム絵画を中心にしたセレクション。
チラシの表裏を飾るアイヴァゾフスキーの大作「第九の怒濤」と
レーピンの「サトコ」(下)は、やはり圧巻でした。



イリヤ・レーピンといえば、同じく国立ロシア美術館所蔵の
「ヴォルガの舟曳き」が有名で、民衆のリアルな描写が印象的だが、
この「サトコ」はガラリとタッチの違う幻想的な絵画。
ロシアの口承叙事詩の一場面を描いたもので、
光り輝く乙女たちと深海にうごめく生物たちの構図が絶妙で
作家の想像力の豊かさと、それを視覚化する構成力に圧倒されます。

「ロシア絵画の至宝展」は、本日12月24日(月・祝)まで!
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サハリンで病院に行く

2018-12-10 | サハリン2018
今回のサハリン旅行のハイライト。それはいきなりやってきた。
着いた翌朝、同行の家人がお腹が痛いと言い出したのだ。
しかも単なる腹痛ではなく、持病の憩室炎が再発したらしいという。

まずは本人が、加入していた海外保険のコールセンターに電話。
ロシアを管轄しているロンドンのオペレーターに回され、
保険の適用範囲や治療費請求に必要な書類などを確認。

次に、滞在していたベルカホテルのフロントに相談。
幸いにもこの時フロントにいたのは、よく気のまわるお姉さん。
近くの病院を紹介してくれたうえ、タクシーを手配してくれた。

タクシーに乗り込み、いざ病院へ!
が、すぐ到着。
なーんだ、歩いて行ける距離じゃないか。


*写真追加しました。これが病院の建物。可愛い色使い!

病院の1階受付で並んでいると、2階に行けと言われ、
2階受付に行くと、ベルカホテルから連絡が回っており、
カッサ(支払い窓口)に連れていかれ、まず1000ルーブル払えという。
そしてようやく3階の診察室へ。

クマさんのようなドクトルに症状を伝えるが、
細かく尋ねられても医療専門用語などわからず悪戦苦闘。
そもそも「憩室炎」をロシア語でなんと言ったらいいのだ!?
そこで、絵心のある患者自ら腸の絵を描き、身ぶり手ぶりで説明。
すると「ああ、わかった!」と、さすがドクトル。

患者を寝かせて、あちこち手で押して反応を見るも、
ドクトルの見立ては「憩室炎のような深刻なものにあらず。
もっと単純なプロブレ―マ。おそらく筋肉痛である」と拍子抜け。

納得のいかない患者にマッサージの手ほどきをし、
「マッサージを3分、これを2時間おきに繰り返してください」
と、それだけ。薬も処方されず、2日後また来いという。

当初はドクトルを疑ってかかっていた家人も、
半信半疑でマッサージを続けていたところ、症状が軽減。
2日後、念のため病院を訪ねたが、混んでいたので
結局そのまま帰ってしまった。
体調が回復した今となっては、観光する時間のほうが大事ですから。

しかし今回よくわかったのは、ロシアの病院での画像利用状況。
患者たちは、自分の医療画像データが入っているとおぼしきディスクを
手に手に持って受付に並んでいたし、先のドクトルは
「日本で撮った画像が見たいので送れないか?」とも言っていた。
ドクトルはスマホで人体イラストを見せながら
筋肉と神経の関係を説明してくれたし…。
なんだか日本より進んでるんですけど!
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