サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ダーチャセミナーの日

2007-03-24 | ダーチャ本関連
「ミンスクの台所」でのダーチャセミナー無事終了。
当初はモスクワのダーチャを中心にとりあげるつもりが、
第一部で極東紹介があったので、即興でウラジオの写真もご紹介。
質問も活発に飛び交い、レストランのマネージャー、ヴィクトリアさん
から「ダーチャ嫌い!」発言も飛び出して話題も広がる。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

さてこのあとUツアーズさんに場所を移して、旅程の相談。
ペテルブルクへの乗り継ぎ便を変更していただく。
今回はピーチェルのダーチャ初訪問の予定である。

ロシア・リピーターならともかく、ロシア初めての人に
ダーチャ訪問ツアーをお勧めしても、一般的な反応は
「なんでわざわざロシアくんだりまで畑を見に行くのよ!?
それより世界遺産を見たいわ!」

ごもっともである。その点、この帝政ロシアの首都郊外には、
皇帝のダーチャともいうべき離宮や貴族や作家たちのダーチャもある。
「帝政時代から現代にかけてのダーチャの変遷をたどる」
というテーマなら、おばさまたちも納得の名所旧跡をも網羅した
ダーチャツアーができるのでは? と前々から思っていたのだが、
「ペテルブルクのダーチャなんてサイテーよっ!!」
という毒舌S先生のお言葉にさえぎられ、断念しかけていたのである。

それが、「言ってみるもの」で、ペテルブルク園芸家協会への
取材を申し込んでみたところ、現地駐在のI さんが
とんとんと話を進めてくださり、視察が実現する運びとなったしだい。
先方は早くも「ウォッカは何本用意しておけばいいのか!?」
と盛り上がっているもよう。
ウォッカはいいから、冷えたビールを頼みます!!

子供文化の復権はロシアから

2007-03-22 | ヴァルシェブニキ・ドヴァラ
ヴィタリーさんに頼まれたわけでもないのに、
ヴァルシェブニキ・ドヴァラ(Street Magic)のPR活動を勝手に開始。

ロシア・ヴォロネジ発、キュート&哀愁のポップ・ロマンチカ。
彼らの音楽が国境を越えて愛されるのは、
子供たちによる子供たちのための子供たちの歌だから。
子供文化の復権は今ロシアから……!

……というキャッチコピーにたどりつくまで、
幾度となくメールでスタッフ会議(?)を重ねてきたのだけれど、
そこで白熱したのは、今の日本には子供の居場所がないという話。
大人たちが子供たちの場を荒らし、奪ってしまったのだ。
大人がいつまでも大人になることを拒み、
子供たちに引き継ぐべきものを引き継がない。
伝えない。教えない。守ってあげない。
自主性を尊重するといえば聞こえはいいが、要は放置だ。

「子供」の「供」には「つき従う」という意味があり、
子供を下に見ているのでよろしくない、という議論から、
20年近く前から活字媒体では「子ども」と開くのがお約束になった。
「主人」や「家内」は禁句、というのと同じ発想で、
一見もっともらしい言い分だが、つき従う対象なしに、
どうやって子供たちがまっすぐに歩くことができるのか。
現に、子供たちがおかしくなり始めた時期と、
うるさ方から「〝子供〟は〝子ども〟と書け」と
クレームがくるようになった時期とは符号するではないか。

Kくんから送られてきたメールの「子供」という字を
慣例に従って無意識に「子ども」に直そうとした自分に気づき、
そんなことを考えた。なので、あえての「子供」である。

太陽を見ない日

2007-03-19 | etc.
東京体育館に世界フィギュアスケート選手権の公式練習を見に行く。
練習とはいえ、ひとり一人フリーないしショートプログラムの
曲をかけて滑るうえ、同じ氷上では別の選手も滑っているので
目を休めている暇もない。今日はアイスダンスこそなかったが、
女子、男子、ペアのトップ選手を立て続けに見られて、
これで3000円は絶対にお買い得である!

当たり前だが、生で見ると迫力やスピード感が全然違う。
男子のジャンプやペアの空中技などは、迫力ありすぎて
こっちに飛んできそうで、「ひぇ~!」とよけてしまうほど。
先端恐怖症には、エッジがこっちを向いただけで恐怖なのに、
それが飛んだり回ったりするのだからオソロシイことである。

選手評などはおこがましいのでここではしないが、
どんなジャンルでも一流といわれるものを見ると
幸せな満足感でいっぱいになるものだ。
しかし、朝5時45分に入場し、終わったのは夜7時半。
外に出たら、家を出たときと同じく真っ暗で、
早朝の続きみたいなボンヤリとした妙な感覚に襲われる。
そうだ、今日は太陽を一度も見ていない。
公園で朝陽を浴びて、体内時計にカチッとスイッチが入る
あの感覚がないままに、一日中、電気の光の中で
過ごしてしまったぞ。なんだかとってもザワザワする。
早く寝て、次の朝陽を浴びねば!

春を待つ

2007-03-09 | ダーチャごっこ

スナップエンドウとミントの苗をいただく。
いよいよ今年も土づくりの季節到来である。
思えば去年は長雨で、トマトは悲惨に仕上がり、和キュウリも失敗。
品種の選び方もまずった気がするので、今年は心してかからねば。

何はともあれ土づくり!……なのだけど、
このように可愛いお客がこぼれ種を拾いにくるので、
プランターに生えた雑草を抜くに抜けないありさまです。