サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

『勝手に帯広通信』第11号 旭山動物園

2014-01-22 | 『勝手に帯広通信』
十勝川温泉の白鳥飛来地 (1月14日)。

あれれ…。昔来たときは、一面の雪のなか
白鳥たちが羽根を休める感動の光景が見られたのに
地べたむき出しで、ちょっと拍子抜け。

そもそも今年の十勝は例年より雪が少なく、
寒いばっかりで今いち北海道気分が盛り上がらない。
しかし都市間バス「ノースライナー」に乗って

狩勝峠を越えると…。


ビョ~。そこは雪国だった。
そのまんま(笑)。

1月16日。国道38号線から237号線へ。
富良野、美瑛を抜けて北上するほど雪深くなる。

南ふらの休憩所ではクマさんがお出迎え。

そしてやってきました、冬の旭山動物園!

ペンギンよー!


アザラシよー!

             
シロクマよー!
 
正しくはホッキョクグマ。女の子のサツキちゃん。

なぜかホッケよー!

皆さん開きしか見たことがないと思いますが
ホッケ(上)はこんな顔をしているのです。

旭山動物園の映像は何度も見てはいたけれど、
実物を間近で見るとやっぱりワクワク!
存外感動的だったのはオオカミの森。



雪山のオオカミ、かっこよすぎ。



動物本来の姿を見せる「行動展示」の創意工夫もさることながら、
手書きの解説や手作り感満載の標識も見逃せない。
「訃報」にもにじみ出る愛とユーモア。

             エゾシカの森では子鹿たちが駆け回っておおはしゃぎ。
 いらっしゃい。

エゾタヌキさん、お休み中。

このほかキタキツネ、レッサーパンダなども
ふかふかに丸まって寝ていたので毛だけ拝見。

こちらは一瞬だけ垣間見えたアムールトラ。

もうじゅう館ではこのほか、アムールヒョウのキンちゃん、
ユキヒョウのジーマちゃんが(ジーマはロシア語で「冬」)
元気に走り回ってました。

14時30分。冬の名物ペンギンのお散歩タイムになると
園内にいたお客さんがお散歩コースに続々と集合。

よたよた、と歩いては止まり、あたりを見回しまた歩く。
なんなのだ、ただ歩くだけで笑みを誘うこの愛くるしさは!

人垣すれすれまで寄ってきたちびペンギン。
1頭だけ離れてよちよち歩く姿が可愛すぎ。

去っていく後ろ姿も愛らしく、もっと見ていたかったけれど
冬の閉門時間は15時30分。先を急いで新設のきりん舎へ。

滑り込み!ちょうど小屋に帰っていく瞬間に遭遇。

そしてそのお隣が話題のかば館。
いました!百吉(ももきち)!



いよっ、人気者!泳ぐ姿の楽しそうなこと。
水底を蹴って浮上するときの足の裏が可愛いのだが
動きが早いので手ブレしてうまく撮れず。

かば館の階段脇を飾る絵も楽しい。
絵心、遊び心あふれる動物園でした。

動物園グッズ

一番ほしかった海洋堂さんのフィギュア。
ガチャガチャマシンで1つ300円。

スノーボールはほかにアザラシもあり。
 
旭川銘菓「き花」の動物園限定ボックスとほっきょくぐまミルクキャラメル。

今回はバス片道4時間+旭川駅~動物園間のタクシー30分、
しめて往復約9時間(!)の日帰り旅行だったので
動物園滞在時間わずか2時間半の駆け足見学。
タクシーの運転手さんは、「東京からのお客さんは
上野動物園に比べたら狭いので2時間もあれば回れる
と言ってましたよ」とおっしゃっていたが、
園内をつぶさに回り、解説までじっくり読んで、
そのうえシャッターチャンスを狙おうと思ったら5時間はほしいところ。
たぶん開門から閉門までいても飽きないだろうなー。
お得な1年有効パスポート(1000円)を購入したので
次回はカメラのバッテリー切れを気にしなくて済む季節に、
できれば前乗り1泊して再訪したいもの。

旭川といえば、やっぱり旭川ラーメン!
旭川駅近く「梅光軒」本店の醤油ラーメン。
零下の冬、五臓六腑にしみわたる。

それにしても、同じ北海道でも積雪量がこうも違うとは。
帯広が一面の雪に覆われるのはいつになるんだろう。
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『勝手に帯広通信』 第10号 マロース!

2014-01-13 | 『勝手に帯広通信』
冬の音更すずらん公園。


初めて見るこの鳥はなに!?

北海道に生息するカケスの亜種ミヤマカケスらしい。

正月早々風邪をひき、1週間ムダにしてしまった。
お年始にも、初売りにも、雪中散歩にも行けずにいるうちに、
外はすっかり氷点下の極寒、ロシア語でいうところのマロースである!

マロースの季節に、もしロシア人が
「今日は10度だから暖かい!」と言ったなら、
それはもちろんプラスではなくマイナス10度のことをさすという。
マイナス20度、30度に比べたらチョロいもんだということだ。
そんな世界、去年までは他人ごとだったのだが…。

冬の風物詩
雪かき用「ママさんダンプ」。

どうして「ママさんダンプ」というのか不明。
「パパさんダンプ」というのもあるもよう。


ホームセンターでは冬囲いも売られております。


道路脇の「砂ポスト」。使い方はよくわからず。

このところの寒波で、ここ帯広もあっさり零下10度越え。
最高気温でさえ零下の日々が続いてる。
氷が張った!霜柱が立った!程度の零下世界しか知らない者には
さぞかしの試練と構えていたのだが、拍子抜けするほどピンとこない。
部屋にいる限り、ぽかぽかだからだ。

といってもロシアのように建物ごと集中暖房してるわけではない。
暖かさの秘密は、全戸南向きの大きな二重窓。
これが、北国の低い太陽の光を最大限にとりこみ、
一度とりこんだ熱を夜まで逃さない。
なので、どこのお宅を訪ねても、南側の部屋はサンルーム状態。
暑いので昼間は暖房を切っているほどだ。

そうかぁ。「東京の冬は寒い!帯広では冬も室内30度なのに」
と、こちらの人が言ってたのはこういうことだったのか!
決してガンガン暖房をたきまくっているわけではなく、
「十勝晴れ」と呼ばれる快晴続きの十勝ならではの
お日さまの威力がすごいのだ。

が、ドアの外は冷凍庫。
全身ヒ―トテック、レギンスにレッグウォーマー、
キルトスカートにダウンコート、重装備で出かけていたのに、
喉がひりひり痛くなり、咳が止まらずついにダウン。
これ、口呼吸の習慣で零下の空気をまともに吸いこむという
マロース初心者にありがちな症例のもよう。
服を重ねる以前に、マスクで口をふさがねばならなかったのだ。
誰か先に教えてよ!
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『勝手に帯広通信』 第9号 初詣 

2014-01-03 | 『勝手に帯広通信』
新年あけましておめでとうございます。

帯廣神社の絵馬。太い足にご注目あれ。

帯広で初詣といえば帯廣神社。
幸い徒歩圏内にあるので、雪まじりの元日
雪がそこそこ積もって歩きやすくなるのを待って参拝。

神社に着くまで、ほとんど人とすれ違わなかったのに
鳥居の前は参拝客がいっぱい!
車社会では人ごみが突然現れる。

行列に並んで本殿でお参り。
仕切りがいいのか思いのほか人の流れがよく、
さほど待たずに順番が回ってくる。

明治神宮式のお賽銭プール(小)がご愛嬌。

お参りのあとは各々お神酒をいただいたり、
お守り、おみくじ、絵馬を求めたり…。

さすが帯広。絵馬の馬は、ばんえい競馬のばん馬。
障害を乗り越えるばんえい競馬になぞらえ、
合格祈願にご利益があるのだそう。

並ぶ人々の東側、即ち「卯」の方角にある卯の門。




帯廣神社の向かいには、帯広を開拓した依田勉三の像が。

これはわかるのだが…。

こちら境内にある馬の像。

立派なたたずまい、お供えされたニンジン…。
てっきりいわくのある馬かと思ったら、馬は関係ないらしい。
今から80年前、禁酒禁煙10年を達成した元市議会議長が
それを記念して奉納した像なのだとか。
その方の名は中島武市氏。歌手中島みゆきさんの祖父!


おまけ。いただきもののお正月用和菓子。

六花亭といえば洋菓子のイメージしかなかったので、
こんな季節限定の和菓子もあるなんてこちらに来て初めて知った。
ほかにもまだまだたくさんある帯広限定スイーツ。
少しずつ食べ歩いていかなくちゃ!
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