サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

へんなもの発見

2008-09-22 | ダーチャツアー2008
ダーチャの庭はとにかく広いので、巨大なものが置きたい放題。
列車の廃棄車両を置いて、物置や鶏小屋がわりに使ってたりする。
にしても、これは何? オブジェのつもりの砲弾??
聞けばここは偉い軍人さんのダーチャとな。
もともとこのダーチャ村には、退役軍人や軍関係者が多く、
別のダーチャには、軍の臨時滑走路が敷石がわりに敷かれてた。
廃品利用はすこぶる結構なんだけど、
そんなもの簡単に払い下げちゃっていいのかロシア軍!

旅行博2008

2008-09-21 | ロシア系イベント
久々にビッグサイトの旅行博へ。あいかわらず場内は大盛況である。
ロシアもこれこのとおり、いけいけドンドンの経済好況を
見せつけるかのごとき華やかさ。時代は変わったなー。

カムチャッカのブースにて、偶然にもニコライ学院同期のMさん発見。
会期中、日本語スタッフとしてお手伝いをしているそうで、
おすすめのツアーコースを教えていただく。
火山と間欠泉のある、今にも恐竜が出てきそうな原始的な自然。
うーん、一度見てみたいなー。蚊がすごそうだが。
森のなかで好きなだけベリーを摘んで、ダーチャで
ジャムづくりを教わるコースも面白そうだ。
天然炭酸水の試飲もさせてもらったが、あとからガスを注入する
通常の炭酸入りミネラルウォーターではなく、
正真正銘の炭酸水なのだそう。炭酸なのに柔らかく飲みやすい。
特製ボールペンをいただき、再会を期してMさんと別れる。

こちらロシア連邦政府観光局のブース。
誰もいない。パンフもない。やる気もない??

旧ソ連のCIS諸国では、中央アジアのウズベキスタンと
バルト3国のエストニアが面白かった。
エストニアは洗練された印刷物を多々つくっていて、
なかでもタリンの雑貨屋マップは拾いもの。
ロシア関係以外での個人的ヒットは、旧ユーゴのクロアチア。
前々から行きたい場所のひとつだったせいもあるが、
日本語でいろいろ説明してくれた大使館のお兄さん、
「紺碧の海、あおあおとした緑、ごつごつした山!
この絶妙な対比!」とか、
「けれどもそれは“もろ刃の剣”でして…」とか、
巧みすぎる日本語づかいがお見事でした。

ダーチャの保存食

2008-09-16 | ダーチャツアー2008
ご近所のナターシャさんのダーチャにお邪魔したところ、
部屋の一隅を占めるビン詰め発見!
ナターシャさんは一見すると都会的でお洒落な女性だけど、
ご主人と娘さん、息子さんの4人で2haもの土地を耕し
相当量の野菜をつくってる。ナマで食べきれない分は、
これこのとおり、塩漬けや酢漬けにして保存。
リンゴやベリーはコンポート(水煮)にして同じく保存。
あまりに壮観なのでビン詰めの写真を撮りまくっていたら、
「あら、あんなもの撮ってるわ!」と笑われた。

こちらはターニャさん手づくりのリンゴのコンポート。
甘すぎず、すっきりした味わい。

置いてあるだけで絵になる!

ダーチャの井戸

2008-09-14 | ダーチャツアー2008
典型的なダーチャの井戸。
冬の積雪を防ぐためか、とんがり屋根をかぶせてるので、
見た目も可愛く、構造上も危なくない。
ふだんは閉まっている扉を開け、バケツを落とし、
右側の取っ手を回して水をくむ。
が……。じつはこの写真の井戸には仕掛けがあって、
脇っちょのボタンを押すと管から水が自動的に出てくるしくみ。
いつのまにやらここにも自動化の波が!?
でも、日本なら電動式に総とっかえするところを、
手動は手動で残しておくのがロシアらしくて微笑ましいのだ。

このダーチャ村では井戸は共同なので、各自ダーチャから
大きな容器を持参しては、水を運ぶのが日課。
それはそれは重労働である。
が……。じつはこのダーチャ村、今では水道がしかれており、
毎日水くみに行く必要はないのである。
それでも井戸水をくみに行くのは何故かというと、
「冷たくておいしいから」とターニャさん。
ほんとに、ひんやり冷たくておいしい水だった!
水道水は生活用水、井戸水は飲料水。
ミネラルウォーターを買わなくても、自前の水があるっていい。

アムールの中洲

2008-09-11 | ダーチャツアー2008
ダーチャ村の細い小道。これでもちゃんと通りの名前がついている。
この小道を何度行き来したことだろう。

小道を抜けると、そこはアムールの支流。

ハバロフスクのダーチャの多くは、アムール河の中洲にある。
ダーチャの庭で集めたミミズをえさにして釣りをする人、
湖のように穏やかな川で水遊びをする子供たち。
ここには水辺のダーチャならではの楽しみがある。

去年、この水辺で早朝散策していたら、
民族音楽演奏家のヤンキナさんがバスタオルを巻いて現れ、
やおらビキニ姿になって川に飛び込んでいったっけ。
夏とはいえ冷え込む朝に、こんな冷たい水に!
しかも準備体操もしないで飛び込むとは、さすが頑強なロシア人。
驚く日本人一行を尻目に朝陽を浴びて悠然と泳ぐヤンキナさん、
気持ちよさそうだったなー。

ヴァレニキのつくり方

2008-09-05 | ダーチャツアー2008
ウクライナふう餃子「ヴァレニキ」のつくり方をターニャさんに習う。
1)卵5個をボウルに割り入れ、塩少々、水適量を加える。

*ロシア人はナイフの柄でコンコンとたたいて宙で卵を割る。
2)卵をかきまぜ、3)強力粉をドバっと入れて、手でこねる。
  
*分量はかなりアバウト。2kg入りの強力粉を半分近く使ってた。
4)テーブルの上で生地をよくこね、のばしていく。

5)棒状にのばして、2cm角ぐらいに切る。

6)切ったはしから麺棒で餃子の皮のように丸くのばしていく。

*打ち粉をしながら薄く均等にのばすのがポイント。
7)皮に具を包む。餃子よりかなり多めに盛るべし。

*具はマッシュドポテトやキャベツと玉ねぎのいためものなど。
8)仕上げの縁飾り。これが難しい!

*親指と人差し指で折りこむように縄模様をつけていく。
ロシア人なら誰でもできるワザらしい。
仕込み完了!

*これをたっぷりのお湯でゆで、サワークリームや
刻みネギなどをお好みでかけていただく。
 フク-スナ!
基本的にはシベリアふう餃子「ペリメニ」と似ているが、
ペリメニは肉、ヴァレニキは野菜の具を使うところが違うそう。
あと、ぺリメニはひとくちサイズでぺロリと何個も食べられますが、
こちらはかなり大ぶり。3個も食べればおなかいっぱい!

ターニャとトーマ

2008-09-02 | ダーチャツアー2008
今回、ハバロフスクで宿泊したのはターニャさんのダーチャ。
2階の部屋には高さ違いのベッドがふたつ。

1階からは階段ではなく、ハシゴでのぼる。けっこう急だ。
娘さんが使っていたらしいこの部屋の飾り棚には……。

いかにも女の子らしいおままごと用のおもちゃにまじり、
ソ連時代の伝説のシンガー故ヴィクトル・ツォイの写真が。

ターニャさんちのお隣は、仲良しのトーマさんのダーチャ。
ふたりは一年生のときからの幼なじみで、市内の住居もお隣だとか。
このふたりのダーチャの使い方が面白い。
隣り合う2軒のダーチャの間をあえて仕切らず、各800平米、
あわせて1600平米の敷地を2家族で共有するかのように使ってる。
例えば、トイレ、シャワー、バーニャはターニャさんの敷地、
コンポストはトーマさんの敷地にあるけど、いずれも共同で使用。
 ←こちらターニャさんの簡易キッチン。 

本格的キッチンはトーマさんちにある。これが素敵!
玄関ポーチにしつらえられた文字通りのオープン・キッチン。
庭の花木を借景にして、風や光を感じながら調理する。
できた料理はカウンターがわりの手すりに一時置きして、
ターニャさんちのオープン・ダイニングに運んでいく。
気心の知れた親友同士だからできる賢いダーチャの使い方!