サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

阿寒湖から釧路へ

2016-04-06 | 『勝手に帯広通信』
凍結した阿寒湖。冬のイベントはすでに終了。


中途半端なこの時期になぜ阿寒湖温泉を訪ねたかというと、
お得な特典が、3月いっぱいで終わってしまうから。
なんと、阿寒湖温泉の指定ホテルに宿泊すると
帯広、釧路、北見から阿寒湖温泉まで
片道500円の送迎バスが利用できるのです。
(4月からは片道2000円。)
同じように考える人は多いらしく、
ぎりぎり滑り込みの3月末、バスは満員でした。

宿泊したのは阿寒湖荘。部屋無指定の格安プランながら、
オフシーズンが幸いして湖側の快適な和洋室に。


朝食は和定食。

今回は夕食なしのプランを予約しましたが、
ここは食事にけっこう力を入れているようなので
夕食つきプランのほうがよかったかも。
展望風呂と露天風呂のお湯もよし。

阿寒湖といえば「まりも」。


飲食店街の名前も「まりも通り」。


街灯の意匠も「まりも」。


まりもようかんも健在!昔よく食べたなー。


温泉に来てまでもなぜかパンを購入。

Pan de Panというお店の春巻き風ピロシキ。
外の皮はパリッとして、中はもちもち。
これ、けっこういけてます。

ロシアつながりで突然ワープ!

こちら釧路駅前交番。ロシア語表記つき。
阿寒湖温泉の送迎バスで釧路にやってきたのです。

この送迎バス「まりも号」は安くて便利なのだが、
唯一最大の欠点は、1日1往復しかないこと。
それも同じバスがシャトルするので、1泊2日だと
帯広を午後1時半に発って、阿寒湖到着は4時半。
翌朝9時半には阿寒湖を発って、帯広帰着は午後1時近く。
24時間以内にあっというまに帰ってくることになるので、
あまりにもったいない。
そこで復路は釧路行きにしたというしだい。

釧路といえば海産物。海鮮丼と上握り。
 
釧路は3度目ながら、和商市場は初めて。
ここはまたゆっくり来たいです。

釧路フィッシャーマンズワーフMOOに向かっていたら
橋の上に妙なものをのせた像のシルエットが。


近寄ってみると…。

カモメか。釧路はカモメだらけ。

こちらはMOOに展示されていたチョウザメくん。


MOOは3度目なので爆買いすることもなく、
さんまんま(左)のみを夕食用に購入。
  
和商市場で買い求めた新鮮美味なるクジラ(中)、
往路の休憩地、本別のおいしすぎるお豆さん(右)などを
携えて、帰路はJRの各駅停車でのんびり3時間。

余談。バスの中で知り合った漁業関係のおじさんが、
「まりも号」をフルに使いこなす技を教えてくれました。
おじさんは、北見発の「まりも号」で阿寒湖入り。
阿寒湖温泉に滞在しつつ、このバスで釧路に行き
海鮮のお昼を食べて、また温泉に戻る。
別の日は帯広まで行って帰る、といった具合に
往復1000円で、日替わり小旅行を楽しむのだとか。
なるほど、来季のために覚えておきましょう。
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阿寒湖アイヌコタン

2016-04-03 | 『勝手に帯広通信』
阿寒湖温泉のアイヌコタンへ。

コタンは「村」の意。フクロウに守られたエントランス。

アイヌの伝統工芸品店が並ぶ道を進むと
またフクロウが現れる。幻想的な夜の光景。

この奥に「アイヌシアターイコロ」があり、
古式舞踊の公演が連日開催されているとのこと。

その前に腹ごしらえ。
オフシーズンでほとんど店は閉まっていたので
唯一開いていた「番八(ばんや)」さんへ。


左から鹿刺し、ばんや特製の豚丼、行者にんにくの餃子。
  
豚丼は野菜入りで肉は柔らかくタレもほどよく、
鹿肉は新鮮で上品な味。餃子も具だくさんで美味。
店内はくつろげる雰囲気で居心地がいいので、
開演時間までゆっくりさせてもらいました。
もっとも、観光シーズンともなれば、
中国からの観光客でごった返すそう。
なぜか店内の壁にはバラライカが飾られていましたが、
入手経路は判然とせず。写真を撮るのも忘れてしまった!

午後8時半、アイヌシアターイコロ開演
(日によって時間は異なります)。


アイヌの唄と伝統楽器ムックリにあわせて
古式舞踊の数々が再現されます。


最後はお客さんも一緒に踊ります。なかなか盛況。


じつは、アイヌコタンに来るのは、たぶん二度目。
初めて北海道旅行をした時に、どこかのアイヌ村で
「オロチョンの火祭り」を見たのはよく覚えているのだが、
あまりに昔のことで、それは一体どこだったのか。
もしかしたらここだったかも……と思っていたら。

アイヌの資料館にこんな写真が展示されてました。

昭和60年(1985年)のアイヌコタン。
そうだ。間違いない。ここだっ!
当時は立派なシアターなどなく、広場のようなところで
かがり火の周りで踊るのを見たような記憶が。
観光シーズンにはシアターで「イヨマンテの火祭り」が
催されるそうなので、その時また来て見てみたいもの。


お土産は木彫り細工のピアスと狼のキーホルダー。
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