サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ジョージアの炭酸水ナベグラヴィ

2021-04-22 | グルジア2019
ジョージア(グルジア)の炭酸入りミネラルウォーターといえば
有名なのが「ボルジョミ」。
以前は日本でも飲めたのに、最近まったく見かけなくなったのは
なぜかと思ったら、成分が日本の飲料水基準にひっかかるらしい。

代わりに人気を集めているのが「ナベグラヴィ」
重炭酸イオンを豊富に含み、美容にも健康にもいいとのこと。
早速、注文してみた。500mlボトル24本入りで2566円。

  



ボルジョミほど炭酸が強くなく、なめらかで飲みやすい。
でも、鉱物をはっきり感じる味。

ナベグラヴィはジョージア西部の地名で、現在は健康リゾート地。
言い伝えによると、この地に生息していたバッファローが
特定の水源に集まって水を飲んでいたのだそう。
のちに、この水には健康にいい成分が含まれていることがわかり、
1920~30年代に各国の科学者によって調査が進められ、
1958年からミネラルウォーターの採水開始。

地名から「ナベグラヴィ」と名づけられたミネラルウォーターは、
ソ連崩壊後の1997年から、ジョージアとスイスの合弁会社
ヘルシーウォーター社によって生産・販売されている、とのこと。



キャップの絵柄も色も可愛い!
これを猫にあげたら喜んでサッカーしてました。

ちなみにナベグラヴィは、成城石井でも買えます。
気になった方は、とりあえず1本、お試しあれ!

グルジア旅行2019目次つくりました

2021-02-24 | グルジア2019
2019年秋のグルジア(ジョージア)旅行記総まとめ

ブログだと記事が見つけにくくなってしまうので、
こちらにまとめておきます。その前に一言…。

本記事では「グルジア」というロシア語読みの旧国名を度々使っていますが、ソ連時代から慣れ親しんでいるというだけの理由で他意はありません。現在は「ジョージア」に改称されていますが、これは国際社会に向けた英名で、日本でいえば「ジャパン」にあたるもの。現地での正式名称は「サカルトヴェロ」。カルトリ人が住む場所、という意味だそうです。

◎時系列順の旅日記

グルジア旅行①カタール航空でドーハ経由トビリシへ

グルジア旅行②トビリシ旧市街

グルジア旅行③トビリシからワインの里カヘティへ

グルジア旅行④ワイナリーめぐり1

グルジア旅行⑤ワイナリーめぐり2

グルジア旅行⑥トビリシ新市街


◎テーマ別

グルジア(ジョージア)で食べる

グルジア(ジョージア)のお土産

トビリシのKMMホテル

カへティ地方テラヴィのゲストハウス

カへティ地方テラヴィのバザール

グルジア旅行⑥トビリシ新市街

2021-01-02 | グルジア2019
グルジア(ジョージア)旅行5日目、2019年11月7日
朝食後、テラヴィのゲストハウスを出発し、トビリシに戻る。
前と同じKMホテルにチェックインし、一休みしたあと移動開始。


ホテル近くの地下鉄アヴラバリ駅。
プリペイドカードを買って、グルジア初メトロ。


深い深いエスカレーターは、ロシアと同じ、
というか、ソ連時代のものなので当然ですね。


わかりやすい乗り換え表示もロシア式。
ロシア同様、電車到着の目安になるカウント表示もありました。


違うのは車体が赤白のグルジアカラーだということくらい。
つり革(というかポール)もまっ赤でした。


トビリシ新市街の中心、ルスタヴェリ駅下車。
中心地だけあって、賑わっています。


駅前には、詩人ショタ・ルスタヴェリの銅像。
その前では、野良ワンコがお昼寝。


駅近にあるマクドナルドの石造りの建物。
周囲の景観に溶け込んで、いい感じ。
リュブリャナのマックを思い出します。

駅近くのアーケード街を少し歩いたところで
ガイドのニノさんに教えてもらった本屋さんBIBLUS発見。


小さなお店ながら、料理本コーナーやワインコーナーもあり、
外国人旅行者を意識した品ぞろえ。
ここでグルジア文字の書き順が載った子供用ノートなどを購入。

ここからルスタヴェリ通りを旧市街方向に散策開始。


グルジアみやげの露店が並びます。


裏側から見るとこんな感じ。


さらに裏手に回るとアーチのきれいな建物が。
この通り沿いは、古い建物が多く、建築好きは必見。


おすすめレストランとしてよく紹介されている「マルコ・ポーロ」。
まだ時間が早いので、飲食はお預けにして先を急ぎます。

ロシアと同じで、大通りの横断がなかなかできません。
やっと地下道を見つけて、通りの反対側に渡り、
これもニノさんに教わったスーパー「スマート」へ。
迷わずチーズ売り場に行き、「スルグニはどれ?」と尋ねると
売り場のお姉さん、「これがベスト!」と丸いチーズを指さす。
フレッシュタイプは持ち帰れないので、パック入り4種を購入。

店内で呼び止められて、ギフト用チョコやナッツ菓子も購入。
こちらは観光客価格なのか、やけに高かったなー。
買い物に集中しすぎて、スーパーの写真を撮り忘れました。


イスラム風建築が目をひく国立オペラバレエ劇場の前を通過。
1851年設立。内装も素晴らしいとのことなので、
再訪する日があれば、ぜひバレエを見てみたいもの。


グルジアの近現代芸術を集めたナショナルギャラリー。


「入口は裏手にある」とニノさんに聞いていたので、裏に回ります。
上に見えるブドウのツル風の曲線的な意匠はグルジアならでは。
勝手にグルジア・ヌーヴォ―と呼んでます。


表側は石造りの古い建物なのに、裏はシンプルモダン。
地下のクロークに荷物を預け、常設展のピロスマニの部屋へ。
入場料は1人12ラり。


ピロスマニ(1862~1918年)はグルジアの国民的画家。
素朴でいて哀愁漂う絵柄と、暗いけれどきれいな色調が特徴。
有名な「女優マルガリータ」「漁師」もここにあり。
カメラはダメと書かれているのに、みんなスマホで撮っている~。
スマホならいいのか?


ギャラリーを出て歩いていると、そそられる建物が。
こちらはグルジア風アールデコ?


国立博物館と間違えて入ってしまった新美術館Museum of Fine arts。
ここ、作品に見るべきものはないうえ、
建物の設計が奇をてらいすぎていて、異常に居心地悪い。


白一色で統一され、どこもかしこも透明アクリル。


階段の下がスケスケなので、展望台から地上を見たときのような
ぞわぞわした気分になってまともに歩けない。
高所恐怖症の人には無理ですねー。


エレベーターも透明。乗るのがためらわれました。


トイレもモダンすぎ。(男子トイレは家人撮影)
入退場はチケットのQRコードをかざす方式で
オロオロしてたらお姉さんがやってきて教えてくれました。
こんなに落ち着かない美術館は初めて(笑)。
入場料1人15ラり。


逃げるようにして退出し、今度こそ国立博物館へ。
こちらも入場料1人15ラり。


ここではニノさんおすすめの黄金の展示を鑑賞。
紀元前3世紀のブドウを象った飾り物など
グルジアで発掘された古代の黄金の工芸品の数々。
なかでも動物の意匠が精巧で素晴らしい!

さて、ほんとは自由広場を見て、さらに大通りを下って
ホテルまで歩き倒すつもりだったのですが、
ダヴィスブレビス・モエダニ駅が見えたところであっさり挫折。


駅構内にはグルジア国旗を思わせる意匠。
メトロで振り出し駅に戻り、ホテルでひと休止。


夜はドライバーさんおすすめのコパラでディナー。
本日もまた大満足の一日でした。

グルジア旅行⑤ワイナリーめぐり2

2020-11-29 | グルジア2019
2019年11月6日 ワイナリーめぐりの続き

(一度書いたテキストが消えてました。ショック!
またいちから調べなおしである)

ギオルギさんのマラニをあとにしたのは、ちょうどお昼どき。
ガイドのニノさんの案内で向かったのは、とある農家さん。
ここで家庭料理と自家製ワインをいただきます。


かなり大きな農家さん。庭先にテーブルを出して迎えてくれました。


大好きなチーズパン、ハチャプリの農家さんバージョン’右)。
左はグルジア伝統のパン。食べたいが入らないー。

 
手作りワインもいただきました。
本日何杯目??


庭ではミツバチを集め、ハチミツも自家製。
ひとビンお土産に購入しました。20ラリ。


ゲームを楽しむお年寄りの輪にすんなり入っていく
われらがドライバーさん(右端)。


長居したくなる心地よい空間。
ですが、先を急がねば。

次に訪ねたのは、クヴァレリ町のワイナリー「ハレバ」。

観光バスが何台も停まり、観光客がいっぱい集まっています。

伝統製法にこだわったギオルギさんの家族経営のマラニとは対照的に
現代的製法も取り入れている大規模ワイナリー。


トンネルのようになってます。いえ、ほんとにトンネルです。

ここには15個のトンネルが掘られ、全長7.7㎞。
そのうちのメイントンネル800mがワイナリーになっています。
温度14℃、湿度70%、自然に空気が動くワインに最適な環境。


入口にはワイン醸造用の素焼きの壺クヴェヴリ。


壁の向こうは山だそう。ここに2万6000本のワインを収蔵。

ニノさんによれば、このトンネルがつくられたのは
グルジアがソ連の一部だったソ連時代、1959~1965年のこと。
1962年に国際ワインコンクールが開かれることになり、
その会場として、ソ連政府がつくりあげたのだそう。

グルジア独立後、ワイナリーが個人ビジネスとして
始められるようになったのは、2000年以降。
ここハレバ・ワイナリーは、2006年に創業し、
グルジア各地に1500ヘクタールのワイン畑をもつ。
ワインの25%は輸出用。25カ国で販売されている。


広々とした試飲コーナーがいくつも並びます。

ワイナリーツアー参加者のグループが同時に何組も見学していて
そのほとんどは、グルジアのおばちゃまたち。
グループごとに試飲コーナーが割り振られている。


試飲は4種。左2本はヨーロッパ式、右2本はグルジア式。

左から、白辛口ムツヴァネ2016年、フランスでゴールドメダル受賞
赤ドライ、サペラヴィ2015年、梨の樽を使ったプレミアムレベル
赤ドライ、ウツハヌリサペレ2014年、クヴェヴリ使用
白ルカツィテリ、クヴェヴリ使用


パンとチーズとオリーブオイルつき。

ここで別グループのおばちゃまが、後ろからひょいと手を出してきて
我々グループのチーズを持っていきそうになったり、
ボトルをつかもうとしたりと大はしゃぎ。
酔っぱらって「クレオパトラになりそう」ですって。


お帰りは入口の売店でワインお買い上げ~。
流れ作業のようで、いかにもの観光ワイナリーでした。
併設のレストランで食事をとるツアーコースもあるのだそう。


外に出るとウエディングカップルが。


表から見るとよくわかります。確かに裏手は山。

この日はワイナリー2軒の試飲と農家さんの昼食時、さらに
ゲストハウスに戻ってから夕食の席で、飲んだワインは軽く10種以上。
なのにまったく後に残らないのは、ナチュラルワインだからこそ。
じつにおいしく楽しい1日でした。

グルジア旅行④ワイナリーめぐり1

2020-10-24 | グルジア2019
11月6日、グルジア(ジョージア)旅行4日目

朝7時、大コーカサスに朝陽がのぼる。
鳥のさえずり、犬の声、そして最後にオンドリの声。
空気は冷たく、寒さが心地いい。


ゲストハウスの朝食。朝から嬉しい美食づくし。


さらに嬉しい猫づくし。朝陽を浴びて日向ぼっこ。

ゲストハウスをあとにして、ガイドのニノさんと共に専用車で出発。
ワイナリーに行く前に、テラヴィ市内のバザールに寄ってくれました。
わー、いい感じのバザールです。

バザールではチュルチヘラやクルミ、香辛料などなどを購入。
詳しくは、別記事テラヴィのバザールをご参照ください。

さて、車は一路、東のコンドリ村を目指します。

着いたのは「グヴァルジェラシヴィリス」のマラニ。
マラニとは、ワインの家、ワイナリーのこと。
陽気なご主人ギオルギさんが迎えてくれ、案内してくれました。


2014年にギオルギさんが始めた新しいワイナリーながら、
クヴェヴリという壺でワインを発酵させる伝統製法を踏襲。
代々伝わる80年前のクヴェヴリは、1970年代の地震でヒビが入り
中のワインがダメになってしまったそう。
今も一家のシンボルとして前庭に置かれています。


こぢんまりとした家族経営のマラニ。
写真中央に並ぶレンガの山の下に、壺が埋まってます。


クヴェヴリの掃除用具を見せてくれたギオルギさん。
もと警察官。ワインにはまったく興味がなかったものの、
犯罪者相手の仕事に疲れきっていた頃、テレビで偶然
ナチュラルワインの取材番組を見て、38歳の時、この道へ。
といっても、グルジアではみんな家でワインをつくっているので、
お父さんやおじいちゃんのワインづくりを見ていたそう。
ガイドのニノさんのお父さんもワインをつくっていたとのこと。


ワインを作ったあとのブドウの残り物から蒸留酒チャチャを精製。
あくまで自家用で、外には出していないそう。
もともとチャチャは、ワインの副産物として自家用につくられていたもの。
グラッパに似た味で、いまでは商品化もされてます。


タンクの中には、チャチャ用のブドウの残り物が入っているそうです。


マラニの外に出ると、大きな木にたくさんの壺が
オブジェのように飾られていました。


ギオルギさん宅の愛犬ハチ。人なつこくて可愛い!
この時はとても元気だったのですが、Facebookによると
最近怪我をしたらしく、その後の経過が気になります。


大コーカサスを一望するゲオルギさんのブドウ畑は2ヘクタール。
有機で育て、雑草は抜かずに切るだけ。
悪いブドウの実は残しておいて、干しブドウにするのだそう。


お待ちかねの試飲タイムは、母屋の裏手、屋外で。

赤のジュギアは、ギルギさんほか2人しか作り手がいない貴重な種、
アンバー系のコンドルリ(ツカツィテリ60%、ムツヴァネ40%)、
おなじみの赤のサピラヴィ、この3種を試飲して購入。
あわせて120ラり。4000円くらいでしょうか。お買い得!

*GHVARDZELASHVILIS(グヴァルジェラシヴィリス)
 Georgia, Telavi municipality, Kondoli Village

ギオルギさんのマラニをあとにしたのは、ちょうどお昼どき。
このあと農家さんでの昼食をはさんで、もう1軒マラニをめぐります。
つづきはまた!

グルジア旅行③トビリシからワインの里カヘティへ

2020-10-11 | グルジア2019
2019年11月4日
早朝、KMMホテル周辺の旧市街を散策。

朝陽に浮かび上がるメテヒ教会とゴルガサリ像。

カラスや水鳥たちが、ねぐらから続々と出勤してくるのを
橋の上から見ていたら、手がかじかむほど寒くなってくる。
1時間ほど歩き回ったのち、ホテルに戻り、お楽しみの朝食タイム。


食堂があるのは地階。バイキング形式で、どれもおいしそう。
飲み物はコーヒー、紅茶、オレンジジュース、牛乳など。


右からヨーグルト、サワークリーム、カテージチーズ。
いわゆるカスピ海ヨーグルトの本場だけあって、乳製品豊富。
右奥の牛乳は、感動的に甘かった!もちろん天然の甘味です。


チーズ数種、ハム、ソーセージ、スクランブルエッグ、
コリアンダーあえキノコ、ナッツ、フルーツ、パンなどなど。
今後に備えて控えめにチョイス。

朝食後は、ガイドさんとの待ち合わせ時間までフリータイム。
観光名所は後日ゆっくりめぐることにして、近隣を軽く散策。

  

この日は別の宿に泊まるので、ホテルのチェックアウトを済ませ、
13時にロビーでガイドのニノさんと待ち合わせ。
空港に迎えにきてくれた時と同じドライバーさんの車で
一路、ワインの里カヘティへと向かいます。



道中、グルジア美人ニノさんが、流暢な日本語で
グルジア文字の歴史やワインについてノンストップで解説。
ニノさんも日本のアニメを見て日本にハマった口だそう。

ワインの里カヘティはトビリシの東、車で1時間ほどの地。
カヘティ地方に入ると、沿道に「WINE ROUTE」の標識。
外国人観光客向けに、地域名も英字で表記されているので、
とてもわかりやすい。

途中、チュルチヘラ屋さんが並ぶ通りにさしかかると
急に車はストップ。ここで休憩するとのこと。


なんでしょう、ここ。


中に入ってみれば、パンだパンだー!


タンドール風の窯で伝統的なパンを焼いている最中。
ここの自家製パンは超おススメだそう。


自家製フレッシュチーズの量り売りも。


チュルチヘラも自家製。


自家製ワインも!もちろんいただきます。ボトル1本7ラリ。


パン2枚とフレッシュチーズを7ラリで購入。どれもおいしい!
チーズは食べきれないので、ニノさんにおすそ分け。
ドライバーさんは帰路、パンを大人買いしてました。

本日の宿、テラヴィのゲストハウス、ルシコに到着。

ゲストハウスについての詳しい記事はこちら


この日の宿泊は我々だけで、静か。そして寒い。


なんといってもバルコニーから望む大コーカサスが絶景。


一息ついたところで、テラヴィの町を散策。立派な城壁が見えてくる。


町なかに入ると、マイケル風の変なマネキンが。


トビリシもそうですが、テラヴィの建築物も必見。


意匠を施した木のバルコニーと石造りの合体がグルジア様式。


石の塀なのに、どこか温かみがあるのがグルジア風。


こちらのバルコニーも素敵ですねー。
大統領の指示により、18世紀の建物が復元されているのだそう。


猫もいっぱいいますよー。ということは、いい町である証拠。


開けた場所から、いきなり大コーカサスの雄姿が。
そろそろ夕暮れどき。歩いて帰ります。


ゲストハウスの夕食がまたおいしいこと!
「ここのハチャプリは特においしい!」とニノさん。


右はロールキャベツ風のドルマ、左は鶏肉のタバカ。
白ワインと共に、いただきます!
翌日のワイナリーめぐりに備えて、この日は早めに就寝。

グルジア旅行②トビリシ旧市街

2020-10-04 | グルジア2019
2019年11月3日
グルジア(ジョージア)の首都トビリシ1日目。
空港にて、やや遅れて到着したドライバーのおじさんと合流。
米ドルを現地通貨ラリに両替して、いざ出発!


市内に向かう途中、小高い丘の上に近代的な建物あり。
ソ連時代に建てられた「儀式の宮殿」だそう。


トビリシでは、旧市街のKMMホテルに宿泊。
こぢんまりとした三ツ星ホテルで、立地もサービスも申し分なし。
詳しくは、こちらの記事「トビリシのKMMホテル」をご参照ください。


ホテル玄関前には真っ赤なザクロ!
いかにもグルジアな光景に歓喜するのも束の間、
それを上回る興奮が…。

トビリシ、あるいはグルジア全国そうなのか不明なれど、
行って初めて知ったことに、ここは犬猫天国ではないか!


ホテルに着くなり第1ニャンコ発見!
しかもスリスリと寄ってくる人なつこいタイプ。


周辺散策に出かけると、今度は第1ワンコ発見!


絵になる裏通りに寝そべる2匹のワンコ。
その奥でおじさんがのぞきこんでいるのは、パン屋さん。
焼きたてパンの香りが漂ってきます。


チュルチヘラやハチミツを売る小さな食料品店も。
まだ初日なので、買いたい気持ちをぐっと抑える。


ホテルのすぐ近く、石塀の奥には雑貨ギャラリーあり。


坂を下っていくと「ヨーロッパ広場」に出ました。
EUの旗がグルジア国旗と並んではためいています。
といってもEU加盟はまだですが、EUとは連合協定を結び、
ヨーロッパの一員であることを猛アピール。
ちなみに右奥に見える近未来的な建築物は、平和橋。


平和橋は後日渡ることにして、この日はメテヒ橋を渡って、
ムトゥクヴァリ川の対岸へ。
崖の上に建つメテヒ教会とトビリシの創始者ゴルガサリの騎馬像。


丸天井の建物が並ぶのは、由緒ある温泉浴場アバノツバニ。
かつてはシルクロードを旅する商人たちも利用し、
19世紀のロシアの詩人プーシキンはこう絶賛。
「生まれてこのかたトビリシに勝る豪華な浴場に出会ったことはない」
今も営業中なので、時間があれば入ってみたかったー。


イスラム風のこの建物、レストランかと思っていたら
こちらも浴場の一部で、改装されて個室利用ができるそう。


おっ、ここにもニャンコ。子猫がいっぱい遊んでました。


迷路のような旧市街の裏通りに小さな橋が架かり、
欄干に何やらいろいろぶら下がってます。


カギをかけて永遠の愛を誓う。どこも同じですね。


ゴルガサリ広場近くのテラスレストラン21で遅い昼食とワイン。
本国で飲むグルジアワインの美味なること。しかも安い!

  
おまけに猫づくしの旧市街。狂喜!
プーシキンのお言葉を借りれば、
生まれてこのかたトビリシに勝る猫天国に出会ったことはない。
これではSDカードがすぐなくなってしまいそう。


さすがに日本から18時間の移動と5時間の時差はきつく、
夕食のレストランを予約したのち、ホテルに戻って小休止。

さて、夜の部。


いきなり猫の姿。


猫のあとをついていきます。


また猫やん。リレーのように猫が現れる。


夜景もまた美しいトビリシ旧市街。左はメテヒ教会。

夕食は「オールド・メテヒ」というホテルに併設された
崖の上のレストランで、本場スルグニチーズやシャシリクを
グルジアワインとともに堪能。どれもこれもおいしい!

食事の詳細は、「グルジア(ジョージア)で食べる」をご参照ください。


ビールを頼んだら、こんな可愛いトビリシのイラスト入り。
しっかり猫もいます。トビリシの夜に乾杯!

グルジア旅行①カタール航空でドーハ経由トビリシへ

2020-09-27 | グルジア2019
お客様は、お姫様⁉ セクゾ中島健人君のポスターに見送られ、
20年以上ぶりにスカイライナーに乗るべく日暮里駅ホームへ。



帯広に引っ越した当時、駅前のとかちプラザ壁面に
帯広が舞台の健人君主演映画「銀の匙」の巨大看板が掛かっていて、
これは今しか見られない光景!とテンションが上がったのに
結局写真を撮らなかったのが今でも悔やまれてなりませぬ。
これから帯広市民になるのに、観光客丸出しで
カメラを向けるのはどーよ?と、ためらってしまったのでした。
東京に戻った今、おのぼりさん丸出しで、リベンジ・ケンティ⁉

 アップで見たい方はクリック



2019年11月3日。だいぶ忘れちゃってますが、回想スタート。
今回のグルジア(ジョージア)行きは、ロシア旅行社さんのご手配で
カタール航空の深夜便、22時20分成田発ドーハ経由を利用。
なので、19時台のスカイライナーで十分間に合うのですが、
気がせいて2時間も早く乗ってしまいましたー。
これが吉と出ます。



9年ぶりの成田空港でお茶して時間をつぶしていたら、
知らぬまに電光掲示板に出発時刻変更のお知らせが。
ディレイではなく、22時ジャスト発に早まったとな。
(上から4列目、ドーハ行き)

この時点で、出発までまだ3時間以上もあったのに、
すでにチェックインカウンターには長蛇の列。
ラグビーワールドカップ(そう!去年でした)の直後だったので
国に帰る南アフリカ人が多いとかで、満席でした。
1時間並んで、ようやくチェックイン。
結局、出発したのは定刻通り22時20分でしたが…。


初カタール航空!機材はボーイング777。
さすがエアライン・オブ・ザ・イヤー5冠だけあって、
設備もサービスも申し分なし。
最新の機内モニターは、コンテンツが多すぎて使いこなせず。
寝たり起きたりしながら日本映画2本、ロシア映画1本を鑑賞。


機内で配られた歯磨きセットやスリッパ。


こちらヘッドホンとお手拭き。

 
「食事」の項でも紹介しましたが、機内食は夕食と朝食の2回。
夕食といっても日本時間の深夜、朝食は現地時間の未明。
胃がおかしくなりそうですが、どれもおいしいので完食。
アルコールは飲み放題。今どき無料です。


ペルシャ湾に臨むカタールの首都ドーハに近づいてきました。
ほぼ定刻通り、11月4日早朝4時半到着。


約12時間の飛行ですが、快適だったのでさほど疲れもなく
乗り継ぎのためバスでターミナルへ移動。


初の中東、ドーハ・ハマド空港のターミナル到着。


トランスファーの手荷物検査を終え、出発ロビー側に出たところ。


一応、乗継便をチェック。


トイレもチェック。案内標識がわかりやすく可愛い。


なぜか恐竜。先を急いでいたので何だったのかよくわからず。


ハロッズの店舗前にテディベアがいっぱい。
ついフラフラと引き寄せられていくと、前方にクマの後ろ姿が。


いた!ハマド空港のシンボル、黄色いクマさん!
皆さんこの前で記念撮影してましたが、
これって、ほんとにクマなのか??
近代的な空港に似合うとは言いがたい素朴な造作。


石油で潤う中東屈指のハブ空港ともなれば、
もっとキンキラキンのバブリーな空港を想像してましたが
近未来的なデザインが意外にシックで洗練された雰囲気。


ゴールドの宝飾品売り場。いかにもすぎて近寄れず。


カフェのディスプレイが美しくて、つい見入ってしまう。
おいしそうなテイクアウトの軽食がいっぱいですが、
機内食でもうおなかパンパンですー。


カラフルなジュースやフルーツも絵になります。
が、水を買ったら4ドル、紅茶5ドル。高い…。


イスラム教徒の礼拝室、左男性用、右女性用と矢印が。
喫煙ルームもありましたが、満員御礼でした。


ゴージャスにしてクール。不思議と嫌みがないのは
ハリボテではない余裕の経済力のなせるわざか。


ようやく夜が明けてきました。
日本との時差は6時間なので、日本はもうお昼頃。


搭乗ゲートE21でトビリシ行きの便を待ちます。


出発は午前7時15分。まだかしら。


ようやく搭乗。機材はエアバス320.


ドーハまでの深夜便は、暗くて機内写真が撮れませんでしたが、
こちらは早朝便なので、機内は明るく写真映え。


窓からドーハの高層ビル群がちらりと見えました。
中東、すごいことになってますね。

 
また機内食。オムレツとパンケーキの2種から選択。
もう3食目ですが、おいしいので全部食べてしまう危うさ。
デザートのゴディバのチョコムースも絶品です。


じきに荒々しい山々が見えてきます。


やがて険しい雪山に変わります。コーカサスの山々でしょうか。


もくもくと煙をあげる工場が見え、街はもうすぐ。


ほぼ定刻通り、11時半頃トビリシ到着。


Shota Rustaveli Tbilisi International Airportとあり。
中世の詩人ショタ・ルスタヴェリの名を冠した
ショタ・ルスタヴェリ・トビリシ国際空港が正式名だそう。


トビリシ!ここからはグルジア語(ジョージア語)の世界。
つけ刃的にいくつかのアルファベットは覚えてきたものの
フォントが変わるともうわからぬー。


入国審査で緑色のスタンプをポンと押され、
ターンテーブルで無事、荷物を受け取ります。
ついに来ました、憧れのグルジア!
ソ連時代のモスクワで、グルジア料理と初めて出会ってから
じつに29年目のことでありました。

グルジア料理もどきを作る

2019-12-14 | グルジア2019


もう先月のことなれど、グルジア料理のゆうべを開催したものの
段取り悪く、メイン料理を出しそびれるという大失態。
それがこちらの豚肉のシャシリクと大大好きなハチャプリ。

シャシリクはヨーグルトとグルジアで買った香辛料で下味をつけ、
ハチャプリは同じくグルジア調達のスルグニチーズと
自家製なんちゃってチーズをまぜて作成。

本場の素材を使ったので、味は申し分なし!でしたが…。
願わくばシャシリクはもっとカリっと、
ハチャプリはもっとふっくらとあってほしい。
こればっかりは何度も作ってみなければ。

トビリシのKMMホテル

2019-11-25 | グルジア2019
グルジア(ジョージア)の首都トビリシで泊まったのは「KMMホテル」。

旧市街、ムトゥクヴァリ川沿いに建つメテヒ教会の裏側、
細い路地の奥にある3つ星ホテル。

今回は自分で選んで手配する余裕なく、ロシア旅行社さんにお任せ。
KMMホテルには、カへティ旅行をはさんで初日と最終日、計2泊しました。

着くなり猫のお出迎え。


もう1匹登場。いい感じで座ってます。


ホテルの玄関ドアの前で、開けてにゃーん。


とにかく猫が多いトビリシ旧市街。
特にこの界隈は、歩けば猫に当たるので立ち止まってばかり。
飼い猫もいるのだろうけど、大半は地域猫のもよう。
ちゃんとゴハンをもらっているみたいで、人慣れしてる。

こちらは最終日の4階ツインルーム。広々していて申し分なし。

初日に泊まった3階のダブルも十分な居心地の良さでしたが、
こちらのほうが断然よし。眺望も一段とよし。

バルコニーからはナリカラ要塞と旧市街の夜景を一望。

花火が上がるのも見えました。一瞬ですが。

バスルームはトイレとシャワーユニットのみ。

お湯はちゃんと出ますが、水圧調整に少々コツが必要。

朝食は1階の食堂で。午前8時からオープン。


チョイスに迷う! どれもおいしく、いただきました。
   
  

フロントの対応もフレンドリーで感じよし。
チェックインは15時なのに早めに入れてくれたり、
当日のレイトチェックアウト申し込み(有料)に応じてくれたり、
いろいろとお世話になりました。


夜になると、ちょっと怪しい雰囲気漂うホテル界隈。
でも安全、健全、閑静です。
KMMホテルは、この路地をはさんで左右に2棟あり、
我々が泊まったのは、矢印の向きとは反対、左手の建物。

カへティ地方テラヴィのバザール

2019-11-24 | グルジア2019

グルジアワインの里カへティ地方の中心都市テラヴィのバザールへ。


入口から入ってまもなく目に飛び込んできたのが豚さんの頭。
右側にあるのは、煮こごりでしょうか。


魚屋さんもあります。内陸なので川魚中心。


チュルチヘラ屋さんの店先はとってもカラフル!
手前にあるのは、果汁をシート状に固めたトクラピ。
ブドウ、キウイ、杏、桃など種類いろいろ。
お菓子としてちぎって食べるのだそうですが、
お料理にも使えるもよう。
フルーツレザーとも呼ばれるように、レザータッチ。
意外と丈夫で破れそうで破れません。


こちらはクルミやドライフルーツのお店。
クルミだけでも大きさによって何種類にも分けられ、値段も違います。
一番安いのは、砕けてしまった不揃いクルミ。


ガイドさんが「ぜひ案内したかった」と連れてきてくれたスパイス屋さん。
おすすめのコリアンダーベースのスパイスを買いました。
これを入れると、何でもグルジア風になるのだそう。


果物や野菜も豊富。気候的には日本に似ていますが
植物の種類が幅広く、いまいち植生がよくわからず。
写真にはありませんが、香草はパクチー、イタリアンパセリ、
青ネギなどが売られていましたが、いずれも丈が短く小ぶり。


出口のほうからクワックワッと声がすると思ったら、
カモを売るおばあちゃんがいました。
この3羽のほかにも、バッグの中にまだ予備軍が。


バザールはこの写真の右手、テラヴィの中心地にあります。
晴天に恵まれ、大コーカサスがくっきり。

カへティ地方テラヴィのゲストハウス

2019-11-23 | グルジア2019
大コーカサス山脈の山並みを望むカへティ地方の中心地テラヴィ。

グルジア(ジョージア)のワイナリーめぐりの拠点がここ。


ロシア旅行社さんのお薦めで泊まった「ルシコズ・ゲストハウス」は
ルシコおばあちゃんが経営するアットホームな宿。
この界隈には、同様の家族経営のゲストハウスが多数点在しています。


部屋はごくごくシンプル。シャワーとトイレがついてます。
「ゲストハウスは寒いかもしれません」と事前に旅行社から言われた際に
「寒いのは北海道暮らしで慣れてますから」と余裕で答えたものの、
来てみれば突然の寒波で寒いのなんのって。
一応ヒ―タ―はあるのですが、ほとんど効かず、
靴下をはきフリースを着たまま寝て、事無きを得たしだい。


2階の広いバルコニーからは大コーカサスを一望。


部屋の窓からも勇壮な山並みが見えます。
ただし、こちらは北側なので、より寒い。
ちなみに南側の部屋からは、中庭が見渡せます。


早朝、バルコニーから山の向こうから上る朝陽を望む。うう、寒いっ。


「食べる」の項でも紹介したゲストハウスの食事の一部。
新鮮なバターやチーズ、サワークリームが絶品。


渡り廊下を挟んで、宿泊棟の向かいにある建物に調理場あり。
お、猫さん、おはよう。
朝ごはんをねだって、猫たちが集まってきます。


おなかがいっぱいになると、日だまりに集合。
文字通り、朝陽を浴びる猫たち。
一番右の子は立ち上がって背伸びしています。


いやー、猫好きにはたまらないですねぇ。
キリなくシャッターを押してしまいました。


右が宿泊棟、左が調理場や食堂、住居のある建物。
居心地よく、お料理もおいしく、快適に過ごせました。
ルシコさんほか皆様、マトローバ(ありがとう)!

グルジア(ジョージア)のお土産

2019-11-18 | グルジア2019

グルジア(ジョージア)のお土産あれこれ。ワイン、チャチャ、チーズ、パン、チュルチヘラ、トクラピ、ナッツチョコ、クルミ、ハチミツ、イチジクのジャム、デーツ、スパイス…って食べ物ばっかりですね(笑)。


ガイドさんに教えてもらったトビリシ旧市街のパン屋さんのパン4種。チーズ入り、豆入り、ジャガイモ入り、マッシュルーム入り。でも一番おいしかったのは、上の食べかけのグルジアパン。時間がたっても、もっちり。硬くなってもスープに浸せば復活。もっと買えばよかった~。

左のハチミツは、上が農家さんで購入した自家製のもの。
下はトビリシの空港の免税店で買ったクルミ入り。

グルジア土産といえば、なんといってもこれ。

グルジア名物チュルチヘラは、ナッツを糸に通し、ブドウ汁に浸して固めたもの。お店の真似っこして、キッチンにぶらさげてみました。一番太いのが、小麦粉を加えた伝統的なチュルチヘラ。茶色は白ワイン、黒っぽいのは赤ワイン、赤はザクロ果汁で固めたもの。形が丸っこいのはヘーゼルナッツ、でこぼこしてるのはクルミ入り。どれも1つ2ラリ(約80円)。


こちらはスーパーで買った今どきのナッツ入りチョコ。ギフト用もしくは観光客向けですね。右はチュルチヘラのチョコバージョン。ちゃんとナッツに糸が通ってます。


バザールでクルミ1キロ大人買い。キロ30ラリ(約1200円)。


トビリシの地下道で買ったソックス、1足12ラリ(約500円)。
画家ピロスマニの有名な絵画「マルガリータ」などの図柄入り。


トビリシの旧市街を見下ろす砦付近のお土産屋さんで見つけた可愛い時計。25ラリのところを20ラリにまけてくれたうえ、子供用アクセサリーセット5ラリ分をおまけにつけてくれました。メイドイン・チャイナだけど。

このほか本も買いましたが、それはまた後日…。
ワインとチーズ、バザールについても
改めて書いてみたいと思います。
とりあえず、食べてしまわないうちにお土産の報告まで!

グルジア(ジョージア)で食べる

2019-11-17 | グルジア2019
念願のグルジア(ジョージア)にようやく行ってきました。
美食の国ゆえ胃袋を調整して現地入りしたいところなれど、
到着までに機内食3連チャンという難関が~。


ロシアともめているので、モスクワ経由便がなくなってしまい、
カタール航空の深夜便で、まずは約12時間かけてドーハへ。

11月3日(日)

カタール航空22時20分発。もちろん夕食は抜いてきました。
深夜に給されるメインミールのために…。
  ←クリックで拡大
前菜は大麦とさつまいものサラダ
メインは左がコッテージパイとマッシュポテト
右がチキングリルのバター醤油、ゴマ入りご飯など
デザートはグリーンティーとゴディバチョコのムース。

さすが機内サービスには定評のあるカタール航空。
食事はおいしいし、アルコールも飲み放題!
といっても白ワイン1杯でやめておきましたが、
寝ないで映画を見ていると、何度もCAさんがやってきて
飲み物やお菓子を勧めてくれちゃう。

寝て、起きたら、今度は朝食。

ポテトと枝豆のフリッタータ、チキンソーセージなど
デザートはヨーグルトとマンゴーのコンポート

時間的にはちょうど日本の朝食タイムにあたるので
ここまではなんとか順調に食べこなす。
問題はここからです。
現地時間4時半(日本時間10時半)ドーハ到着。

11月4日(月)

乗り継ぎ便は7時15分(同13時15分)発。
乗ってまもなく、3度目の機内食。
 
左はスクランブルエッグとポテトなど、
右はベリーソース添えのパンケーキ
現地時間だと朝食にあたるけど、胃袋はまだ日本時間のままなので
そろそろわけがわからなくなってくる。
困ったことに、おいしいから食べてしまう。
ブロイラー状態のまま、11時半頃トビリシ到着。

お待たせしました。ここからいよいよグルジア料理!

トビリシ到着後、旧市街のホテルにチェックイン。
午後、散策に出ると、あんなに食べたにもかかわらず
同行の家人が「腹減った」と言いだす。


ゴルガサリ広場周辺に数あるレストランのなかで
最初に入ったのがここ、「テラス21」。

まずは白ワイン、本場のツィナンダリで乾杯!
本当はいきなりハチャプリといきたいところですが、
さすがに食いすぎなので控えめにオーダー。

  

チキンフィレのほうれん草とマッシュルーム添え。
ソースはたぶんザクロと赤ワイン。
なぜかブリヌイを頼んでしまったら揚げタイプ。
肉にはやっぱり赤のムクザニ。美味なり~!
二人でしめて約2500円。安いじゃないか。

店の外に出るなり、ザクロジュースの屋台に遭遇。

即、試します。こちら15ラリ、約600円。
先ほどの食事代と比べると高いけど、濃厚で滋味あり。

さて、まだ午後2時でしたが、いい感じのレストランを見つけ
25ラリ前払いして、午後7時に夕食の予約を入れる。
ホテル併設の「オールド・メテヒ」。


一度ホテルに帰って爆睡。
さて出かけようとホテルの時計を見ると
え!8時じゃないの! 
うっかりドーハ時間のまま時計をあわせていたのだ。

1時間の大遅刻なれど、この日はグルジア舞踏のショーがない日で
幸いお客さんが少なく、おとがめもなく上席に通される。
 
 
グルジアビール「アルゴ」、コクあり。
グリーンサラダはパクチーソースベース。
大好きなスルグニチーズを頼んだら、分厚いのが6枚も。
なんて贅沢なんだ!
ラムのシャシリクも香ばしくておいしい。
その他ワインも入れて約70ラリ(約2800円)。

このレストラン、後日裏から見てみれば…

川沿いの崖にはりつくように建っている。
我々がいたのは、木材で支えられたテラス席。
道理で眺めがよかったはず。こうして見ると怖いけど。

11月5日

KMMホテルの朝食

基本はコンチネンタルですが、チーズ、ナッツ、
ドライフルーツの種類豊富。
(ホテルについてはまた後日改めて…)

カへテ地方に向かう途中、沿道にて。

伝統的な窯で焼いた絶品のグルジアパンと
自家製のフレッシュチーズ、手づくりワインもいただく。
今回の旅で一番おいしかったかも。

ゲストハウスの夕食

左上は作りたてハチャプリ。おいしいに決まってます!
ガイドさんいわく、この家のは特においしいとのこと。
が、小麦粉系は、たくさん食べられないのが残念。


チキンのタバカは意外とあっさり味で朝からいけます。
右のドルマはブドウの葉で巻くのが本式ですが、
こちらはキャベツ巻き。

11月6日

ゲストハウスの朝食
 
もっと食べたい~。でも食べると次がつかえる~。
グルジアでは料理をたくさん出してもてなすのが礼儀なので
残すのは構わない、と聞いて少しホッとする。

農家さんの昼食

ワイナリーめぐりの合間に、農家さん訪問。
天気に恵まれ、庭のテーブルを囲む。

  


ここでもハチャプリをいただく。自家製のワインやハチミツも。
おみやげに購入したハチミツは、クセのない穏やかな味でした。

ゲストハウスの夕食
なんてこった。カメラ不調のため、写真なし。

11月7日

ゲストハウスの朝食

この日はレーズン入りのプロフが出ました!
初のコメ料理。これもまた旨し。
油(ひまわり油)を使っていても
重くないので、何もかもがおいしくいただけます。

が、さすがに食べ疲れて昼食抜き。
夕食は、運転手さんに教えてもらったレストラン「コパラ」に予約。


トビリシ旧市街、KMMホテル近くの路地裏にあり
ここもホテル併設。かなり大箱です。

  
アルゴビールとミネラルたっぷりのボルジョミ(炭酸水)。
ホウレンソウのクルミソースあえ。
マッシュルームとスルグニの定番料理は、
正直なところモスクワで食べた時ほどの感動はなかったかな。


念願の鶏料理、シュクメルリをようやくオーダー。
モスクワでも日本でも食べたことがなかったので
今回一番期待してました。ゲムリエリア!(おいしい!)
思ったほどニンニクが強くなく、ヨーグルトで肉は軟らか、
ぱくぱくいけますねー。もちろん赤ワインもいただきました。

11月8日

ホテルの朝食
 
この日はソバの実のカーシャあり。

ホテル出発は午後7時なので、昼夜兼用の最後の食事を
レストラン「ブレッドハウス」でいただく。

トビリシ旧市街の浴場近くにあり、
人気レストラン「マスピンゼロ」に隣接。
朝の散策がてら下見に行ったら、お兄さんが出てきて
「ブレッドハウスとマスピンゼロはアジン(同じ)だ」と
ロシア語で言ってましたが、経営が同じということでしょうか??


ここでようやくヒンカリにありつけました。
観光客用のスモールポーション5個では足りず、迷わずおかわり。
香辛料がきいているのに、くどくない。
これ、グルジア料理全般に共通してます。

  
  
店名どおり店頭でパンを焼いているので、パンは焼き立て。
サラダ2種、豚肉のシャシリク、グルジアビール。
カボチャを使ったプリンのようなケーキのようなデザートを
シメに頼んだら、これがずっしり胃にくる重さ。

そしてまたまたカタール航空の機内食3連チャン…。
さすがに1食目はパスし、白ワインだけ所望。


写真は家人がチョイスしたビーフ料理。
ベリーとゴディバチョコのムースをちょこっともらう。
行きの飛行機にも出ましたが、これは絶品。

11月9日

深夜ドーハで乗り換え。ところが!
乗り込んだ飛行機が機材トラブルで飛べず、
いったん降りて、別の機体が整うのを待つ羽目に。

その間に配られた非常食(?)セット。
水、オレンジジュース、お菓子いろいろ。

定刻から2時間遅れ、午前4時頃ようやく出発。

メインはローストチキンのカラシ酢味噌、
「ゴマ入りご飯」のゴマなし。
デザートはグリーンティーチーズケーキとゴディバチョコ、

到着前に最後のブランチ。
 
左はスクランブルエッグとソーセージ、
右は中華焼きそばのチョイス。
白ワインを頼んだら、食べ終わって忘れた頃に
運ばれてきました。これが正真正銘ラスト!



そして帰って来ました、東京へ。もう腹パンパンだー。