サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ダーチャ便り/飼い主さん大好き

2005-03-31 | ダーチャ便り
夏のダーチャで暮らすジェリーちゃん。
階段の上から飼い主さんを見守ってます。

とにかく飼い主さん夫妻が大好きで、庭に行けば庭、
家に入れば家。トコトコといつのまにかついてくる。
でもその足どりはけっして軽くない。
もう13歳。人間でいえばおじいちゃん。
だからこそ飼い主さんとは阿吽の呼吸で通じ合ってる。

名前は「トムとジェリー」からとったのだそう。
あれって猫とネズミじゃなかったっけ??
ま、いいか。
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ダーチャ便り/猫もいるよ

2005-03-30 | ダーチャ便り
三毛猫マルタです。
ロシアの猫に多い長毛種。ふこふこして可愛いね。
夏はレンガ造りの高級ダーチャに住んでます。

ロシア人はダーチャに猫も連れていく。
犬ならわかるけど、よくおとなしく車に乗ってついてくなー。
そういえば国内線の飛行機にも猫が乗ってたことがあった。
それも、ケージに入ってるわけでもなく
リードでつながれてるわけでもなく
飼い主さんにだっこされてるだけ。

ロシアの猫は聞き分けがいいのか?
っていうか、ロシア人の猫の飼い方がそういうもんなのか。
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ダーチャ便り/犬のいる庭

2005-03-29 | ダーチャ便り
この子は野良犬トルスティ。ロシア語で「太っちょ」くん。
こんなにスリムなのになんでかな。
小さいとき、コロコロしてたんだろうか。

動物好き夫妻にゴハンをもらって
モスクワ郊外のダーチャで暮らしてます。
可愛がってくれる人がいて、この子は幸せ。

ロシアには野良犬が多い。
ダーチャ取材の移動中、「ほら、野良犬ですよ」と
ガイドさんが指差す方向を見たら、
緑の草原に数頭の大型犬が、ライオンみたいに寝そべっていた。
あきらかにシェパードとわかる犬もいる。
かーっこいい!! 狼の群れみたいだった。
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単行本のできるまで③

2005-03-27 | ダーチャ本関連
<その3・ダーチャ執筆&追加取材編>

*ロシア取材を終えて、あとはひたすら原稿を書くだけ。
だが、ロシアは変わった→ダーチャも変わった→野菜づくりは
もうしない→だけど変わらないのは「心」である→でもやっぱ
ロシアは変わった!……の堂々めぐりで展開が決まらない。
いちおうの締切りは10月末、年内発刊をめざす。

この頃はむしろ裏ネタ「Oさんモスクワへ行く!」の執筆に邁進。

8月12日 ロシア旅行社へ取材報告とお礼参り。
このあと編集者Oさんと神保町のロシア料理店「ろしあ亭」で夕食。
店長さんに取材写真をお見せしたところ、大層興味をもたれ
ロシア専門誌の人に会ってみてはとの助言受ける。

9月 9日 Oさんをまじえて神奈川県日本ユーラシア協会再訪。
互いのダーチャツアーを報告しあう。後日「ツアー事後報告会」が
あるのでそれに参加しては?とお誘い受ける。

9月11日 田舎暮らしを実践する知人H氏を訪ねる。
が、取材依頼してから何ヵ月もたった今「日本編」の先行きが読めず
いつものとおり食べて飲んだだけで帰ってくる。

*あとから「あれで取材になったの?」と電話が。ヤバっ。

9月15日 大久保で「スカパン」を見たあと屋台村でMに相談。
構成や展開に迷いが生じていたためであるが、結局思うとおりに
やるしかあるめぇ、との結論に。

9月16日 ロシア専門誌の編集者に取材。
ダーチャについて丹念な取材をしておられたので周辺事情をうかがう。
残念ながら本文の部分的引用は不可とのこと。

取材後Oさんと御茶ノ水のロシア料理店「サラファン」で会食。
進行状況と予定枚数を伝える。予定の120ページを軽く越えそう。

9月19日 Mとユーラシア協会へ。ツアーの事後報告会に参加。
シャシリクやブテルブロートを食べ、参加者のコメントを拾い、
ダーチャの写真やビデオを見せていただく。
Oさん途中から合流するも、ロシア愛好家特有の昭和なノリが
肌に合わなかったのかしらん、早々に退散。

9月26日 MとOさんとでビッグサイトで開催中の旅行博へ。
ユーラシア協会の計らいで、ハバロのダリゲオ・ツアーズの
社長さんにダーチャツアーについてうかがう。

*この時の取材はまとめやすかった!しっかりテーブルについての
対面取材だったので、ロシア語を聞き取る余裕があったせい。
ひるがえって、モスクワでは歩き回りながら同時通訳状態の取材。
なので本人の語調がつかめず、すべて通訳さんの訳語どおりに。
これはいかん!と原稿見直し、引用した話し言葉の文体を
それぞれのキャラを思い出しながら改めることにする。

10月22日 Mにチェックしてもらったのち
第1章「ダーチャとは何か」のテキストデータを送信。

10月23日 同様に第2章「モスクワ取材編」を送信。
問題はこのあと。「日本編」をどうするかで迷いがあったが、
今まで取材してきて引き下がるわけにはいかないので、
グリーンツーリズム系の話も必要と判断する。

10月25日 渋谷ロゴスキーにて日本クラインガルテン研究会の
事務局長氏に取材。穏やかでとても話しやすい方であったが、
「なぜ(ドイツではなく)ロシアなのか?」という疑問と、
「すでにダーチャ(のようなもの)は日本にある」
との2点をのっけに強調。うーん、なんか違うんだな。
これにより改めてダーチャの特異性を痛感す。

取材後、ロゴスキーの黒パンを買って帰る。

11月11日 どうしても「ダーチャ料理」を入れたくて、
ユーラシア料理研究家のOさんに追加取材。
ハラいっぱいロシア料理をくらう。おいしかった!
いくらなんでもこれ以上取材してるわけにいかないので、
これを最後の取材にすると宣言。
なにしろ10月締切りとっくに過ぎてますから。

11月12日 かなりMにダメ出しを受けたのち第3章を送信。

*第3章の精神論は、企画の段階で骨子はかたまっていた。
なのに、いざ書くと書けそうで書けない!
なんか章によって文体違ってるんですけど。

11月20日 第4章を送信。Mと「ボツになるかもしれないから、
長いあとがきのつもりで」と話していた懸案の日本編である。
これで第1稿はすべて終了。

*第4章つまり結論は、かなり早い段階から書き始めていた。
っていうか、すべてはこの「結論」にたどりつくために書いていた
といったほうがいいかも。たとえボツになっても、
編集者より的確なMの検閲はパスできたので、個人的には満足。
この後1ヵ月のブキミな沈黙が……。(つづく)
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単行本のできるまで②

2005-03-18 | ダーチャ本関連
<その2・ダーチャ取材編>

5月28日 早朝。初の取材は練馬区の区民農園。
O.Kさんの畑を拝見。帰りに野菜の直売所で野菜を買いまくる。
いいなー、練馬!

夕方、ロシア女性S先生にダーチャについてヒアリングしたところ、
とんでもない罵詈雑言の嵐を浴びる。
なんでこんなにボロクソなのっ!? ロシア人面白すぎ。

*この「ダーチャ批判」裏ネタとしてしまっておくつもりだったが、
「妙に説得力がある」とのことで結局第1章の目玉となることに。

6月2日 ロシア仲間MとR集いて目次案の打ち合わせ。
「ダーチャ」の拡大解釈をめぐって議論沸騰。というか、
我々のなかでは「ダーチャ」は「形」ではなく「心」だ、
という点で最初から一致していたので話はどんどん脇道へ。

*この時ドミノピザと一緒に食べた練馬の野菜はうまかった!
特にルッコラ。ルッコラってなんでこんなにおいしいんだろう。
うちでもつくらねば。

6月8日 国立に手づくりの家をもつK夫妻に取材。
「ダーチャの心」に通じる意義深いお話。
ウンウンとうなづくことばかり。

*この時点で、もう本の結論は固まった。ダーチャは「心」なのだ!
この頃からグリーンツーリズム系のサイトを見あさる。

6月9日 モスクワ在住のSさんにメール。協力を仰ぐ。

6月14日 渋谷ロゴスキーにてN氏に取材。ダーチャは未見
とのことだが、周辺事情を得意の自慢話とともにうかがう。
後日、ダーチャについての記事も送ってくださった。ありがたい。

*このあとMと「下妻物語」を見に行ったっけ。面白かった~!
深キョンも可愛いが土屋アンナ、ハマりすぎ。

6月16日 出版社にてMとともに打ち合わせ。
ここにきて当方と出版社との意向が真っ向から衝突! 
「ロシア取材なしでできないか」「文章メインで考えてほしい」
「日本編はいらない」「帝政時代の話は3行でいい」などなど、
こちらの出した構成案はことごとく覆される。が、
Mと茶を飲みながら再考した結果、このままでいいのだ、
との思いを新たにしたのであった。

*いくらなんでも「ロシア取材なし」は説得力ないので、
自腹でも行くことを表明。がその後も手配先をめぐって二転三転。

6月28日 別件でお世話になっているロシア文化史の大家N先生に
メール。さっそくダーチャについてのお言葉いただく。
後日、ダーチャについて書かれた本の一部も送ってくださった。
えらい方なのに本当に謙虚で頭がさがる。

7月6日 出版社近くのロシア旅行社に取材手配を正式依頼。
担当のFさんはロシア本を読んでくれていたもよう。
日程を決め、希望する取材内容を後日メールすることに。

7月15日 再び旅行社へ。「カンペキ」とF氏が胸をはる日程を
渡される。それによると相当の強行スケジュール。
土曜1日だけで何軒ものダーチャをめぐるとな。
雨が降ったらどーすんですか~。

7月20日 前から気になっていた神奈川県日本ユーラシア協会へ、
Mと二人だけで訪ねる。8月にダーチャツアーを企画しており、
情報や写真を提供してくれるとのこと。
とても気のいいおじさまたちと、すっかり意気投合。
グルジアワインを買い求め、ウホウホと帰ってくる。

7月21日 第1章の原稿サンプルを送付。

*出版社からの反応は
「文中に出てくるロシアの家づくり本を見たい」
それだけだった。超不安。

7月22日 出版社にてモスクワから一時帰国中のSさんと会う。
ダーチャやモスクワの最新情報を教えていただき、彼女が主催する
「チュルリョニス」コンサートのチケットを受け取る。

7月23日 Sさんに紹介していただいたモスクワのロシア人記者
Aさんにメール。現地で会えないか打診するが
「英語はできないので通訳を用意せよ」
と流暢な英語メール。なんとかなるんでない?

7月27日 ロシア旅行社で最終打ち合わせ。
日程表、バウチャーなどを受け取り、説明を受ける。
出発2日前である。

7月29日~8月4日 編集者Oさんと、いざモスクワ取材へ。
結局2ヵ所7軒のダーチャを拝見。市内では書店をめぐり、
日本センターのA氏に取材。ホンモノのダーチャ暮らしと、
モスクワの変わりように圧倒される。
ロシア人記者Aさんとは結局会うことを断念。
(通信社の場所を尋ねると「○○駅から15分くらい」
と、あまりにアバウトでたどりつく自信がなかった)
最後の夜はSさんに教えてもらったレストラン「シノック」で
いい気になって注文しまくり、勘定書を見て絶句する。

*帰国すると入院中だった友人の訃報が届いていた。
その足で斎場へ。暑い暑い日。(つづく)
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単行本のできるまで①

2005-03-15 | ダーチャ本関連
単行本「ロシアに学ぶ週末術~ダーチャのある暮らし」(仮題)も
ようやく終盤戦にさしかかる。ほぼ1年がかり。
ホンはほんとに時間がかかる。
手帳やメールをさかのぼって気が遠くなった!

<その1・企画がとおるまで>

2003年12月 「SPOON」誌が「スイート・ロシア」特集。

がびーん!ロシア雑貨が女の子の目にとまる日がついに来たか。
サイトを見まくると、いつのまにやらロシアサイトがうじゃうじゃ。
でも結局のところ、一般的に面白いと思われてるものは
「ロシア本」でとりあげたものばかり。要するに得意ジャンルである。

需要があるなら今がチャ~ンス! 
女の子寄りロシア本の企画をたて始める。

2004年

3月17日 W出版のOさんにロシア企画をメールで打診。
ちょうど別件で用事があるとのこと、即会うことに。

3月18日 出版社に企画もちこむ。この段階では
「ロシア雑貨」企画しか考えていなかったが、
編集者Oさんの「ダーチャってなんですか?」
のひと言で急遽「ダーチャ」企画が浮上。

*この日は雨が降ってて、千鳥ヶ淵に桜の花が咲いていた。
まだ花冷えの季節だったのかー。

3月22日 「ダーチャ」についてはすでに某サイトで
連載コラムを書いていたことがあったので、元原稿と
当時の「野望メモ」を企画書がわりにメールする。

4月16日 雑貨とダーチャの企画提出。

4月23日 追加で「ロシア絵本」企画も出してみる。
雑貨は写真メインになるので難しいといわれたし
いくつか企画が並ぶとどれかが選ばれる余地ありかも。

5月8日 「ダーチャ企画とおりました!」との連絡あり。
意外にあっさり、拍子抜けする。

5月12日 出版社で打ち合わせ。ここで判明したことにゃ、
あとから送った正式な企画書が担当者の目に触れてなかった!
つまり、最初の「書きなぐり野望メモ」だけで
企画がとおってしまったということだ。ひぇ~!

出版社としては、「南仏プロヴァンスの12ヵ月」や
「スローライフ宣言」の流れとして位置づけたいとのこと。
早速、図書館で似た傾向の本を借りて斜め読みする。
この段階ではロシア編と日本編、半々で進めるつもりだったので、
さっそく取材先に打診し始める。

*これがあとあとまで迷いのタネになるとも知らずに……。
                             (つづく)

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