サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

まだ触れない保護猫六花さん

2021-05-30 | 保護猫


昨年末にやってきた保護猫の六花(ろっか)さん、
相変わらずまだ触らせてくれにゃい!

敗因は、ケージからフリーにするのが早すぎたこと。
ケージの中では触らせてくれたので、油断してました。
フリーになったとたん、逃げ回るようになり、
当初は机の下にたてこもって、あわや家庭内野良猫寸前に。

それでも少しずつ進展がありました。
2カ月以上かかって、人の手からゴハンを食べられるようになり、
ゴハンの支度をしていると足にスリスリゴッツンもしてきます。
人の指先に鼻をツンしたらおやつがもらえる、という芸?も習得。
一緒に「世界猫歩き」や猫用バードウォッチング動画も鑑賞してます。

ですが!触ろうとすると気配を感じてすっ飛んで逃げていきます。
検索すると、同じように「触れない猫」を飼っている同志は、
日本中、いや世界中におられるもよう。

「触れない猫」になる要因には次のようなものがあるそうです。

●人間に怖い思いをさせられたトラウマがある
●子猫の頃から人間に接する機会がなかった
●母猫や兄弟猫と早く別れて社会性が育まれていない
●母猫が人間に対して用心深いタイプだった
●その子のもともとの性質

などなど。しかし仮に原因がわかったところで、時間は巻き戻せません。
猫にとっては、ゴハンと寝床ときれいなトイレがあれば、
別に人になんか触られなくたっていいわけですから、
人間側から何かアプローチをしないと、状況は変えられない。
そう思って検索しまくり、いろいろ試しました。

●孫の手やマジックハンドで遠くからちょこっとずつ触って慣れさせる、
という記事を見て早速試しましたが、これはケージ内のみ有効ですね。
すでにフリー状態なので、警戒して逃げまくります。

●クリッカー・トレーニングというのも試しました。


こちらがクリッカー。ボタンを押すと音が鳴ります。

クリック!(日本語ではカチッ!)と音がしたら即おやつがもらえる、という条件反射を植えつけ、何かをしたらクリック!&おやつ、と芸を仕込んでいくためのものだそう。ですが、クリックするまでもなく、おやつそのものに反応するので、クリッカーを鳴らす意味がいまひとつ、猫にも人にも理解できず(笑)。それに、「猫が触らせてくれたらクリックしておやつを与え、触られるといいことがあると教える」とのことですが、そもそも触らせてくれないから困っておるのです。

●食事中や遊び中の無防備な状態のときに少しずつ触って慣れさせる、
という作戦で成功した人もいるようですが、食事中に触るのはNGだと思ってきたので、ちょっとためらわれます。羽根のおもちゃで遊んでいるときに、スリッと一瞬タッチできることもありますが、触れるのは胴体かシッポだけですし、即逃げられます。

なんとか顔まわりにタッチして、こちょこちょされると気持ちいい、ということをわかってほしいのですが…。幸い「シャー!」はほとんどなく、物音には怯えない子なので、今は少しでもふれあいタイムを長くもち、ルーティンを崩さないようにしている段階です。まだ試していないことがいくつかあるので、希望を捨てずに忍耐あるのみ。


うう、触りたい、お休み中の足の裏。でもパニックになって二度とベッドに入らなくなると困るので、じっと我慢。

ロシア人の6割以上がコロナワクチン接種拒否

2021-05-21 | ロシアのコロナ情報
世界に先駆けてコロナワクチン「スプートニクV」を開発したロシアなのに、ワクチン接種が進んでいない、という「ロシア・ビヨンド」の記事を先日紹介しましたが、その出典を詳しく見てみました。

ロシアの非政府研究機関レバダセンターが、2021年5月12日に発表した新型コロナウイルスとワクチンに関する調査結果がこちらです。

●新型コロナウイルスに感染することに
 危機感をもっていますか?


この問いに対し、なんと56%のロシア人が「ニェット(ノー)」と回答。「ダー、怖いです!」と答えたのは、42%。知人のロシア女性が「コロナにかかるのは怖くない」と言っていましたが、それを裏付ける数字です。


赤が「ニェット(怖くない)」、青が「ダー(怖い)」、下の濃紺は「どちらともいえない」。推移を見てみると、感染拡大前の2020年2月の時点では「怖い」と答えた人は30%。日本でも最初は他人事だったので、これは妥当な数字でしょう。その後、感染拡大とともに危機感を覚える人が増え、2020年10月には64%に達します。

2020年12月、ロシアは「スプートニクV」のワクチン接種を開始。「コロナは怖い」という人の割合は40%台まで下がっていきます。これは、「ワクチン接種が始まったから、もう怖くない」ということなのでしょうか? 
ニェット、違います!

●あなたは「スプートニクⅤ」ワクチンを
 接種するつもりですか?


この問いに対し、なんと62%ものロシア人が「ニェット」と回答。接種を希望する人は、26%。すでに接種を終えた人は、10%。合わせて36%しかワクチン肯定派がいないということになります。


赤が「ニェット(接種拒否)」、青が「ダー(接種希望)」、右下のオレンジが「接種済」、左下の濃紺は「いかなるワクチンも拒否」。接種拒否の割合は、調査開始の2020年8月時点で、すでに過半数を占めており、接種が始まっても接種希望に鞍替えするどころか、強い意志をもって拒否し続けているさまが、うかがい知れます。

これを年代別に見ると、次のような結果となりました。



     接種する 接種しない 接種済 どちらともいえない
18~24歳  12%   75%   9%   4%
25~39歳  19%   72%   7%   2%
40~54歳  21%   69%   7%   3%
55歳以上  37%   47%   13%   3%

年齢が高くなるほど、接種希望者が増えていますが、55歳以上の高齢者でさえ、接種拒否派が47%を占めています。そして、接種開始から何カ月も経つのに、接種済の高齢者は、たったの13%です。諸外国に比べて、接種率が異常に低いのは、先日の記事でもご紹介した通りです。

さらに興味深いのは、2つの質問のクロス集計です。最初の質問で「コロナは怖くない」と答えた人のうち、「接種しない」と答えた人は、70%。「まあ打っておくか」という人が18%。これはわからなくもないのですが、「コロナは怖い」と答えた人も、過半数の53%が「接種しない」と答えているのです! これはいったいなぜでしょう?

●「スプートニクV」ワクチンを
 接種したくない理由は?

 
こちらは少し前(2021年2月)の調査ですが、「スプートニクV」ワクチンを接種したくない人に理由を尋ねたところ、このような結果になりました。

1.十分な治験が終わるまで待つべき 30%
2.副作用が怖い 29%
3.アレルギーなどがあって接種できない 12%
4.接種しても意味がない 12%
5.あらゆるワクチンに反対 10%
6.その他 6%

「スプートニクV」の安全性は、英国の医学専門誌にも認められ、現在60ヵ国以上に輸出されています。それでもロシア国民は、ワクチン開発があまりに性急だったことに強い不信感をもっているようです。

西側メディアは、ワクチンへの不信感は、プーチン率いるロシア政府への不信感の表れ、とも解説しています。政府が配給するワクチンなど打ってたまるか!というわけです。確かにそれもあるかもしれません。前述の知人のロシア女性は、「コロナより、プーチンの行き過ぎた自粛要請のほうが怖い。あれはファシズムです!」と声を荒げておられましたし…。

しかし、こと健康に関わることを政府批判だけを理由に拒絶するとは考えにくく、ワクチン拒否の根本にあるのは、やはりロシア人がもつある種の健全性ではないかと思えてなりません。もともと体内に入れるものに対して敏感な人たちですし、基礎的な理系の知識を一般常識としてもっている人が多いことにも驚かされます。

ロシア人が危惧する「ワクチンの副作用」とは、接種直後の反応ではなく、何年も先に現れるかもしれない体内の変化。「今コロナに感染するリスク」と「誰も経験したことのない将来のリスク」を比較したとき、後者を重く見る人は、日本にも少なくないと思いますが、ロシアに目立って多いのは明らかです。現在、第三波の感染拡大が始まりつつあるとも指摘されているロシアですが、はたして今後どうなるのか…。

2021春作野菜の初収穫

2021-05-05 | 体験農園日記


体験農園2年目の春作野菜、早くも収穫!
小松菜、ラディッシュ、カブ、間引きしたチビ大根。

去年は一度にとれすぎて、コロナ禍で人に配ることもできず
嬉しい悲鳴をあげていましたが、今年はそれを教訓に
葉物は2度に分けて時間差で種まき。
さらに、ネットを開けたり閉めたりする手間を惜しまず、
こまめな収穫を心がけようと思っているしだいです。



キュウリやトマトの支柱やネットも着々と設置。
これから一気に成長が早まるので、見回りが欠かせません。

体験農園では、全員が同じものをつくる必須野菜のほか、
共同畑でつくるオプションもあり、4種類申し込みました。



玉ネギは昨年11月21日に定植…。とメモにはありますが、
あれこれ作業に追われてあまり記憶がナイ(まずっ!)。



昨年12月19日に定植したそら豆は、収穫間近!
うかつにも生育過程を見逃しました。



こちらは4月21日に種まきしたトウモロコシ。
双葉が出ています。収穫予定は7月。



ジャガイモは3月6日に種イモを植えつけし、
4月24日に間引き、追肥、土寄せ。あとは自然まかせ。
もう花がちらほらと咲き始めてます。



ラディッシュはサラダと和え物に、小松菜はおひたしに。
鶏肉の酒煮に散らしたのは、庭で育てたパクチー。
自家製野菜が食卓を彩る季節到来!

ラム肉のジャルコ―エのつくり方

2021-05-04 | ロシア料理とその仲間たち


ベラルーシやロシアの蒸し焼き料理ジャルコ―エ。
いつもは牛肉や鶏肉を使っていましたが、
今回初めてラム肉でつくってみる。
これが絶品!

材料:ラム肉、ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん
塩、コショウ、ローリエ、ローズマリー

スライスした玉ねぎ、塩コショウしたラム肉を油で炒め、
肉に火が通ったら、ジャガイモを加えて水をひたひたに。
ローリエ、ローズマリーをのせてフタをして蒸し焼きにし、
途中で千切りにしたニンジンを加え、塩コショウで味を調整。
ジャガイモに串が通り、水分が少し残るくらいで完成。



ジャガイモにラム肉の煮汁がしみこんで美味!
たまらずにグルジア(ジョージア)のクヴェヴリワインを
開けてしまいました。これがまたラムに合う濃厚な味わい!

ジャルコ―エづくりの決め手は、いいジャガイモを使うこと。
今回使ったのは、富良野の蔵出しジャガイモ黄爵。
うちではジャガイモは10㎏箱買いして、2カ月で使い切ります。
2人しかいないのに、相当なイモ食いです(笑)。