サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

全国旅行支援で1年ぶりに帯広へ

2022-12-14 | 『勝手に帯広通信』
11月下旬、1年ぶりに帯広へ。

逆光で見えませんが、眼下には懐かしいパッチワークの畑。

今回ラッキーなことに、全国旅行支援適用のパックツアーの予約がとれ、
航空券・ホテル代込み3泊4日3万円ちょいという破格のお値段。
遊びではなく、高齢親族支援のための来帯なので、大助かり!


北海道の全国旅行支援事業の名称は「HOKKAIDO LOVE!割」。
地元紙・北海道新聞には、チームナックス起用の全面広告が。


「平日」に3泊したので3000×3=9000円分の地域応援クーポン獲得。
「休日」だと1泊あたりもらえるクーポンは1000円だそう。
でもこの「平日」「休日」の定義がちょっとわかりにくい。
旅行初日は、実際には祝日だったので「休日」に当たるのかと思いきや、
「宿泊日とその翌日が土曜・日曜・祝日の場合」が「休日」扱い。
つまり、連休初日(ほぼ「土曜」のこと)だけが1000円となるもよう。

余談ながら、全国旅行支援の適用を受けるには、コロナワクチンの
3回目接種済証明かPCR検査などの陰性証明の提示が必要なのですが、
それを知らずに手ぶらで来た若いカップルが、ホテル受付ではじかれ、
どうなるかと見ていたら、マイナンバーカードとスマホを駆使して
あっさり接種証明を取得してました。なるほどー。紐づいてますね。


濃霧に包まれた早朝の大通り。ここはまだ信号があるからよいものの、
信号も横断歩道もない道は、走ってくる車が霧で見えず、渡るのが怖い!


昼間は一転して十勝晴れ。ナナカマドの赤い実が青空に映えます。


エゾリスくん、いたー! おめもじするのは実に4年ぶり。


東京より日が短いはずなのに明るく感じるのは、空が広いせい?


いつものことですが、まだ午後5時前ながら商店街に人影なし。
街の中心地の空洞化が顕著なのは、地方都市の宿命か。
3頭の雌鹿たちの視線の先には、立派な角をもつ雄鹿像が立ち、
その背後にある六花亭本店だけがいつも賑わってます。


帯広唯一のデパート「藤丸」も、ついに来年1月末に閉店とのこと。
一足先にデパートがなくなった釧路から、わざわざ藤丸まで
バスツアーで買物に来るお客さんもいたのに、惜しまれる限り。
ますます札幌一極集中化が進みそう。

毎時の時報代わりに流れるドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」も、
エレベーター利用時の注意を促す「あぶのうございますので…」という
十勝離れした上品なアナウンスも、これが最後かと思うと名残惜しく、
つい長居して何度も聞いてしまいました。

そんなわけで地方応援クーポンのほとんどを藤丸で利用。


クーポン9000円プラスアルファのお買い物がこちら。
十勝産チーズ、玉ねぎスープ、六花亭のドレッシング、音更の豆類、
セール品のバッグ。以上は藤丸、その他はセイコーマートで。


自分のお金ではまず買わないであろうものこそクーポンで!
と初日から目をつけていた「セイコーマートFANBOOK」2580円。
ボックスに入っていて中身がよくわからぬまま買ったところ、
シャケのイラスト入り、A4サイズのバッグが入ってました。


特別付録のバッグの裏地には、ホッカイドウな可愛いイラスト。
でもこれがお目当てで買ったわけではなく、期待していたのは本体。


ファンブックというからには、北海道が誇るローカルコンビニ、
セコマにまつわるコアな情報満載だと思っていたのに、
書籍部分の本体は、たった15ページの浅い情報でガックリ。
クーポン利用なら2580円も惜しくないと思って買ったのに、
2580円あればセコマでサッポロクラシック350ml缶が12本買えた!
と気づいてしまったが最後、クーポンでも惜しいぞー。
発行元は宝島社。これを先に見るべきでした。

今回は、滞在中ずっと親族の手伝いに明け暮れていたうえ、
帯広は病院、高齢者施設、学校と、コロナのクラスターだらけで
うかつに動けないので、知人にもいっさい会わず、
十勝のうまいもんを食べに出かけることもせず。


唯一の「外食」は、六花亭と並ぶ十勝帯広の菓子どころ、
柳月のイートインで食べたチーズケーキ、172円ぽっきり!
コーヒーは無料、北海道新聞と十勝毎日新聞が読み放題。

まだ雪が降る前の中途半端な季節だったこともあり、
実に味気なく、行った気のしない残念な旅でした。

  
藤丸地下の「トカチク」で買った「風土火水」と「コルバ」のパン、
柳月のお菓子、帰りのエアドゥ機内販売で買った馬油セット。
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秋の帯広再訪2021

2021-11-03 | 『勝手に帯広通信』
コロナ感染の波が少し収まったので、先週1年半ぶりに帯広へ。
これまで冬に訪れることが多く、雪のない季節は久しぶりなので
ガンガン歩きまくった3泊4日でした。


機上から望む襟裳岬。地図で見る形とは逆で、写真奥方向が南。
この海岸線が見たくて、いつも行きは左窓側、帰りは右窓側の席を予約。


緑と茶の幾何学模様。懐かしい十勝の広大な畑が見えてきた。
今の季節、緑色は秋まき小麦。


これぞ北海道。「寿司正」さんの豪快盛りの生ちらし。
刺身盛り合わせも超厚切りでした。
ずっと自粛していたので、夜の外食などほぼ1年ぶり!


一夜明けて、ホテルの温泉につかったあと客室でセコマの朝食。


この日は十勝晴れ。帯広駅前バスターミナル。

ちょうど紅葉シーズンですが、人はまばら。
アジアからの観光客が皆無なので、閑散とした駅前。
ここから、かつてよく通った緑ヶ丘公園を目指します。


コロナ禍ゆえ駅前のシカの彫刻もマスク姿。


気温は2度。日陰に入るとジンジン冷えます。


紅葉の公園通り。交差点からは日高山脈も見えました。


緑ヶ丘公園到着。水辺の鳥たち。


いた!エゾリス。まだ夏毛から冬毛に変わる途中。


帰路、ゴミのなかに猫発見。野良ちゃんでしょうか。
朝日を浴びてうたた寝してました。


午後からは自由が丘温泉へ。

自由が丘温泉 Facebook

帯広では銭湯も温泉。ここも入館料たったの450円の銭湯。
100%かけ流しのモール温泉です。
大浴場、うたせ湯、サウナ、休憩室あり。


大浴場入り口。中心地から少し離れているので来るのは初めて。
モール温泉特有のぬるりとした感触が心地よし。


これは笑える!廊下に張り出されていた「18歳と81歳の違い」。
お客様の作品?だそうです。

この日はこのあと自由が丘の知人宅で、ひっそり飲み会。
東京ではなかなか飲めないサッポロクラシックを飲みまくる。


3日目はあいにくの雨まじりの天気。懐かしの火防線へ。


ここにもエゾリス。松の実を拾って帰ろうと思ったら、
どれもかじられたあとで、カラでした。

夜はユーラシア協会帯広支部のロシア語講座を見学したあと
支部のみなさんと居酒屋「北の栖」で会食。
お忙しいなか遅い時間に集まっていただき感謝。
楽しい時間を過ごすことができました。


巨大生がき!つるりと濃厚。


ホッケも巨大!北海道の食を堪能。
もちろんここでも生クラシック、中ジョッキ3杯空ける。
期せずして御馳走になってしまいました。

最終日の朝は、宿泊した温泉ホテル「プレミアムキャビン」の
朝食バイキング(1400円)を初めて利用。

時節柄「黙食」。食事を取り分けるときは使い捨て手袋着用。


向かい合わせにならないよう、全員同じ方向を向いて着席。
最上階の展望レストランですが、あいにくの霧で何も見えないので
よけいにシュールな光景に。


旅のしめくくりは、北海道ホテルでお茶。
本当は「バード・ウォッチ・カフェ」に行きたかったのですが、
ちょうど閉店時間だったので、ラウンジへ。




3人でケーキ3種食べ比べ。
老舗の風格、北海道ホテルはやっぱり落ち着きます。

あっという間の帯広滞在。昼過ぎ、空港バスで帯広空港へ。
ぼちぼち国内観光客が戻ってきているようで、
帰りの便は、満席でこそないものの、そこそこの混雑。


帰りの楽しみは、窓から望む富士山。行きも見えますが、
帰りのほうが進む方向にだんだん大きく見えてくるので感動的。


ズームしてみました。


帯広土産その1はパンとチーズとヨーグルト。
左上は北海道ホテルの食パン、右下は有機小麦を使ったパン。
このほか満寿屋のアンぱん、豆パン、白スパサンド、
十勝産小麦のチャパタも買いましたが、撮影前に完食!


毎度変わらぬセコマ土産も。お気に入りは山わさびシリーズ。
このほかジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、お菓子をお土産にいただき
スーツケースぱんぱんになって帰ってきました。
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北海道ネット物産展!?

2020-04-06 | 『勝手に帯広通信』
昨夜、北海道から、わけありジャガイモ10㎏届きました~。


フラワーランドかみふらのさんの
「傷あり蔵出し熟成じゃがいも黄爵」です。
傷といっても全然気にならない程度のもの。
これがおいしいのなんの!
ただゆでただけで、甘くてほくほく感激の味!


ポテサラにもしてみましたが、
シンプル・イズ・ベスト!

じつはこれ、新型コロナウイルスの影響で行き場を失った
北海道の食材たちのひとつ。
全国で予定されていた北海道物産展が軒並み中止になり、
給食や飲食店、ホテルのブッフェなどに卸すはずだった
食材も宙に浮き、これから観光シーズンだというのに観光客は激減。

そのため札幌商工会議所が救済措置として立ち上げたのが
新型コロナ経済対策掲示板『緊急在庫処分SOS!』

新聞などですでに紹介されているので、
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
農産物、乳製品、スイーツ、肉類、魚介類、麺類、加工品など
北海道の食が、お買い得価格で注文できます。

緊急事態宣言を控えた今、あからさまな買いだめはしたくない、
でも備蓄がないと不安かも、という方は、
北海道支援を兼ねて利用されてはいかがでしょう。
有名店や人気商品は、ぼちぼち完売し始めていますが、
いろいろなお店や生産者さんのサイトを
のぞいてみるだけでも北海道物産展気分に浸れます。


札幌商工会議所コロナ経済対策掲示板より

緊急時にはお互いさま!
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帯広滞在中に北海道と東京のコロナ逆転

2020-03-27 | 『勝手に帯広通信』
やむを得ぬ事情で、去る3月23日、帯広に向かう。
「北海道はコロナで危ないから気をつけて!」
と言われながら戦々恐々として東京を出発。


いつものエアドゥではなく、JALのB767-300.
案の定、飛行機はガラガラ。

幸い十勝はまだ感染者が1人しか出ておらず、
もともと人がまばらなので、思ったほどの緊張感はないが、
行く先々で消毒薬を見つけては手を消毒。



早々に用事を済ませて、とっとと東京に帰らねば~
と思っていたら、滞在中に東京のコロナ感染者が激増。
東京オリンピック延期も決定。
どちらも当然予想されたことなので驚きはしないが、
なんというタイミングの悪さ!



25日朝のテレビニュースでは「北海道を抜き最多」を連呼。
これまで汚染地帯のように扱われていた北海道が、
今度は「東京に行くな!」「東京から人を入れるな!」
と言う側に立つのを見ると、複雑な気分。
「危険」とされる北海道にやってきて、
帰るときには東京が「危険」になっているとは。

帯広発の飛行機は、おそらくは乗客が少ないせいでしょう、
B737-300に機材変更となり、座席も変更。
3-3の配列に1席おきに座らされる格好に。

羽田に着くなり、また手を洗い、いつもなら電車で帰るところを
より人と接触の少ないリムジンバスとタクシーで速攻帰宅。



首都封鎖に備えて買ってきたわけではないのですが、
帯広に来たら必ず買う北海道の食材の数々。
十勝のはちみつ、くらかけ豆、きな粉2種、甜菜糖、
浦幌の「ちいさな街のパンやさん」のライ麦パン2種、
セイコーマートのインスタント麺やスナック菓子、
がごめ昆布、六花亭のドレッシング、柳月のお菓子など。

本日の帯広では、東京の親戚知人に週末の救援物資を送るため
スーパーで買い出しする人の姿が目立ったそうです。
こういうとき、食糧自給率の高さがものをいいますね。
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またまた帯広冬景色

2020-01-26 | 『勝手に帯広通信』

帯広川に今年も白鳥の姿あり。人を見ると寄ってくる。


黒っぽいのは幼鳥。カモもいます。
えさがもらえないとわかると、回れ右してさっさと帰っていった。

12月に2回、1月に1回と、このところ立て続けに帯広訪問。
残念ながらまだ一度もエゾリスに会えていない。
冬毛のモコモコくんに会えるのを楽しみにしてたのに!


帯広駅エスタ2階で「なつぞら展」まだ開催中。


天陽くんのアトリエを再現したコーナー。
これらの馬の絵はどなたが描かれたのでしょう。

最近の訪帯パターンは、1泊2日みっちり使った弾丸旅行。
早朝4時、まだ電車がないのでタクシーで空港バス乗り場へ。
5時半、羽田空港着。喫茶コーナーが開くのを待って朝食。
エアドゥ始発便で帯広空港へ。
9時頃、空港バスで帯広市内に到着。
日中まるまる要介護親族のお相手もしくは関連業務。
夕方、温泉つき駅前ホテルでひとっ風呂。
夜は町なかで知人と乾杯。
セコマで買い物してホテルでまた1杯。


北海道に来たらセコマを買わずにいられよか。

2日目は、起きるなりモール温泉の朝風呂。
セコマのサンドイッチとヨーグルトで朝食。
朝陽が出て気温がゆるんできたら朝の散歩。
(ゆるむといっても零下ですが)
10時、ホテルチェックアウト。
荷物預けて夕方まで要介護者関連業務。
18時、空港バスに乗って帯広空港へ。
エアドゥ最終便で自宅に帰り着くのは23時頃。
北海道限定サッポロクラシックでお疲れさまの1杯。

……というのが、このところの定番。
2日まるまる有効に使えるが、どっと疲れます。


空港に戻る前にエスタにてラーメンで暖をとる。
たまに食べるラーメンのおいしいこと!
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久々、氷点下の帯広へ

2019-12-11 | 『勝手に帯広通信』

毎度おなじみの北海道の翼エアドゥに乗って、ベアドゥと共に帯広へ。

この日(12月2日)の帯広は朝から雪。
空港の状態によっては千歳に飛ぶか、羽田に引き返す可能性もあり、、
と事前に航空会社から発表があったものの、無事予定どおり帯広到着。
15度くらいで寒い寒いと騒いでいる東京から、一気に氷点下の世界へ。
久々のマローズは心地よいが、ツルツル路面はいつになっても慣れない。

知らないうちに帯広競馬場ふれあい動物園に新メンバーが。

新しいPRばん馬のフクスケちゃん。ぷっくりして可愛い。


こちらも新入りPRばん馬、芦毛のハクウンリュー。

初代PRばん馬リッキーは惜しまれながら引退したのだそう。
全然知らなかったので、メンバー交替にびっくり。
しばらく離れていると、微妙にいろいろ変わってますね。


ピリカちゃんは相変わらずキュート。スリスリさせてもらいました。


変わったといえば、バス停の位置もバス路線も変わってました。
競馬場前に建設中だった大病院が完成したせいでしょうか。
知らずに以前の場所で待っていて、危うく乗り損ねるところでした。

この競馬場訪問時がやたら寒く、今思えば無帽だったのが無謀だったか。
2日後に帰る頃には喉を痛め、いやな予感が…。


クリスマス仕様のとかち帯広空港。

空港前の温度計は、この時マイナス7度でした。
帯広に住んでいた時は、徐々に深まる寒さに
体が少しずつ慣れていったので、なんてことない気温。
なのに、気温差20度の東京からいきなり行ったせいか、
目が真っ赤に充血していてびっくり。
目玉の粘膜が、パリパリに凍っちゃった感じ。
帰京後、思い切り風邪をひいて1週間寝込みました。


おみやげは、ますやのあんパンやベビーパン、ちいさな街のパンやさん(という名のお店)のライ麦パン、六花亭のドレッシング、とかちむらで買ったユリ根など。このほか大量のジャガイモ、カボチャなどの頂きものは、あまりに重くて宅急便で送ってしまいました。
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松浦武四郎「十勝日誌」

2019-07-17 | 『勝手に帯広通信』
北海道の名付け親、松浦武四郎の資料展示を見たのは、
数年前、帯広の百年記念館だったかと思う。
びっしり地名が書き込まれた蝦夷地の克明な地図、
アイヌの風習を愛きょうたっぷりに描いた達者な絵、
六花亭のお菓子セットの名前にもなっている「十勝日誌」を始めとする
エリア別紀行文「○○日誌」シリーズなどなど。
幕末から明治にかけて、自分の足で全国各地を歩き倒し、
膨大な手書き資料を残した、そのダイナミックな足跡を前にして
大いにロマンをかき立てられたものである。
なのでNHKのドラマ『永遠のニシパ』を楽しみにしていたのだが、
なんじゃこりゃ連続の脚本で興ざめでした。


ドラマにも登場したアイヌの里、平取の二風谷(にぶたに)。

旅と著述に明け暮れていたという松浦武四郎が
どんな文章を書いていたか?
その一端がうかがい知れるのが、自由訳「十勝日誌」
嬉しいことに十勝毎日新聞社のサイトからダウンロード可。

厳寒の2月、石狩から山を越えて十勝に向かう松浦ご一行。
恐るべきタフさで、氷点下の吹雪の中、軽々と山越えしたかと思えば、
ここで一句…と歌を詠む。この余裕はなんなんだ。
そしてアイヌ民族に純粋な興味と尊敬の念をもって接する品位ある態度。
そんな武四郎の人となりが、数十ページの日誌の中からも読みとれる。

ところで六花亭のお菓子セット「十勝日誌」は、
松太郎の日誌の装丁を模したものだが、初めていただいた時は
その箱の厚みと中に入っているお菓子の量にビックリ。
あれはたぶん最大の43個入り。
掘っても掘ってもお菓子が出てくる太っ腹。
贈って喜ばれること間違いなしのインパクトである。
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「ダーウィンが来た!」にエゾリス登場

2019-06-17 | 『勝手に帯広通信』
昨晩のNHK「ダーウィンが来た!」に帯広のエゾリスが紹介されていました。よく歩きに行った公園の、見覚えのある場所で、エゾリスとカラスのこんな攻防が繰り広げられていたとは! 決定的瞬間の数々をとらえた取材斑の粘りに感心させられます。

見逃した方は、こちらでチェック。再放送もあるようです。
「ダーウィンが来た!」2019年6月16日放映の回

主人公のモモちゃんは、首輪の色からして、たぶん何度か見かけた子。たくましいお母さんだったのですね! 帯広のカラスはハシボソが主流なのですが、モモちゃんと闘っていたのはハシブトのようで、ちょっと意外でした。

子リスがカラスに襲われるのは痛ましいことではありますが、自然界ではテリトリーと食料が限られているので、淘汰によって個体数が調整されることでバランスがとれる、という側面があります。それよりも考えさせられるのは、公園関係者の方に以前うかがったお話。食料が十分あるのに、人間が余計なエサを与えてリスを増やし、テリトリーからはみ出したリスが車にひかれる。そういう現実があるそうです。番組を見て公園を訪ねる人もいるかもしれませんが、くれぐれもエゾリスにはエサをあげないで、可愛い姿を見るだけにとどめておきましょう!
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久々の帯広へ

2019-04-27 | 『勝手に帯広通信』

何はともあれサッポロクラシック。この時期限定の「春の薫り」。

9月に転居してから約7カ月。久々の帯広はひんやり心地よい冷気。
すっかり忘れていましたが、この時期、朝4時半にはもう明るい。
いざ、通い慣れたウォーキングコースへ。


え、まだ0.3℃しかない!
うっかり薄着してホテルを出てしまったが、ま、いっか。


相変わらずカモが木の枝に止まってます。


アオサギたちはいつもの場所に営巣。ヒナはまだ。

そして一番会いたかったのが…。

エゾリスくん、クルミ割り中。帯広神社にて。
まだ耳毛がふさふさ。ぎりぎり冬毛に間に合った!


おっと、近づき過ぎ。こちらは緑が丘公園。


2匹はりついてます。みんな首輪をしていました。
個体識別のためか、何かの調査のため?


芝生の上にカモ軍団。これも懐かしい光景です。


ヒドリガモの皆さん、お食事中。手前の右がオス、左がメス。


ミズバショウはまだ開花前。


桜もまだです。例年GWに開花。

1時間も歩くと、キンキンに体が冷えてきます。
朝はダウンを着てちょうどよいくらい。
でも日が高くなると、ぐんぐん気温が上昇。
地元の皆さんはすっかり薄着です。


朝っぱらからモール温泉にも入りました。


セイコーマートのアイスも食べました。
これは新作?初めて食べたチョコクッキー味。

写真を撮る雰囲気ではなかったので証拠がありませんが、
今回初めて「ラリベラ」というイタリアンのお店を訪問。
これが、どれもこれもおいしかった!
とかちマッシュとホタテの前菜、アスパラと温泉卵とチーズ、
カスベのソースで和えたパスタ、北あかりのニョッキ、
日高牛の頬肉、小豆とチョコのソースを添えたイチゴのデザート、
これにコーヒーか紅茶がついて3700円はお得すぎ。
もちろんイタリアワインも堪能。
帯広に住んでいるうちに、知っていればよかったー!


街のあちこちで「なつぞら」アピール中。

おいしい空気と食べ物、たくましく生きる北の動物たち。
2泊3日の駆け足ながら、十勝のよさを再認識。
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馬文化新聞17号発行

2018-12-30 | 『勝手に帯広通信』
とかち馬文化を支える会さんの「馬文化新聞」17号が発行されました。
表面裏面とも、馬に欠かせない装蹄師という職業に焦点をあてた内容で、
ベテラン装蹄師さんへのインタビュー記事は興味深いお話ばかり。

*クリックすると拡大されます

とかち馬文化を支える会さんは、その名のとおり
北海道・十勝に受け継がれる馬文化を後世に残す活動をしておられ、
2年前にばんえい十勝10周年記念誌を制作した際には、
取材や写真提供はもちろん、度々相談にのっていただくなど
多大なるご協力をいただきました。

そのご縁で、昨年は会の10周年記念リーフレットを、
そして今回は「馬文化新聞」の編集をお手伝いさせていただいたしだい。
帯広でのご縁が、こうした形で続いていくのは嬉しい限りです。
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襟裳岬から日高へ

2018-10-18 | 『勝手に帯広通信』

なになになに??と集まってきた未来の競走馬たち。

北海道最後の旅は、これまで自力では行けなかった日高。
サラブレッドの牧場をぜひとも見ておきたかったのですが、
JRはとっくに廃線となり、見どころをめぐるには車が必須の地域、
半ばあきらめていたところ、サハリン旅行をご一緒した
Sさんが車を出してくださることになり、急遽計画が浮上。

ところが…その矢先に北海道ブラックアウト!
  
停電と断水であたふたと駆けずり回った1日半。
おかげで満天の星を初めて見ることができ、
いかに街灯りや車のライトが強烈だったかを思い知ることに。

それはいいのですが…目指す日高には被災地も含まれており、
いくらなんでもこの時期に訪ねるのは不適切と思われ、
予定を一週間延ばして決行することにしました。

帯広から一路南下、途中、宇宙ロケットで知られる大樹町の
十勝海岸旭浜に残る戦争遺跡トーチカ群を見学。

終戦間近、米軍の上陸を阻止するために造られたそう。
これが海岸沿いに点々と並び、異様な光景。



トーチカは敵の攻撃に備えて造られる防御陣地。
日本語では「特火点」「火点」と訳されるそうですが、
ロシア語の「アグ二ェヴァヤ・トーチカ」の直訳でしょうか。
ちなみにトーチカだけでは「点」の意味。


海岸に打ち上げられたロシアのペットボトル。
ひょっとして北方領土から??

さらに南下して襟裳岬へ。

飛行機の上からしか見たことがなかった岬を
ようやく間近で見ることができました。風が強い!


「襟裳岬」の歌碑。同名の歌がふたつあるのですね。

ここから海岸沿いに日高に向かいます。

ふと見上げれば、航空自衛隊襟裳分屯基地のレーダーが。

ようやく日高に入ります。

展望台ならぬ「観農台」から見下ろすのどかな光景。


広大なサラブレッド牧場があちこちに。


サラブレッド銀座の名のとおり、馬だらけ。

そしてかねてから行きたかったアイヌの聖地、二風谷へ。

平取(びらとり)町の二風谷アイヌ文化博物館。


とても近代的で整然とした展示。
ただし照明が暗くて字が見えなーい!
いつもそうなのか、それとも停電後の節電か。


クマの毛皮バッグに惹かれます。

 
屋外展示場ではアイヌ工芸の実演を見学。

裏手を流れる沙流川。周辺には、いい気が流れていました。

この左手の先にアイヌ民族の反対を押し切って建造された
二風谷ダムがあり、穏やかな光景を分断しています。

ダム反対運動の旗頭ともなった萱野茂氏の資料館も必見。
  
素朴な展示ですが、かえってリアルな生活感が伝わってきます。


展示室の片隅に置かれていたシカの角の椅子がかっこいい。


左が若き日の萱野氏。後ろはハイジャックされる以前の「よど号」。

資料館入口正面にはこんな看板がありました。

確かに本州からここまで来ようと思ったら10万かかるかも(笑)。
北海道旅行、もっと安くならないものでしょうか!?

近くの「びらとり温泉ゆから」にて遅めの昼食。

びらとり和牛のモモステーキ丼。柔らかくておいしかった!

帰りは日勝峠経由で帯広へ。

ここまで郊外に来ても、なかなか星が見えないもの。
車が来ない畑の奥まで入って、ようやく星が見えましたが、
停電のときの見事な星空には及ばず。
Sさん、長時間ドライブありがとうございました!
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ありがとう帯広!

2018-10-02 | 『勝手に帯広通信』

丸5年間を過ごした帯広を、あとにする日がついにやってきた…。

北海道ブラックアウト騒動と引っ越し準備が重なり、
疾風怒濤の1ヵ月。更新する暇もなかったので
突然ではありますが、9月26日、古巣の武蔵野に戻ってきました。


毎日見ていた広い広い空と絵画のような雲。


会うたびに笑かしてくれたエゾリス君たち。


何度も乗せてくれたダイナ君を始めとする馬さんたち。

東京では決してできない経験とゆったりと流れる時間、
そしてご縁のあったすべての人々に感謝します。

これから拠点は東京に移りますが、
サハリンのことや北海道最後の旅のことなどなど、
書き残したことが多々あるので
落ち着いたら少しずつ書いていきたいと思っています。

本当に本当にありがとう、とかち帯広!
Comments (2)
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真夏日の旭山動物園

2018-07-13 | 『勝手に帯広通信』
夏は北海道へ行こう!…などと旅行会社は煽っていますが、
今年は数えるほどしか晴れた日がなく、残念な北海道。

たまたま晴天に恵まれた日(…といってももう1カ月以上前)
東京から訪れた友人と共に日帰りバスの旅。



道中の富良野あたり。行き先は旭川。
3度目の旭山動物園を楽しみにしていたのだが…。

この日に限って30度越え。

あまりの暑さにシロクマもつらそうだ。


暑い…。暑すぎる。


こっちにもトラが落ちている。


寝るー。


あくびー。


アムールヒョウもだらりーん。


あのかっこいいシンリンオオカミも、うだった犬状態。


無防備な肉球。


これはいったいどういうこと? アザラシの逆立ち寝?

前回、真夏に来たとき動物たちがみんなヘタっていたので、
6月ならちょうどいいかと思っていたら大誤算。
旭山動物園は、やっぱり冬がおススメです!

注:起きて活動している動物たちも、もちろんたくさんいましたが
  写真を撮り過ぎて未整理なので、寝相の可愛い子たちだけ
  とりあえずみつくろってみました。


旭川ラーメンを食して帰路につく。

それにしても今年はほんとに天気が悪い北海道。
清々しい青空はめったに見られません。
涼しい、寒い、あったかい、あたりの体感温度を
行きつ戻りつしております。
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北国に春来たり

2018-05-02 | 『勝手に帯広通信』
まだひんやりと肌寒い北の朝、今年もまた咲きました。


水辺に咲く水芭蕉とエゾリュウキンカ。


キタコブシの白花も満開に。


光沢のある花びらが可憐。


道端にはクリスマスローズ。


クロッカスも一斉に開花。


スイセンも今が見ごろです。


東京から連れてきた3兄弟。北国移住5年目の花。
  

エゾリスはまだ耳の先に冬毛が残ってます。


それがなにか?


桜情報はまたあらためて。
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たぶん最後の雪のあと

2018-04-18 | 『勝手に帯広通信』
4月15日、朝から雪。たぶんこれが今年最後の雪。


その2日後の朝。青空に映えるキタコブシ。


花畑を最初に飾るのはクロッカス。


自生するフクジュソウは、すでに少し前から咲いてます。


雪がすっかり溶けた空き地の畑と花壇。


例年ならそろそろ畑起こしを始め、菜園計画を練る頃ですが、
畑の主が高齢化のため隠居し、残念ながら今年は畑断念。
来年はまったく違う場所で、ささやかな畑を始めるつもりです。
ただいま、そのための準備中。どうなりますやら。
Comments (2)
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