北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「おやじの一日講師」の子供たちからの感想文届く

2022-11-25 23:29:38 | Weblog

 

 先日講師を務めた「おやじの一日講演」。

 話を聞いてくれた1年1組の生徒さんたちからの感想文が届きました。

 これは毎年のことで、各クラスの生徒さんたちが「おやじの会」の人たちから聞いた話に対する感想文を送ってくれることになっているのです。

 今回私は「なぜ勉強が必用か」「勉強は教科書だけではなくて『人間力』を身に着けるため」、そして「勉強は、①繰り返す、②人に聞く、③紙に書くを徹底すること」などと伝えました。

 いい加減に歳を取った大人が振り返り、かつ今もなお反省していることばかりなのですが、子供たちにはどのように映ったでしょうか。

 実際のところ、子供たちは実に素直に話を聞いてくれたようです。

 考えてみれば、一年生の子供たちは中学校に入って初めて受ける、先生ではない知らない大人からの話で、向こうも結構緊張していたようです。

 こちらはいかにそんな子供たちにすっと入って行けるか、という最初の緊張を解きほぐすアイスブレイクが鍵でした。

 私の場合は、「中学校一年生の時の記憶、思い出は一生残る」とか「星を見たくて天体望遠鏡を買うために新聞配達をした」、「英語が苦手でミニテスト0点取った!」などのエピソードを語り、そこからようやく本題に移るという工夫もしました。


 子供たちからの感想分からの抜粋は下記のようなものでした。

・「社会や人と関係してゆく力」「自分をコントロールする力」を参考にして、他人への態度、欲の抑え込み方など、自分より圧倒的に経験を積んでいる方の話はしょうげき、納得の数々でした(原文ママ、以下同じ)。

・私は勉強や人のことを考えるのが苦手で、いつも自己中心的になってしまいます。でも人間力の話を聞いて、他の人のことを考えたり自制心をもって行動することなど、これからの社会を生きていくためにはとても大切だということがわかりました。

・自分は今までなぜ勉強するのか、分数なんて理科の実験なんて本当に社会に出てから使うのかを小学校に入った時から今日までずっと疑問に思っていたけれど、今日のお話を聞いて、なぜ勉強するのかを理解できました。

・自分はあまり勉強などを家ではしなくて、というかどうすればよいかわからなくなって2学期のテストの点数があまり伸びなくて困っていました。「繰り返す」「紙に書く」「人に聞く」という三つのことは自分でもわかっているようでわかっていなかったので今日すぐに実せんします。

・これから中学→高校→大学→社会人と進んで行くうちに経験する、見る、聞く、行く、食べるなどすべてが勉強でそれらを経験するための集中力を今から育てていくことをこれからの生活で意識したいと思います。

・小松さんの中学校時代のように大人になっても中学校の思い出を覚えていると考えると、やっぱり良い思い出を作りたいと思います。

・勉強の一番の敵はスマホやテレビ・パソコン!!ということをもう一度考えて気をつけようと思いました。

・どのお話も、今までなんとなくわかっていたけれど、はっきりと言葉や文字にしてみたことがなかったので、今日テレビに文字で映してくれてとても分かりやすかったです。

 

 どうです、実に素直に受け止めてくれたようです。

 やはりうっすらと感じていたことがあっても、勉強の意味ややり方をはっきりと文字にしてレジメにされたり面と向かって伝えられたことはなかったのでしょう。

 親だとしても子供にこういうことを直接的に語るシーンは少ないし、親からの言葉って子供は素直に聞けないことも多いですしね。

 子供たちのこれからに幸多かれ、と祈ります。

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