我が家の近くの街区公園。
冬には家周辺の雪を運んでよい公共空間として使わせてもらって大いに助かっています。
この公園には管理として業者さんが年に3回草刈りに入ってくれるのですが、前回は5月末でした。
一か月経って、公園の草の伸びが気になって区の土木センターに「周辺住民として公園の草刈りをしたいのですがやっても良いのでしょうか」と訊いてみました。
すると、「それであれば公園ボランティア登録をお願いします。登録は団体でも個人でも良いので、個人で登録していただけます。申請の様式をお送りしますね」との回答。
市の定める公園ボランティア規定も送っていただき、ボランティアに登録すると、ボランティアであることがわかる腕章と作業で出たごみ用の"ボランティア袋"をいただけるとのこと。
ボランティア袋は普段使っているゴミ袋とは違って緑色をしていて、これならば草ごみなどを普通の燃えるゴミ・燃えないゴミの日に出しても持って行ってくれるのです。
普段の草ごみならば収集日は月に一度しかないのですが、ボランティアのものは受け入れてくれるという仕組みになっています。
早速ボランティア登録をして腕章とボランティア袋をもらってきて、今日の夕方に公園の端の一部で草刈り作業をしてみました。
◆
私はマキタの電動草刈り機があるので、これで地際を意識しながら刈ってゆきますが、平らできれいな芝生ではないので勝手が悪く効率的には進みません。
それでも1時間ほどで四角い公園の一辺の作業完了。
小さな子らが遊ぶ砂場やベンチ付近も背丈の高い草が伸び放題だったのでそれも刈ってやり、くまでで草を集めて袋に詰めて作業完了、床屋に行ったみたいに少しすっきりしました。
◆
これで思うのが、「材料支給型公共事業」をさらに一歩進める「作業道具支給型公共事業」というのもあるのではないか、という考えです。
生コンや舗装補修材などの材料を支給して施工を地元の方にやってもらうというのが材料支給型公共事業であれば、草刈り機などを地元に支給・貸与してそれで効率的に作業してもらうのはどうだろうか、ということです。
エンジン付きの機械はちょっと危なそうですが電動の機械ならもう少し安全です。
これがあると目に見えて草刈りなどの作業も進むのでやっていると面白くなってくるところがあって、「道具があればやってみたい/やってもよい」という人が少しは出てくるのではないか、と考えます。
地域を維持管理するのに地域に力をもう少し借りないと、なんでも行政に頼るような思いでは社会を維持してゆくのは難しくなってしまいます。
私も公園ボランティアに登録する際に、作業計画書を提出するのですが、せいぜい『年に2回程度公園の一部で草刈りを行う』としただけです。
そんな少しずつの作業の持ち寄りでも地域が少しずつ良くならないかな、というおもいです。
皆さんも近くの公園の草の伸びが気になりませんか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます