雑誌「致知」を読み合わせる勉強会の『木鶏会』。今日は今月号のテーマである『一生一事一貫』について意見を交わしました。
今月号の致知には、職人の技を貫く人たちの記事が掲載されていますが、さてそれでは自分には『一生一事一貫』というような、何かを貫く生き方をしているだろうか、と考えました。
大学で造園と公園づくりを学び、公園づくりとは単なる施設づくりや木を植えることではなく、人が喜び幸せになる空間づくりをすることだ、と思っていました。
それが静岡県の掛川市役所へ行った時に、当時の市長さんから「まちづくりをやっていると、まちが公園のようになればよいなあ、と思うようになるんだよ」と言われて、(ああ、公園に来る人を幸せにすることと、わがまちで暮らす人たちを幸せにすることにはつながるものがあるんだなあ)ということに思いが至りました。
それからは、人に会って挨拶をすることだけでも相手が喜ぶのだったらそれもまた大事なことだ、と思うようになりました。
公園づくりでもまちづくりでも人との対話でも、相手を喜ばせて幸せにするということを心がけてはどうかと思うようになったのです。
まあそういうことを心がけて、人の役に立つような生き方をしたいものだ、と思ってはいるのですが、それがどれだけ実現できているかということになると、忸怩たる思いがあります。
恥もかいたし、「こうすればよかった」と反省することもひとしおです。しかし取り返せない過去を嘆くよりは、未来に向かって進む方が建設的だろうと思います。
さて皆さんは、『一生一事一貫』と言われて、そんな生き方をどう思うでしょうか。
一生をかけて貫けるテーマを見つけることができたならば幸せなことですね。
さて、どんな形で人の役に立てるでしょうか。いろいろと考えてしまいますね。