なぜか今週は毎日二件以上飲み会が続くというハードなスケジュールが続きました。ブログ掲載が滞りがちでどーもすみません。
【疲れたときには軽い一冊】
PHP文庫の本は総じて人生の暗い闇を照らしてくれる示唆に富んだものが多いと思っています。
今日はPHP文庫からジェームス・アレン著葉月イオ訳の「答えは全てあなたの中にある~なりたい自分に出会うための10章~」(定価税別476円)です。
最近この手の自己啓発書には多く出会うのですが、これはまた一風変わっていて、文庫版の見開き2ページで大体一つの文章が収まってしまう、大変シンプルな内容です。
それでいながら、自己啓発と言うよりは自分自身が生きている意味を感じさせてくれる文章が豊かに溢れています。
また、良く生きる事がどういう事なのか、それには「善」を信じる事という、作者の思いが随所にこめられています。
作者ジェームズ・アレンは、1864年イギリス生まれ。1912年に今の私と同じ歳のわずか47歳で亡くなっています。そしてそれまでの間に19冊の著書を残しました。
本書は原題を「The Life Triumphant」とし、人生における満ち足りた勝利についての作者の考えを教えてくれます。
「人生は生きる事を学ぶ学校」という一節では「人は、人生という学校で学ぶ存在です。でも、ほとんどの人は、諦めかけた生徒なのかもしれません。(…中略…)人は、愚かさと間違いをやかましく指摘される生徒のまま、いつまでも学校にとどまるべきものではありません…」とあります。
いつまでも学校を卒業せずとどまっていないで、人生の師匠を超えて自分自身で独り立ちして行きたいものです。
「不運の悪魔をあがめる愚かさ」という一節では、「自分を『いい人間』であるかのように讃えて愚痴をこぼす人は、善と悪の正しい判断がついていません。かれらの人間性に対する感性や善良さ、正義に対する考えはどこか狂っています」
「かれらの人を見る目は、他人の悪意に注目します。そして、自分自身を見る目は、被害に悩む受け身の弱さを善良な純粋さとして捉えています」
「結局、利己的な奪い合いの世界に目を向けながら、心の中で、憎むべき不運の悪魔をあがめて、人生の君主として君臨させています。そして、自分のような善良な人間は幸運に虐げられ、悪に軍配が上がるという、自分の弱さを正当化するには都合のよい混乱ぶりで、ものごとのなりゆきを捉えているのです」と誤った世間の見方に対して、実に手厳しい批判を行っています。
どうすれば幸せになれるのか?その問いに著者は、「不運な人生から自分を解放する方法は、実に簡単です。あなた自身が、『自分を動かす主人』であればよいのです」と答えを与えてくれています。
答えが分かっているのにそう出来ない自分の問題点は何でしょうか?著者は自分自身の心の弱さだ、と指摘します。
その弱さが克服出来ないが故に不幸のままでいる人のなんと多い事か。まずは原因をしっかりと明らかにするところから始めましょうか。
夏の暑さを乗り越えて、夏休みのお薦めの一冊にこれをまた加えておく事にしますよ。
【疲れたときには軽い一冊】
PHP文庫の本は総じて人生の暗い闇を照らしてくれる示唆に富んだものが多いと思っています。
今日はPHP文庫からジェームス・アレン著葉月イオ訳の「答えは全てあなたの中にある~なりたい自分に出会うための10章~」(定価税別476円)です。
最近この手の自己啓発書には多く出会うのですが、これはまた一風変わっていて、文庫版の見開き2ページで大体一つの文章が収まってしまう、大変シンプルな内容です。
それでいながら、自己啓発と言うよりは自分自身が生きている意味を感じさせてくれる文章が豊かに溢れています。
また、良く生きる事がどういう事なのか、それには「善」を信じる事という、作者の思いが随所にこめられています。
作者ジェームズ・アレンは、1864年イギリス生まれ。1912年に今の私と同じ歳のわずか47歳で亡くなっています。そしてそれまでの間に19冊の著書を残しました。
本書は原題を「The Life Triumphant」とし、人生における満ち足りた勝利についての作者の考えを教えてくれます。
「人生は生きる事を学ぶ学校」という一節では「人は、人生という学校で学ぶ存在です。でも、ほとんどの人は、諦めかけた生徒なのかもしれません。(…中略…)人は、愚かさと間違いをやかましく指摘される生徒のまま、いつまでも学校にとどまるべきものではありません…」とあります。
いつまでも学校を卒業せずとどまっていないで、人生の師匠を超えて自分自身で独り立ちして行きたいものです。
「不運の悪魔をあがめる愚かさ」という一節では、「自分を『いい人間』であるかのように讃えて愚痴をこぼす人は、善と悪の正しい判断がついていません。かれらの人間性に対する感性や善良さ、正義に対する考えはどこか狂っています」
「かれらの人を見る目は、他人の悪意に注目します。そして、自分自身を見る目は、被害に悩む受け身の弱さを善良な純粋さとして捉えています」
「結局、利己的な奪い合いの世界に目を向けながら、心の中で、憎むべき不運の悪魔をあがめて、人生の君主として君臨させています。そして、自分のような善良な人間は幸運に虐げられ、悪に軍配が上がるという、自分の弱さを正当化するには都合のよい混乱ぶりで、ものごとのなりゆきを捉えているのです」と誤った世間の見方に対して、実に手厳しい批判を行っています。
どうすれば幸せになれるのか?その問いに著者は、「不運な人生から自分を解放する方法は、実に簡単です。あなた自身が、『自分を動かす主人』であればよいのです」と答えを与えてくれています。
答えが分かっているのにそう出来ない自分の問題点は何でしょうか?著者は自分自身の心の弱さだ、と指摘します。
その弱さが克服出来ないが故に不幸のままでいる人のなんと多い事か。まずは原因をしっかりと明らかにするところから始めましょうか。
夏の暑さを乗り越えて、夏休みのお薦めの一冊にこれをまた加えておく事にしますよ。
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