北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

それを彼は「傘がない」と歌った

2020-05-08 23:17:50 | フライフィッシング

 

 職場の同僚がなにやらプリプリしています。

 そのわけを聞くと、「あのアベノマスクってやつはいったいいつ届くんですかね?一向に手元に届かないんだけど」。

「でもわが社は社員全員に一定のマスクが配布されているじゃないですか?そういう意味では今のところマスクに困るほどじゃないですよね(笑)」
「でも『早急に配布する』と言って届かないというのに腹が立つんです」
「ははは、そもそもマスクに困っていないならそもそも腹を立てる必要はないってことですよ」

 しかし彼の不満はさらに続きます。

「それに配布されたマスクの中に汚れたものがあるって話じゃないですか。ひどくないですか」
「いやいや、それも自分に届けられたマスクが汚れていたならひどいと思うけど、手元に届いてもいないマスクの噂に腹を立てても仕方がないんじゃないかな(笑)」
「でもなんだか腹が立つんですよ~、うーん」

 
 よくよく考えると、自分の身近な具体的な問題ではなく、噂や自分に関わりのない抽象的な話に一喜一憂して、ときには腹を立てていることがあります。

 コロナウィルスでの自粛が続く中でイライラが募ったり不平不満がたまったりしがちですが、本当にそれはそれほど感情を左右されるような問題かどうか、冷静に考えた方が良いのではないかと。

 井上陽水はそれを「だけども問題は今日の雨 傘がない」と歌いました。

 さすがですね~。

 

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