北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

リモートワーク時代の地方都市を考える ~ 都市地域セミナー

2020-10-28 23:42:24 | まちづくり

 

 今年度最初の都市計画学会北海道支部主催の都市地域セミナーが無事終了しました。

 北海道新聞社の建物の2階に今年の夏オープンした「SAPPORO Incubation hub DRIVE」さんをお借りしてのセミナーは、この施設の管理者サイドの藤間さん、利用者代表の大久保さん、そして都市計画学会支部幹事の窪田さんによる鼎談の形で始まりました。

 こちらの施設は、貸し切りのシェアオフィスやテーブルを皆で利用するコワーキングスペースなど様々な作業環境が用意されています。

 藤間さんの話では来訪者のうち自分のリモートワークための利用者は4割で、そのほかは何らかのつながりや情報を求めている人ではないか、という感想。

 こちらはただ場所貸しだけではなく、利用者のニーズを聞き取ってマッチングができるようなコミュニティマネージャーを配置しているのが特徴なのだそう。

 そして週に4回はこの施設を利用するという大久保さんは、「ここが札幌の人たちが集まるコミュニティスペースになっているのは想像通りでした。東京と比べるとずっとコンパクトな札幌は、面白い人をしている人は限られていてぎゅっとここに集まっている印象です」と語ります。

 藤間さんも、「ここは大通りにすぐ近いという立地の良さが自慢ですが、これからは自宅で仕事をする人も増えそうで、そうなるとただ立地場所が良いというだけではなく、そこへいけば誰かに合わせてくれるというマッチングソフトの魅力が大切になるだろう」と言います。

 また大久保さんは、「北海道には起業をするという学ぶべきロールモデルが少ないために企業者が少ないように思う。最初の日が付かないのでその火が広がらない印象だ」とも。

 ただ、「漫然とここにきているだけではだめで、やはり最後は人と人とのつながりがビジネスに繋がっている」とのことで、最後は人か、という感じ。

 地方都市にも面白い人材がますます必要な時代です。


     ◆


 また、今回はオンライン配信をウェビナーというソフトで実施しましたが、全員システムに慣れていなくて裏ではドタバタしていました。

 MC役の窪田さんに進行の注意を伝えるには、専用のホワイトボードやカンペが必要だったね、といって参加した幹事で笑いました。

 さて、二回目は地方都市に伺います。

 オンライン併用かとは思いますが、地方都市に赴いて地域で頑張っている人たちの声も聴きたいところ。

 次回もまたご参加ください。ありがとうございました。

 

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