行きつけの床屋さんでの床屋談義。
帰りのバス停を降りてからちょっと覗いてみたら、お客さんがだれ一人いません。
ここは4人で回している床屋さんなのですが、あまりに暇そうだったので予定を早めて髪を切ってもらうことにしました。
「こんちわ」
「いらっしゃいませー!」
「暇そうだね、コロナのせい?。でも飲食店を自粛するのとは違ってどうしたって髪は伸びるからお客さんはそんなに減らないのじゃないかと思うんだけどね(笑)」
「今日も午前中はそれなりにご来店があったのですが、感覚として普段より1~2割くらい減っている印象です」
「髪は伸びるでしょう?」
「それが逆に、髪は切らずにおけばよいだけなので、普通は一か月おきに来る方が、それをもう1週間~2週間我慢してこないようにしている感じです」
「あ、そういうこと?」
「今日も、『普段より2週間伸ばしちゃったけどよろしく』というお客様がいました」
「そうか、どうせなら僕も坊主頭にすれば一か月と言わず3か月くらい来なくても良いのか(笑)」
「それなんですけど、先日は『普段の2倍の長さで髪を切ってくれ』というお客様がいました。まあ頭の上の方で髪が長ければ2倍切っても良いのですが、耳周りは同じように伸びてしまってバランスが崩れるんですよね。まあお客様のご要望には応えますけど(笑)」
そうか、髪の切り溜めというか伸ばし溜めもやろうとおもえばできちゃうんですね。
妙な自粛ムードが床屋さんも襲っているようです。
この際、嫌なムードを振り払って髪を整えてさっぱりしてはいかがでしょうか。