ちょっと用事があってまちなかに出かけてきました。
訪問先での用事を足してから足を延ばして狸小路を歩いてみました。
さすがに中国人団体客の影は全くありませんし、雪まつりも終わったところで観光端境期の札幌では歩いている人の数は少なくて閑散としています。
お昼になったのでラーメンを食べようと超人気のラーメン屋さんに向かいましたが、さすがにここでは外に二人ほど入店待ちのお客さんがいたので回避。
代わりに私好みで行きつけの狸小路に面したラーメン屋さんに行きましたが見事にガラガラ。
10人が座れるカウンターと6人席が二つある店内には、普段なら十数人はラーメンを食べているところを私一人。
私が食べているときにもう一人が入店してきましたが、私が食べ終わってお店を出るまではこの二人だけでした。
出がけにお店の女性に「コロナのせいか空いてる?」と訊くと、「はい、お客さんが少なくて暇です」と浮かない顔。
私も今月中のイベントが次々に中止になりました。
忍耐の日々が続きそうです。
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本来の敵はコロナウィルスのはずなのに、いらだちのあまり非難の相手を政治や厚労省、医療関係者に向けている方も多いですが、彼らは問題解決のために最前線で情報を処理し、対策を考え、実行に移している人たちでもあることを忘れてはいけないと思います。
マスコミでも政治家でも、あまり感情的になり過ぎて足を引っ張っているような姿に見えるのは気持ちの良いものではありません。
現実には一人一人が判断して、自分でできることをやって耐え、助け合うしかないですし。
私は、学校の休校措置(これだってあくまでも政府としては要請であり命令ではないし)も含めて、今は危機管理のステージだから、やりすぎと思われることもやってよいのじゃないかと思います。
やれることを「この程度でいいんじゃないか?」とギリギリの線でやってみて、足りなければまた対応措置を追加するのは、『戦力の逐次投入』と言って、戦いの際に一番やってはいけないやり方。
危機管理対応には副作用として自粛モードが過ぎるようなマイナス面もあるでしょうし、効果とのバランスをどうとるかは難しい判断と選択です。
しかし多少の批判を浴びても、原則としてやりすぎるくらいやって急速に抑え込むという姿勢が大事だと思うので、判断をする政治も行政も胆力が求められるところです。
私などはせいぜい、忍耐と手洗いなど自分たちのできることを一生懸命やろうと思います。