今となってみれば、娘の結婚式に合わせた2月21日から28日にかけての5泊7日のニューカレドニア旅行は、奇跡の旅でした。
あと1週間遅れていたら出国や入国に制約があったかもしれませんし、1週間早かったら、中国からいったん帰国していた娘たち夫婦は中国から離れた時間が短すぎたかもしれません。
実際娘夫婦はニューカレドニア入国の際に、中国を出国してから18日目だったことで検疫で呼び止められ、しかも体調が悪くて少し発熱していたという最悪の体調でした。
それでも検疫官の女性は「いいわ」とすんなり通してくれて助かりました。
ニューカレドニアは中国からの観光客がいないということで、コロナの心配はないとわかりましたが、いまどき世界の観光地で中国人の姿を見ない場所はほとんどないでしょう。
結果的にそのために帰国する際にも中国との接触は考えずに済みました。
絶妙な時期に絶妙な場所に行けて実に良い旅になりました。
決して世間がこんな騒ぎになるとは思ってもいなかったわけでまさに奇跡と言えるでしょう。
しかしそれで調子に乗って、5月の連休にスペインへ行こうと予定を立てたのですが、こちらは極めて怪しくなってきました。
いまのところスペインから入国制限を食らっているわけではありませんが、いくつかの外国で東洋人がコロナを疑われて暴力を振るわれるという事案も発生しており、不安が募ります。
キャンセルの効かない飛行機チケットなので、今旅行をキャンセルしてしまうとほとんど返金がされません。
行けるようなら行くし、駄目ならキャンセルという、「両にらみ」の状態が続きます。
もちろん旅行以前に、コロナをもらわないように日常の生活に十分気を付けなくてはなりません。
経済状況もややヒステリックな動きになりつつありますが、自分でやれる範囲で落ち着きを取り戻しましょう。
後世にこういう時期はどう記憶されるでしょうか。