ネットサイトの"livedoor NEWS"で、全国都市緑化際に出席された秋篠宮真子様の記事が載っていました。
記事の冒頭で、真子様が『国営アルプスあづみの公園』を訪ねられて、絶滅危惧種のオオルリシジミという蝶をご覧になったという内容です。
【6月27日からの海外訪問で秋篠宮ご夫妻の会見決定「結婚問題」に言及か】 http://bit.ly/2wGi8py
お代替わりに伴い、秋篠宮ご夫妻から引き継がれた3つの公務のうち、5月中に2つお出ましになった眞子さま。
佳子さま、フィギュアスケートをご披露。またタンクトップで合宿へ
その中のひとつである『全国都市緑化祭』の式典に出席するため、5月22日から1泊2日の日程で長野県を訪問された。
『国営アルプスあづみの公園』で、絶滅危惧種のチョウ『オオルリシジミ』のご説明をした帝京科学大学専任講師・江田慧子さんは、眞子さまのご様子を次のように話す。
「眞子さまは“ほかのチョウとどう見分けるのですか”と興味を持たれていました。
ご説明しているときに、たまたまオオルリシジミが近くに飛んできたのでご紹介すると“会えてよかったです”と笑顔で話されていましたよ」
絶滅危惧種のチョウに会えてうれしそうなご様子だったというが、眞子さまがいちばん会いたいのは、海の向こうの“王子”だろう─。
(以下略)
◆
オオルリシジミのことを知ったのは、平成8年に国営アルプスあづみの公園の所長として松本に赴任した時でした。
オオルリシジミは、今や絶滅危惧IB類に該当する希少な蝶です。
長野県のアルプスあづみの公園のほかには阿蘇山の高原にあると言われますが、全国的には見ることが少なくなった貴重種です。
私が赴任した時に、その貴重な蝶があづみの公園の整備予定個所に生息していると聞きました。
オオルリシジミは幼虫がクララというマメ科の植物しか食べないため、それが亡くなったところでは絶滅するしかありません。
あづみの公園では、敷地の所有者が田んぼの畔を管理する際に、手刈りで丁寧に草を刈り、クララをちゃんと残してくれていましたが、それがオオルリシジミをこの地に残すことができた最大の理由です。
公園にはこの土地を整備する計画もありましたが、まずは希少種の保全を図ろうと考えましたが、蝶マニアの間では、雌雄セットであれば10万円ほどで取引されるという噂もあり、蝶の盗難防止のために警備員を雇うほど気を使った思い出があります。
どうやら私が去った後も、後任のスタッフたちがしっかりと蝶を守り育ててくれていたようで、感謝に堪えません。
昔の仕事が今でもきっちりと評価されるということに、感動しました。
公園を作る仕事に携われてよかったなあ、とそんな思いでうれしくなったのでした。