この週末の土日は、夕張の川べりで大人の野遊び会「GGアミーゴ」のキャンプとワンフライ大会を開きました。
今年の夕張は冬の雪が多くて、つい先日まで雪代が入って川水が濁っていたそうですが、ようやくそれもおちついたとのこと。
「エゾハルゼミも鳴き出したのが先週からで、今年はちょっと遅いですね」とは現地の友達の話。しかし夕張も一気に夏模様です。
土曜日は、夜に通り雨が降りそうとのいやな予報でしたが、三々五々集まってきた仲間たちは目の前の川で釣りをしたり、早くから一杯始めたりと自由な時間を過ごします。
私と妻は車中泊の用意を終えたところで、私は早速目の前の川で釣り下り。
「下流の倒木の下に大きなニジマスがついているそうですが、なかなか出ないようですよ」と言われ、メラメラ燃える気持ちを抑えながらポイントへ。
(なるほど、ここか)と、大きなドン淵はいかにも大きな魚が良そうです。
ちょっと間違えると木に引っかかりそうな,倒木と水面との間20センチほどの隙間へキャストする事10回ほどで…「出た!」。
狙いとは違って22センチほどのニジマスでしたが、やはりいるところにいるもので、フライトキャストが合えば魚は姿を見せてくれるものです。
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夜は焼き物メインで、それぞれが自慢の贖罪や料理を持ち寄って宴会です。
もともとこの会は、世界を股にかけたフォトジャーナリストの残間正之さんを中心に「野遊びをしましょう」ということで集まった仲間たちでした。
しかしその残間さんがこの春に亡くなってしまったことで開催が危ぶまれたのですが、それでもその志を受け継いで、「参加できる人たちだけででもやりましょう」と、アウトドアガイド「みちくさ」の佐藤みずき君の呼びかけで開催することにしたものです。
本来年齢50歳以上というのが、GGアミーゴの正会員の資格だったのですが、そんなことを言っていると会員は減るばかりで、アウトドアや釣りが好きならいいや、ということで会員が面白そうな知人を連れて来るようになりました。
今回も、アウトドアガイドとしての知り合いの方たちの息子さんが偶然に参加してくれたりして、例年とは少し様子の変わった会になって、それはそれで大いに盛り上がりました。
キャンプ場所には、現地の友人ビリーちゃん手作りのアウトドアキッチンがあって、料理が得意なメンバーは早速厨房に入って料理の下ごしらえをしたりそこでもう酒盛りが始まります。
酒を片手に焚火を囲んで、古い友達とも新しい友達ともただただ話をする。
そういう時間って大人の醍醐味としてやっぱり良いものです。
残間さんが残してくれた野遊びの思いと共に、良き仲間との付き合いを大切にしたいと思います。