北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

シティプロモーションとは、友達を増やすことなのだ

2019-05-03 23:45:47 | Weblog

 

 今回の掛川訪問では、掛川市役所のシティプロモーションが話題になりました。

 ある方は「一生懸命ホームページを作っていますよ」と言い、ある方は「でもホームページづくりで満足しているかも」と言います。

 シティプロモーションと言うと、目的は掛川の名前を売り込んで有名にすることや、結果としての観光客の増加や観光消費の増額、最後は移住や定住民の増加、ということになるのでしょう。

 その手段としてホームページや印刷物、SNSなどでの情報発信ということが考えられて、そういった刷り物やホームページの画面ができればあたかも仕事をした気になるものです。

 しばしば出来の悪い上司は「あなたのやった仕事の成果をきちんと説明して欲しい」という要求をし、部下はパンフレットやきれいにデザインされたホームページを見せてご納得をいただく。

 しかし本当は、わが町のファンを増やすための地道な努力こそが本来の活動なのだと思います。

 例えば、「今回はあなたに会いに来ました」という友達をたくさん作ること。

 そのために紹介したい、合わせたい面白い友達を地元でたくさん作ること。

 一緒になって地域を回って、一緒に新しい発見をして自分のまちを面白がること。

 そういう目には見えない関係性をたくさん作って、それを自分の財産だと思うこと。

 決して理念ではなく、それを実践するということなのです。


      ◆


 僕の掛川の記憶は、掛川を去った15年前でほぼ止まっているのですが、あのとき掛川でスローライフ運動をやったことは良い思い出です。

 そして、そのスローライフ運動を面白がって全国からやって来た人たちは、掛川の人たちとのふれあいやおもてなしに感動して「また来るね」と言って喜んでくれたものです。

 それがとても面白かった。あのときの全国の友達の中には、今でもSNSなどで繋がっている人がたくさんいます。

 シティプロモーションって本当はそういうことなのだ、ということが今の若い人たちに伝わるでしょうか。

 いや、伝えていかないといけないし、働き方改革が叫ばれてもお休みの日でもそうやって一緒に遊ぶようなことが大事なのですが、これを言うと市役所ではパワハラになるのかな。

 やっぱり外の人が言わないと伝えられないことになってしまったでしょうか。

 15年前の掛川は本当に面白かったのです。

 

 

コメント (1)
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