北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

大人気アイドルグループ嵐の新たな聖地誕生

2019-05-21 22:10:31 | Weblog

 

 今日乗ったタクシーの車内での会話。

「運転手さん、この週末は『嵐』のドームツアーで儲かったんじゃないですか?」
「嵐ですか!いやー、正直勘弁してほしいです」

「えー、そりゃまたどうして」
「私、嵐さんのツアー二日目の土曜日に出社したんですが、今お客さんを乗せたホテルの前で若い女性の二人連れをお乗せしました。そうしたら『羊ケ丘展望台へ連れて行ってください』って言うんです。『この時期に羊ヶ丘展望台に何があるんですか?』と伺うと、『昨日の嵐のツアーで、嵐の五人が羊ヶ丘展望台で撮った写真が映像で写されたんだそうです」

「はっはー、それで嵐の聖地みたいなものになったんですね」
「そうみたいなんです」

「じゃあ連れて行ってあげないといけませんねえ」
「それが、羊ケ丘通から右折してさあもう少しで展望台だ、というところで、なんとタクシーが30台くらい駐車場に入るのに渋滞しているんです。もう皆前日のツアーを見た嵐ファンですよ」

「それでどうしたんですか」
「駐車場に入るのに30分待ち。おまけにようやく駐車場に入れたと思ったら、今度はその嵐と同じ写真を撮るところもずらーっと列ができていて、写真を撮るまで2時間待ちでした」

「ひー、大変だ」
「私もそこで待っているわけにはいかないので、お客さんをそこで下ろしたんですが、そうしたら『市内へ連れて行ってください』というお客さんがいて、まちなかへ。するとそこでまた、『羊ヶ丘展望台へ連れて行ってください』というお客さん。羊ヶ丘で下ろすとまた『市内へ』というお客さんが拾ってくれる。結局全部で羊ヶ丘展望台を4回往復しました」

「それは随分と稼ぎにもつながったことでしょうねえ」
「いやあ、正直言って、あのファンの皆さんが持っている独特の雰囲気には、年寄りの私にはついていけない感じがするんです」

 決して嵐が悪いわけではありませんし、彼らがもたらす経済的効果は大きなものがあるんですけどねえ。

 先日、ジャニーズ事務所が「Hey!Say!JUMPのアリーナツアーの中止」を突如発表しましたが、その理由がファンのマナーが改善しないことだそう。

 好きもほどほどがよろしいようで。

コメント
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